このページでは、中学3年生で学習する「平均の速さ」「瞬間の速さ」について解説をしていきます。
速さの違い、ややこしい…。
あまり難しく考えなくて大丈夫だよ。
この記事で詳しく解説していくね!
自己紹介
「さわにい」といいます。元中学理科の教員。
現在は毎月30万人が利用する理科サイトの運営者です。
登録者8.5万の教育YouTuberでもあります。
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平均の速さとは
「平均の速さ」とは、移動した距離を、移動にかかった時間で割ったものだよ。
距離を時間で割る?
その通り。例を出すから確認してみよう。
例えば、1時間かけて30km離れた学校に車で行くとしよう。
学校遠いな…。
このとき、移動した速さを計算すると、距離÷時間。つまり30÷1で、速さは30km/hとなるね。
(「km/h」とは1時間に何km移動した速さか。ということだよ。)
これが平均の速さなんだよ。
これが平均の速さか…。小学校の算数で学習したのと同じだね。
そうだね。小学校の算数での計算していたのは、主に平均の速さなんだね。
では、なぜこれを「平均の速さ」というのだろう?
それを考えるために、次は「瞬間の速さ」について説明するよ。
瞬間の速さとは
「瞬間の速さ」とは、ある一瞬での速さを表すものだよ。
ある一瞬での速さ?
その通り。わかりやすいものだと、車のスピードメーターなどがあるよ。
これはその車が、今その瞬間にどのくらいの速さが出ているかを表しているね。
確かにそうだね。スピードメーターが表す瞬間の速さは、目まぐるしく変化するね。
そうだね。瞬間の速さは目まぐるしく変化するんだ。
先ほどの、家から車で学校に行くまでの例で考えてみよう。
家から車で学校に行く場合、実際には赤信号で止まる時もあれば、青信号ばかりでスイスイ進めるときもあるよね?
このとき、赤信号で止まっている瞬間の速さは「0km/h」だよね?
止まっているからそうなるね。
また、青信号でスイスイ進んでいる時、スピードメーターが50km/sだったら、この時の瞬間の速さは50km/hだよね。
このように、その瞬間瞬間、ある一瞬の時の速さのことを「瞬間の速さ」というんだよ。
なるほど。だから瞬間の速さは目まぐるしく変わるんだね。
そういうことだね。
ここでもう一度
平均の速さを考えてみよう。
車で30km離れた学校に行くのに、1時間かかったとするね。
この場合、途中で赤信号で止まったり、青信号ばかりで50km/h速さで進んだとしても、30km離れた学校に1時間でついたとしたら、平均の速さは30km/hとなるよね。
平均するとそうなるね。これが平均の速さなんだね!
まとめ
これで平均の速さと瞬間の速さの解説を終わるよ。
少し難しいところだから、わからないことがあればコメントで質問してね!
またねー!