注意
銅の酸化は、燃焼ではありません。
マグネシウムの燃焼(酸化)ように、多量の熱や光を発しないためです。
銅の酸化の中学生向け解説ページです。
「銅の酸化」
は中学2年生の化学で学習します。
(最新の指導要領では「化合」という言葉を用いずに「物質が結びつく変化」という言葉を使います。)
- 銅・酸化銅の色
- 銅の酸化(燃焼)の実験動画
- 銅の酸化の化学反応式
を学習したい人は
このページを読めばバッチリだよ!
自己紹介
「さわにい」といいます。元中学理科の教員。
現在は毎月30万人が利用する理科サイトの運営者です。
登録者8.5万の教育YouTuberでもあります。
現在、期間限定で無料学習相談やってます!
では、銅の酸化の学習スタート!
銅と酸化銅の色
銅は赤褐色の金属だよ!
銅を燃焼させてできる
酸化銅は黒色だよ!
酸化銅は金属ではないの?
うん。燃えた後は金属では無くなってしまうよ。
だから、金属光沢もないし、電気も流さないね。
銅の酸化の実験動画
次は銅の酸化
の実験動画だよ。
やったー。どうやって
赤褐色が黒色になるか気になるぞ!
ほんとだね。
さっそくみてみよう!(1分)
おー。面白い!
うん。実際の実験では、かき混ぜながら何度も加熱するよ!
これは、銅を完全に酸素と酸化させるためだね。
銅の酸化の化学反応式
最後に銅の酸化の化学反応式を確認しよう!
銅・酸化銅の化学式
まずは化学式の確認だよ。
銅の化学式は
Cu だね。
モデル(絵)で書くと
だね。
次に、
酸化銅の化学式は
CuO だね。
モデル(絵)で書くと
だね。
まずはこの化学式をしっかりと覚えてね!
化学式を正確に覚えないと、化学反応式は書けないんだよね!
そうそう。特に、
「酸化銅」は銅と酸素が1つずつ
というところをしっかりと覚えようね!
銅の酸化の化学反応式
では、銅の燃焼の化学反応式を確認しよう。
銅の酸化の化学反応式は下のとおりだよ!
2Cu + O2 → 2CuO
先生、式の書き方はどうだっけ?
では、1から解説するね。
まず、日本語で化学反応式を書いてみよう!
① 銅 + 酸素 → 酸化銅
(慣れたら省略していいよ。)
次に、①の日本語を化学式にそれぞれ変えるよ。
② Cu + O2 → CuO
だね。
これで完成にしたいけれど、
Cu + O2 → CuO
のままでは、矢印の左と右で原子の数が合っていないね。
この場合は両側で原子の数を合わせないといけないんだよ。
それでは係数をつけて、
原子の個数を矢印の左右でそろえていくよ。
係数は化学式の前、
のピンクの四角の中にしか書いてはいけないね。
赤の小さい数字を書いたり変えたりしないでね。
それでは係数を書いて、左右の原子の個数をそろえよう。
今、矢印の右側の酸素原子が1個たりないね。
足りない所を増やしていけば、いつか必ず数がそろうよ。
では、右側の酸化銅の前に係数をつけて、増やしてみよう。
これで左右の酸素原子の数がそろったね!
だけど、銅原子の数が合わなくなってしまったよ!
うん。では、今度は矢印の左側に銅を増やそう。
足りない所を増やしていけば、いつか必ず数がそろうからね。
これで、矢印の左右で原子の数がそろったね。
つまり、化学反応式の完成なんだね。
銅の酸化の化学反応式
2Cu + O2 → 2CuO
だね!
化学反応式が苦手な人は、下のボタンから学習してみてね!
銅と酸素の質量比
最後に銅と酸素が化合する質量比について簡単に説明するよ。
銅と酸素の質量比は
銅:酸素=4:1
なんだ。
つまり、4gの銅があると、1gの酸素がくっついて、5gの酸化銅ができるんだね!
同じように、
8gの銅があると、2gの酸素がくっついて、10gの酸化銅ができる。
10gの銅があると、2.5gの酸素がくっついて、12.5gの酸化銅ができる。
という感じだね。
これで銅が燃焼し、酸化銅ができる実験の解説を終わるね!
みんな、また来てねー!
他の中学2年実験解説は下のリンクを使ってね!
実験動画つきでしっかり学習できるよ!
またねー
コメント
コメント一覧 (3件)
っk
確かに
そうですね。