「アブラナの花のつくり」の中学生向け解説ページです。
「アブラナの花のつくり」は中学1年生の生物で学習します。
- アブラナの花の分解の実験動画
- アブラナの花の4つの部分
- アブラナの花の受粉後の成長
- アブラナの花の分類
を学習したいという人は
このページを読めばバッチリだよ!
アブラナと菜の花は同じもの
と思って話を聞いてね!
うん。まずこのページの内容を動画で知りたい人は下から見てね!
10分で分かりやすく理解できるよ!
みなさんこんにちは!
自己紹介
「さわにい」といいます。元中学理科の教員。
現在は毎月30万人が利用する理科サイトの運営者です。
登録者8.5万の教育YouTuberでもあります。
現在、期間限定で無料学習相談やってます!
ではアブラナの花の学習スタート!
(目次から好きなところに飛べるよ)
アブラナの花の4つの部分
ではアブラナの花の学習を始めよう!
おー。楽しみだ!
まず始めに「花」の確認だよ。
下の絵を見て、アブラナの「花」がどの部分かわかるかな?
え、全部じゃないの?
全部じゃないんだよ。花というのはこの部分なんだ。
あ、なるほど。
今日はこの「花」の部分の学習だから、間違えないようにしてね!
了解しましたー!
では、アブラナの花を詳くわしく見ていこう!
これがアブラナの1つの花だよ。
この花を分解してみよう。
分解したものをセロテープで貼り付けると、このようになるよ!
おー。おもしろい!
ほんとだね!
- めしべ
- おしべ
- 花弁かべん(花びらのこと)
- がく
という4つに分解できたよ!
順番は花の中心から
めしべ→おしべ→花弁→がく
の順だね!
では、1つ1つを詳くわしく見ていこう!
めしべ
これがめしべだね。
めしべは1つの花に1つだけあるんだよ。
そしてめしべのそれぞれの部分には、名前がついているよ。
★柱頭
めしべの先の部分を柱頭というよ。
そして、柱頭に花粉がつくことを「受粉」というんだ。
受粉すると、めしべが成長していくんだよ。
これは後で解説するね。
★花柱
柱頭の下の、少し細くなっている部分を「花柱」というよ。
テストにはあまり出ないから、知っておくだけでいいよ。
★子房
めしべの下の膨ふくらんだ部分を「子房」というよ!
これはとても大切だから、必ず覚えておいてね!
★胚珠
子房の中を、カッターで切って見てみよう。
何か粒が入っているね。
うん。この粒を「胚珠」というんだ。
めしべの子房の中には、胚珠が入っている。
必ず覚えておこう!
めしべは「柱頭」「花柱」「子房」「胚珠」からできている
おしべ
これがおしべだね。
おしべは1つの花に何個あるの?
アブラナには6本あるよ。
ただ、おしべの数は花によって違うんだ。
ツツジは10本もあるんだよ!
さて、アブラナのおしべの先に注目しよう。
この部分を「やく」と言うんだよ。
「やく」ってなあに?
「やく」は「花粉が入っている袋」なんだ。
おしべは花粉をつくるところなんだね!
おしべは花によって数が違う。
アブラナのおしべは6本
おしべの先の袋を「やく」といい、花粉が入っている。
花弁
次は花弁だね。
「花弁」とは「花びら」のことだよ!
アブラナの花弁は4枚だね。
先生、花弁って何のためにあるの?
いい質問だね!
ねこ吉は、花が何のために咲くか知ってる?
え・・・わかんない。
花はね「種子」を作って、子どもを増やすために咲くんだよ!
(中学理科では種のことを種子というよ)
めっちゃ大切じゃん!
うん。子どもを作れなければ絶滅してしまうもんね。
で、種子を作るためには、「受粉」と言って、
めしべの柱頭に花粉を付ける必要があるんだ。
めしべの柱頭に花粉がつくと、種子ができるんだね。
それと花弁は何の関係があるの?
植物は歩けないから、下の「A」のアブラナの花粉を「B」につけるのって、難しいよね。
そこでアブラナは、花弁や蜜で虫を呼んで、虫に花粉をつけて花粉を運ぶんだ。
このように虫を使って花粉を運ぶ植物を「虫媒花」と言うよ。
なるほど。花弁は虫を呼ぶ目印なんだね!
うん。そういうこと。
蜜をつくるのも呼んで花粉を運ぶためなんだね。
花弁は虫を呼ぶ目印になる。
虫を呼ぶ理由は、花粉を虫につけて運ばせるためである。
遠くの花と受粉したがるのは、遺伝子いでんしを混ぜてより優すぐれた子供をつくりたいからだよ!
がく
最後は「がく」だよ。
アブラナのがくは4枚あるね。
「がく」は花弁や花全体を支えるはたらき
があるんだ!
地味じみだけど大切なんだね!
これでアブラナの花の4つの部分の話を終わるね。
それぞれの部分の名前と役割をしっかりと覚えようね!
アブラナの花の受粉後の成長
次に、アブラナの花が受粉した後、どのように成長するか学習していこう!
受粉すると種子(種)ができるんでしょ?
うん。その通り。そこを詳しくまとめていくね!
ねこ吉。アブラナのこの部分が何かわかる?
え、葉じゃないの?
葉では無いよ。
葉はここだからね。
じゃあなんだろう・・・
この部分は「果実」というんだ。
果実?果実って、かきや、みかんのやつじゃないの?
うん。これらも果実だね。だけどアブラナの果実はコレなんだよ。
植物の果実が全て美味しいとは限らないんだ。
アブラナのように食べても美味しくない果実もあるんだよ。
ふーん。
この果実はどうやってできたの?
この果実は、もともと花のめしべの
「子房」の部分だったんだよ。
これが、柱頭に花粉がついて「受粉」すると、成長して果実になるんだよ。
「子房」の中にあった胚珠はどうなったの?
胚珠は「種子」になるんだよ。
つまり受粉すると
- 子房は果実になる。
- 胚珠は種子になる。
んだよ!これは必ず覚えようね!
かきやみかんの果実の中にも、種子が入っているね。
先生。果実はもともと「めしべの子房」なんだよね?
そうだよ。
じゃあ人間が食べる果実って、もともとは「めしべ」なの?
その通り。僕らはめしべが成長したものを食べていたんだね。
なんか複雑・・・
では、まとめるよ。
めしべの柱頭に花粉がつくことを「受粉」という。
受粉すると
・めしべの子房は果実になる
・めしべの胚珠は種子になる
必ず覚えておこう!
アブラナの分類
中学1年生は、植物の最後に学習するところだから、
まだ授業で習っていない人は、無理に覚えないでいいよ!
もちろん授業で習った人や、2.3年生はしっかりと確認してね!
①まずアブラナは「種子植物」に分類されるよ!
「種子植物」とは種子で仲間を増やす植物のことだね。
アブラナは種子をつくるもんね。
②次にアブラナは「被子植物」に分類されるんだ。
「被子植物」とは胚珠が子房につつまれている植物のことだね。
アブラナの胚珠は子房につつまれていたね。
③次にアブラナは「双子葉類」に分類されるよ。
「双子葉類」は子葉が2枚の植物のことだね。
アブラナは子葉が2枚なんだね。
④最後アブラナは「離弁花類」に分類されるよ。
「離弁花類」は花弁が1枚1枚離れている植物のことだね。
アブラナはの花弁は離れていたね。
この分類表も、しっかりと覚えておこうね!
これでアブラナの花のつくりの解説を終わるよ。
またいつでも見に来てね!
ではみんな、またねー。
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またねー
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