このページでは、3年生で学習する「星の公転と満ち欠け」について中学生向けに解説をしていきます。
- 月の満ち欠けとは
- 月が満ち欠けする理由
- 地球からの月の見え方
について知りたい人は、このページを見ればバッチリです!
先生よろしくお願いします!
うん。よろしくね!
自己紹介
「さわにい」といいます。元中学理科の教員。
現在は毎月30万人が利用する理科サイトの運営者です。
登録者8.5万の教育YouTuberでもあります。
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月はどこにあるのか
まずは「月はどこにあるのか」について確認をしておこう。
月は地球のまわりを公転している天体だよ。
ポイント
月は地球のまわりを公転している
公転とは「天体(星のこと)のまわりを回ること」だよ。
つまり月は、地球のまわりを回っている天体なんだね!
知らなかった…。
ちなみに地球は、太陽のまわりを回っているよね。
つまり
- 地球は太陽のまわりを回っている
- その地球のまわりを、月が回っている
ということになるんだね。
まずはこの点をしっかりと確認しておこう。
月は地球の衛星である
次のポイントを確認しよう。月とは地球の衛星なんだよ。
衛星?
うん。先ほどの確認で、地球は太陽のまわりを回っていることを確認したよね。
太陽のまわりを回る大きな天体のことを「惑星」というんだ。
- 惑星とは
- 太陽のまわりを回る大きな天体のこと。(惑星と呼ばれる天体は8つある)
(惑星について詳しく学習したい人はこちら)
つまり地球は惑星なんだね。
その通り。そして、惑星のまわりを回る天体のことを「衛星」というんだよ。
つまり惑星である地球のまわりを回る「月」は衛星なんだね。
ポイント
月は惑星である地球のまわりを公転している。
つまり月は地球の衛星である。
近年では、人間が人口的に作ったロケットを飛ばして、地球のまわりを回転させたりするよね。
これらは人間が作った衛星だから「人工衛星」というんだね。
月は地球の衛星。了解です!
月の満ち欠けとは
では月の満ち欠けについて解説をしていくよ。
月の満ち欠けとは、下の図のように地球から見た月の形が変化していることだね。
およそ29.5日で一回りするよ。これが月の満ち欠けだね。
なぜ月は満ち欠けをして見えるの?
不思議だね。詳しく解説していくね。
月が満ち欠けして見える理由
なぜ月が満ち欠けをして見えるのか。その答えは、月の公転によって、太陽に照らされて見える位置が変化するから。なんだよ。
照らされて見える位置が変化する?
うん。詳しく見ていこう。
まずは月がAの位置にある時を考えよう。月がAの位置にある時、地球から見えるのは、下の図の赤枠の部分だよね。
確かにそうだね。
このAの部分は、太陽に照らされている部分が全く見えないね。
地球から見ると
つまりAの位置にあるときは、肉眼で月は観測できないんだね。
ちなみにこの時の月を「新月」というよ。
ポイント
照らされている部分が見えないときは、月は観測できない。
続いてBの位置に月があるときを考えてみよう。
このとき地球からBの月を見ると、右側が少しだけ明るく見えるね。つまりBの位置にある時、地球から見た月は下の図のようになるよ。
地球から見ると
確かに右側だけが少し明るく見えるね。
うん。新月からおよそ3日ほどたつと、このような月を観察できるよ。
だからこのような形の月を「三日月」と言うんだね。
続いてCの位置にある月を考えてみよう。
月がCの位置にあるときは、地球から見ると右側半分が明るく見え、左側半分が暗く見えるね。
注意
「地球から」見ると右側が明るいことに注意。「左が明るい」と間違えないでね。
つまり月がCの位置にあるとき、地球から見ると下の図のようになるんだね。
地球から見ると
このように、右側半分が明るい月を「上弦の月」というよ。
できれば名前も覚えておこう。
鬼滅を読んだから知ってるよ!
続いてDの位置にある月を見てみよう。
地球から見ると、赤枠の部分が見えるね。これは、右側のほとんどが明るく、左側が少し暗く見える状態だね。
地球から見た月は、下の図のようになるよ。
地球から見ると
月がだんだんと満月に近づいていってるね。
では続いて、Eの月を考えてみよう。
Eの位置に月があるとき、地球から見える部分は下の図の部分だね。
今回は太陽に照らされて明るい部分全てを見ることができるね。
つまりEの位置に月があるとき、地球から見た月の様子は次のようになるよ。
地球から見ると
この月は「満月」だね。太陽から照らされ、明るい部分全てが見える状態が満月なんだよ。
きれいだなー。
では続いて、満月を過ぎると月はどのように満ち欠けをするのか考えていこう。
Fの位置に月があるとき、地球から見える部分は下の図の赤枠のようになるね。
これは左側の大部分が明るく、右側が少しだけ暗く見えるね。
つまりこの位置にある月を地球から見ると、次の図のようになるよ。
地球から見ると
右側が少しずつ暗くなってきているね。満月を過ぎると、右側から暗くなってくるんだね。
続いてGの位置にある月を考えてみよう。この位置に月がある時、地球から見えるのは下の図の赤枠の部分だね。
地球から見ると、左半分が明るく見え、右半分が暗く見えるね。
つまり地球から見ると、下の図のようになるんだね。
地球から見ると
このように左半分が明るい月を「下弦の月」というよ。
加減の月は、だんだん月が暗くなっていく時に見える月なんだね。
最後に月がHの位置にあるときの地球からの見え方を考えてみよう。
Hの位置に月があるときは、地球から見ると赤枠の部分が見えるね。
左側のみが少し明るくて、右側の大部分が暗く見えているよね。
図でみると下のようになるよ。
地球からの見え方
もう少しで、全てが暗くなる新月になるね。
また三日月のようになるんだね。
うん。ただ「三日月」とは普通右側が少し明るいときに使う言葉だから注意してね。
左側が少し明るときは「逆三日月」「二十六夜月」というよ。
そして月は、またAの位置に戻り新月となるんだね。
このように1周するのに、約29.5日かかるよ。
まとめ
これで月の満ち欠けの解説を終わるよ。
- 月の満ち欠けとは
- 月が満ち欠けする理由
- 地球からの月の見え方
はバッチリかな?しっかりと確認しておこう。
「日食と月食」について学習したい場合は、次のページを見てみてね。
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またねー!
コメント
コメント一覧 (2件)
本文に「衛生」という単語がたくさん出てきますが、「衛星」のことですか?
衛星です!
申し訳ございません!
修正いたします!