電力の計算式と計算方法を中学生向けに詳しく解説していきます!
急いでいる人のために電力の求め方の公式を書いておくね!
電力【W】= 電流【A】×電圧【V】
だね。
このページを読めば
- 電力とは何か
- 電力の単位
- 電力の計算方法
- 電力の計算問題練習
が詳しく学べるよ!
 ねこ吉
ねこ吉電力ってよく聞くけど・・・
しっかりと確認しておこうね!
このページを読めば3分でバッチリだよ!
また、このページは中二理科の電気の単元の6ページ目なんだ。
全てのページを読むと電気の学習が完璧になるよ。
ぜひチャレンジしてみてね!
自己紹介
「さわにい」といいます。元中学理科の教員。
現在は毎月30万人が利用する理科サイトの運営者です。
登録者9万の教育YouTuberでもあります。
さわにいと理科の成績を上げる塾「さわにい理科塾」やってます!
それでは電力の学習スタート!
電力とは何か
電力とは
電力とは何か?いきなり聞かれても正確に答えられる人はほとんどいないよね。



よく聞く言葉だけど、説明できない!
ほとんどの人がそうだよね。
まず、「暖房」「冷房」「電球」「掃除機」これらを使うのに必要なものを「電気エネルギー」というんだよ。
そして、1秒間に使う電気エネルギーが「電力」なんだ!



あんまりぴんと来ないぞー。
だよね。笑。ここは何となくでOKだよ。
「電化製品が1秒間に使う電気エネルギー」が「電力」
と何となくでいいのでイメージしておこう!
電力の単位
次は「電力の単位」だよ。これは大切だから必ず覚えてね!
電力の単位は「W(ワット)」だよ!



「単位」って何だっけ?
単位はとっても簡単☆「数字の後につけるもの」のことだよ。
例えば、日本のお金の単位は何かわかる?



「円」かな?
そうそう。日本では、「100円」「1万円」のように、数字の後に「円」をつけるね。この数字の後についているのが単位なんだ。
この単位って、とっても便利なんだよ!



そう?便利と感じたことないけど…。
会話をしている時に、○○円と言えば、「お金の話をしているな。」とすぐわかるよね。
反対に、友達に「お小遣い、いくらもらってる?」と聞いたときに「500g」と友達が答えたら「え?」となるよね。



お前の小遣い牛肉か!となるね。
うんうん。だから単位があるととても話が分かりやすくなるんだ。
みんなが知っている単位を少し書くから、確認してみよう!
- お金の単位は? → 円(日本では)
- 長さの単位は? → mm cm m km など
- 時間の単位は? → 秒 分 時間 日 年 など。
- 温度の単位は? → ℃ など
- 質量の単位は? → mg g kg など
- 面積の単位は? → cm2 m2 など
こんな感じだね!



なるほど!単位の大切さがよくわかったよ。
単位の大切さがわかったところで、電力の単位をもう一度確認するよ。
電力の単位は「W」と書いて「ワット」と読むよ!
必ず覚えておいてね!
そして、この後必要になる、「電流」と「電圧」の単位も確認しておこう。
- 電流の単位は「A」
- 電圧の単位は「V」
だったね!
電力の公式と計算法
電力と単位がわかったところで、電力の計算方法の解説だよ。
まず、電力を求める公式を覚えないといけないね。
電力を求める公式は
電力【W】= 電流【A】×電圧【V】
だよ。



始めに書いてあったから覚えちゃったぞ!
それはすばらしい!
これを覚えればOKだけど。
下の便利な公式も覚えておくといいよ!
(どちらか一つでいいよ。)




- 電力は「P」
- 電流は「I」
- 電圧は「V」
だよね!



覚えられるかな…。
先生は「頭がパーなテントウムシ」と覚えているよ!


この公式は便利だから覚えておこうね!



なるほど。覚えやすくなったね。
では問題を解きながら公式の使い方を学習していこう!
電力の計算の練習問題
次の例題を解いてみよう。
例題1
下の図の電球の電力Pを求めよ。


便利な公式


を使って解いてみよう。
この公式は知りたいところを隠すんだよね!
電力を知りたいから電力を隠すと


のようになり、
電流×電圧で電力が求められるとわかるね!
(これは電力【W】= 電流【A】×電圧【V】と同じだね!)
では計算しよう。


2×10=20
答えは20Wだね!



なんだ!難しくないぞ!
そう!電力は解き方をしっかりと覚えておけば難しくないんだよ!
次の問題だよ。
例題2
下の図の抵抗の電力Pを求めよ。


この問題を解くときの注意を2つ書くよ!
- ①電力の問題を解く時は「mA」は「A」になおす!(1A=1000mAだよね)
- ②回路の問題では電球と抵抗は同じものと考えてよい。
の2つだよ。それでは解いていこう!
便利な公式


を使うよ!
電力を知りたいから電力を隠すと


のようになり、
電流×電圧で電力が求められるとわかるね!
また、「300mA=0.3A」だね。
(1000mA=1A)
(100mA=0.1A)
では計算しよう。


0.3×50=15
答えは15Wだね!
例題3
下の図の抵抗の電圧Vを求めよ。


便利な公式


を使うよ!
電圧を知りたいから電圧を隠すと


のようになり、
電力÷電流で電圧が求められるとわかるね!
(電流÷電力としないように注意だよ。)
では計算しよう。


30÷3=10
答えは10Vだね!
最後の問題だよ。
例題4
下の図の抵抗の電力Pを求めよ。





え?電圧がわからないから電力を求められないよ!
あせらないで。
オームの法則を使えば電圧がわかるでしょ!
(オームの法則の学習はここから)
オームの法則を使うと


となり、電圧は
1×20=20
20Vだね。


電圧がわかれば、あとは同じだね!
便利な公式


を使うよ!
電力を知りたいから電力を隠すと


のようになり、
電流×電圧で電力が求められるね!
では計算しよう。


1×20=20
答えは20Wだね!
これで電力の求め方の解説を終わるよ。
ポイントをもう一度まとめるね!
①電化製品が1秒間に使う電気エネルギーが「電力」
②電力の単位は「W」と書いて「ワット」と読むよ!
③電力を求める公式は
電力【W】= 電流【A】×電圧【V】
④便利な公式も覚えておくとよい
電力の求め方 電力の求め方②
こんなところだね!



みんなお疲れ様☆
次回は「熱量(発熱量)の計算」を説明していくよ。
続けて学習するには下のリンクを使ってね!



またねー












コメント
コメント一覧 (2件)
とてもわかりやすかったです
お役に立ててよかったです!