このページでは、3年生で学習する「太陽の1日の動き」について中学生向けに解説をしていきます。
- 透明半球の使い方
- 太陽の1日の動き
- 太陽の日周運動
について知りたい人は、このページを読めばバッチリです!
先生、よろしくお願いします!
うん。よろしくね!
自己紹介
「さわにい」といいます。元中学理科の教員。
現在は毎月30万人が利用する理科サイトの運営者です。
登録者8.5万の教育YouTuberでもあります。
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それでは解説スタート!
太陽の日周運動
透明半球による観察
まずは、太陽の1日の動きの観察方法から解説するね。
太陽の1日の動きを観察するには、次のような道具を使うよ。
- 透明半球
- 方位磁針
- 油性ペン
- 白い紙
「透明半球」とは、透明な半球のことだよ。(そのままだね…)
この透明半球に、太陽の1日の動きを記録することができるんだ。
どのように記録するの?
方角を書いた白い紙の上に透明半球を置くんだ。
そして油性ペンで、太陽の動きを透明半球に記録していくんだよ。
記録するときのポイント
油性ペンの先端の影が、円の中心と一致する位置に印をつけていくんだよ。
これはテストにもよく出るポイントだから、かならず覚えよう。
記録する時間は「1時間ごと」や「2時間ごと」のように、一定の時間で観察するといいよ。
最後に、記録した点を線で繋いでみよう。すると以下のようになるよ。
透明半球にはこのようにして記録をするんだよ。
そして、記録してできた線が、太陽の1日の通り道となるんだね。
太陽の1日の動き
続いては太陽の1日の動きを詳しく見ていこう。
太陽は朝、東側からのぼり、西側へと沈んでいくよ。
太陽は正午ころに南の空で最も高くなるよ。これを「南中」というんだ。
また、南中したときの高度を「南中高度」というよ。
そして
透明半球の記録を見ると、印の間隔は同じになるんだ。
このことから、「太陽は一定の速さで動いている」ことが言えるね。
また、円の中心(観測者の位置)から真上の地点を「天頂」といい、北(天の北極)・南(天の南極)天頂を結ぶ線を「天の子午線」というんだ。
あまりテストには出ないけれど、確認しておこう。
太陽は1日1回転しているんだね。
うん。このような太陽の1日の動きを「日周運動」というんだよ。
続いては、太陽の日周運動について考えていこう。
太陽の日周運動とは
ねこ吉。太陽はなぜ日周運動をするかわかるかい?
わからない…。何で太陽は動くんだろう?
大切なことを教えるね。実は、太陽は動いていないんだよ。
ポイント
太陽は動いていない!
何で?透明半球で太陽の動きを確認したのに!
確かに「太陽は動いて見える」ね。でも本当は、動いているのは地球(とその上に乗っている人間)で、太陽は動いていないんだ。
地球が動くことで、太陽が動いて見えるんだよ。
- 地球の自転
- 地球は地軸(北極と南極を結ぶ軸)を軸として、西から東に約1日で1回転する。これを「地球の自転」と呼ぶよ。
地球が自転することにより、太陽が1日に1周して見えるんだね。これを「太陽の日周運動」というんだよ。
地球が動くことで太陽が動いて見える。承知しました!
- 太陽の日周運動とは
- 地球の自転により、太陽が1日に1周動いて見える運動のこと
これで、太陽の1日の動き(日周運動)の解説を終わるよ。
「星の日周運動」や「季節ごとの太陽の動きの変化」など、中学3年生の学習内容がたくさんあるから、他のページも見てみてね!
またねー!
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