記録タイマーの使い方の中学生向け解説ページです。
「記録タイマーの使い方」
は中学3年生の物理で学習します。

- 記録タイマーの復習をしたい
- 5打点でテープを切る理由を知りたい
- 例題を解きたい
という人は
このページを読めばバッチリだよ!
記録タイマーはこちらの動画でも解説しています!
みなさんこんにちは!
では記録タイマーの使い方の学習スタート!
記録タイマーとは何か
では、記録タイマーとはどんな道具か。
という解説から始めるね。
記録タイマーは下の青い道具だね。


ねこ吉これ、何に使うの?
この記録タイマーは、
1秒間に50回点が打てる道具。なんだ。
(関西は1秒間に60回)



点を打つだけ?
それが何の役に立つの?
動く速さを調べるのに、とても役立つんだよ!



点を打つ記録タイマーが、速さを調べるのに役立つ?
そうなんだ。
記録タイマーは、テープとセットで使うよ。


記録タイマーの中をテープを通す時、
速いスピードなら点の間隔が広くなり


遅いスピードなら点の間隔が狭くなるよね





少し難しい・・・
そうだね。動画でも確認してみよう



なるほど!はやく動くとテープの間隔が広くなるね。
そう!つまり、テープの間隔を見れば、動いたスピードを知ることができる。
つまり、記録タイマーは速さを知るのに役立つと言えるんだね!
記録タイマーは速さを知るのに役立つ
点の間隔が広いと動きは速い![]()
![]()
点の間隔が狭いと動きは遅い![]()
![]()
打点の間隔とスピードの変化
さて、次はスピードが変化したときのテープの様子を見てみよう。
下の図のように、台車の速さがだんだん速くなると、
テープはどのようになるかな?





点の間隔が、だんだん広くなるはずだね
その通り、
速い → 点の間隔が広い
だから
だんだん速くなる→だんだん点の間隔が広くなる
となるはずだね。


反対に、台車の速さがだんだん遅くなると、
テープはどのようになるかな?





点の間隔がだんだん狭くなるね。
その通り、テープは下のようになるね。


つまり、
点の間隔の変化を見れば、速さの変化もわかるんだね!



記録タイマーってすごい!
点の間隔の変化を見れば、スピードの変化もわかる。
①だんだん速くなる→点の間隔が広くなる

②だんだん遅くなる→点の間隔が狭くなる

③スピードが変化しない→点の間隔が一定

記録タイマーと打点の数
記録タイマーとテープを使えば、スピードの変化もわかるんだね。



記録タイマーはすごいんだね!
いや、記録タイマーがすごいのはここからだよ!
記録タイマーを使うと、どのくらいの速さで動いているか、計算して求めることができるんだ!



そんなことできるの?
できるんだよ。
この計算が最も大切なところなんだ!
詳しく説明していくね!
まず始めに、まる覚えでもいいから暗記してほしいことがあるんだ。
それは、
「5打点ごとにテープを切ると、0.1秒間に進んだ距離になる」
というものなんだ。


これは丸覚えでも必ず覚えてね!



何で5打点で切ると、0.1秒で進んだ長さになるのか説明してください!
OK。
ねこ吉。記録タイマーは1秒間に何回点を打つ機械だったか覚えているかな。



1秒間に50回でしょ!?
うん。その通り。(関西の場合は60回)
じゃあ、1回点を打つのにかかる時間は何秒かわかる?



ええと・・・わかりません。
そうだよね。答えは
「50分の1秒(0.02秒)」なんだよ。



そうなんだ。(ちょっと難しい・・・。)
こう考えてみて、1秒間に2回点が打てる機械があったら、1回点を打つのにかかる時間は何秒?



2分の1秒(0.5秒)だ!
その通り!
それと同じで、1秒間に50回点が打てる機械があったら、1回点を打つのにかかる時間は50分の1秒なんだ。
(関西の場合は1秒間に60回点が打てるから、1回点を打つのにかかる時間は60分の1秒だね。)



なるほどね。記録タイマーが1回点を打つのにかかる時間は50分の1秒。わかったよ。
だけど、それが何なの?
じゃあ、5回点を打つのにかかる時間は何秒?



それは簡単。1回点を打つのに50分の1秒だから、5回転を打つのにはその5倍。50分の5秒だね。
その通り。5回点を打つのにかかる時間は50分の5秒。
約分すると10分の1秒(0.1秒)だね。


つまり、5回点を打つのにかかる時間は0.1秒なんだね。
(関西では6回点を打つのにかかる時間が0.1秒)
ここで始めの説明の戻ろう。
「5打点ごとにテープを切ると、0.1秒間に進んだ距離になる」
ということになるでしょ?
(関西では6打点ごとに切る)





なるほど!5回点を打つのにかかる時間が0.1秒だからだね。
うん。そういうことだね!
5打点ごとにテープを切ると、0.1秒間に進んだ距離になる
(関西では6打点ごとに切る)

記録タイマーと速さの計算
では、テープをもとに速さを計算してみよう。



難しそう・・・
慣れればとても簡単だから心配しないで!
問題1




このように、台車にテープをつけて動かしたところ、
A~Bの5打点の距離が5cmだったとするよ。
このとき、A~Bを動いたときの台車の速さがわかるかな?



わかりません!
OK。まず、速さは


という公式で求められるね。
(下の公式でもいいよ!)


速さを知りたい時は「速さ」を隠して、「距離」÷「時間」とすればいいね。


では、もう一度図を見てみよう。


進んだ距離は5cmだね。


あとは時間がわかれば速さが出せるよ!
時間は書いてないけど、わかるかな?



わかった!5打点だから0.1秒!
そう!「5打点=0.1秒」がここで役立つんだ!


つまり時間は0.1


5÷0.1で速さは50だね。
答え50cm/秒
もう一つ例題を出すね!
問題2


このA~B間を進んだときの台車の速さはいくらかな?
距離が10cm。時間は?



5打点だから0.1秒!
その通り!
よって
10÷0.1で速さは100だね。
答え100cm/秒
問題3(グラフ)


最後の問題はグラフ形式だよ。
A、Bのグラフのうち、急な斜面を走った台車のテープをはったものはどちらかな?
また、アのテープのときの台車の平均の速さはいくらかな?



点の間隔が広くなっているBの方が台車のスピードが上がっているね。
だからBの方が急な斜面だね!



そして、「ア」は5打点(0.1秒)で3cmだから、
3÷0.1で、速さは30だね
すごいよ、ねこ吉!その通り!
答え
急な斜面は B
アのテープのときの平均の速さは 30cm/秒
だね。
ではこのページをまとめるよ。
記録タイマーは速さを知るのに役立つ
点の間隔が広いと動きは速い![]()
![]()
点の間隔が狭いと動きは遅い![]()
![]()
点の間隔の変化を見れば、スピードの変化もわかる。
①だんだん速くなる→点の間隔が広くなる

②だんだん遅くなる→点の間隔が狭くなる

③スピードが変化しない→点の間隔が一定

5打点ごとにテープを切ると、0.1秒間に進んだ距離になる
(関西では6打点ごとに切る)

これで記録タイマーの解説を終わるよ!
またいつでも、このサイトに遊びに来てね!



またねー












コメント
コメント一覧 (2件)
異常な位分かりやすいです。
学校の授業教科書じゃなくてこのサイトになったらいいのに
ありがとうございます!
勉強応援しています!