酸化銀(Ag2O)の中学生向け解説ページです。
「酸化銀」は中学2年生の化学で学習します。
・酸化銀の色
①酸化銀の化学式
・酸化銀のモデル
②酸化銀の熱分解
・酸化銀の熱分解の実験
・酸化銀の熱分解の化学反応式
を学習したい人は
このページを読めばバッチリだよ!
急いでいる人のために、酸化銀の化学式と色、酸化銀の熱分解の化学反応式をのせておくね!
酸化銀の化学式
Ag2O
酸化銀の色
黒色
酸化銀の熱分解の化学反応式
2Ag2O → 4Ag + O2
だよ!
自己紹介
「さわにい」といいます。元中学理科の教員。
現在は毎月30万人が利用する理科サイトの運営者です。
登録者8.5万の教育YouTuberでもあります。
現在、期間限定で無料学習相談やってます!
このサイトは理科の学習の参考に使ってね☆
それでは酸化銀の学習スタート!
酸化銀の化学式とモデル
酸化銀の化学式
酸化銀の化学式は
Ag2O(エージーツーオー)
だね。
本当は酸化銀には、いくつか種類があるんだけど、
中学生は「Ag2O」を覚えておけば大丈夫だよ!
(様々な種類の酸化銀を知りたければWikipedia)
酸化銀(Ag2O)はつまり、
- 銀(Ag)の原子が2つ
- 酸素(O)の原子が1つ
がくっついてできた化合物なんだね!
酸化銀のモデル
では、酸化銀(Ag2O)をモデルで表してみよう。
モデルって何だっけ?
目に見えないくらい小さい原子を、分かりやすく書いた絵を「モデル」というんだよ。
酸化銀のモデルは下のようになるよ!
「Ag」が銀。「O」が酸素の原子だね!
なるほど。銀原子が2つ。酸素原子が1つでAg2Oだね!
そういうこと!
(本当の形はもう少し違うけど、中学生は
1つだけ注意点だよ。
酸化銀は「分子」ではないから注意してね!
そっか。塊になっている物質は「分子」とは言わないんだよね!
そうそう!
酸化銀は本当は、
銀銀酸素、銀銀酸素、銀銀酸素…
銀銀酸素、銀銀酸素、銀銀酸素…
銀銀酸素、銀銀酸素、銀銀酸素…
と何億、何兆個もくっついて、かたまりになっているんだ。
イメージ図↓
「銀銀酸素」がたくさんあって、数えられない!!そんな場合は、下の赤丸の部分だけを読み取ればいいんだよね!
そう。この赤丸の部分だけを代表して
「Ag2O」と呼んでいるんだ。
だけどさっき言ったとおり、
「酸化銀はかたまりなので分子ではない」
から、そこだけは注意してね!
おーけー!
もし、「原子」や「分子」などが苦手な人は、下のボタンを押してね。バッチリわかるようになるよ☆
酸化銀の熱分解
次は酸化銀の熱分解についてだよ!
中学生で酸化銀は、この実験だけしか出ないから、しっかりと覚えておこうね!
酸化銀の熱分解の実験
まずは実験についてだよ。
酸化銀は、黒色の固体だよ!
これをガスバーナーで加熱すると、酸化銀が銀と酸素に分解されるんだ!
動画で見てみよう。
ほんとだ!酸化銀が白くなった!
酸化銀 → 銀 + 酸素
と分解されたんだね!
途中で線香を入れたら、激しく燃える様子が観察できたね。
これは酸素が発生した証拠だね!
固体は白色の銀に分解されたよ。
これが銀?ピカピカしてないよ…。
ほんとだね!少し金属さじや、乳棒でみがいてみよう!
下のようになったよ!
あ!光っている部分がある!
うん。金属光沢があるね。これで銀であることが確かめられたね!
もちろん銀は金属なので
電気や熱を通しやすいよ。
熱分解の化学反応式
酸化銀の熱分解の化学反応式をのせておくね。
酸化銀の熱分解の化学反応式は下のとおりだよ!
2Ag2O → 4Ag + O2
先生、式の書き方はどうだっけ?
では、1から解説するね。
まず、日本語で化学反応式を書いてみよう!
① 酸化銀 → 銀 + 酸素
(慣れたら省略していいよ。)
次に、①の日本語を化学式にそれぞれ変えるよ。
② Ag2O → Ag + O2
だね。
これで完成にしたいけれど、
Ag2O → Ag + O2
のままでは、矢印の左と右で原子の数が合っていないね。
この場合は両側で原子の数を合わせないといけないんだよ。
それでは係数をつけて、原子の個数を左右でそろえていくよ。
係数は化学式の前、
のピンクの四角の中にしか書いてはいけないね。
赤の小さい数字を書いたり変えたりしないでね。
それでは係数を書いて、左右の原子の個数をそろえよう。
今、矢印の左側の酸素原子が、1個、右側の銀原子が1個たりないね。
足りない所を増やしていけば、いつか必ず数がそろうよ。
酸素と銀、どっちから増やしてもいいけど、
とりあえず銀原子から増やそうか。
これで左右の銀原子がそろったね!
あとは左側に酸素原子がたりないから増やしてみよう。
係数は化学式の前、ピンクの四角の前につけるんだよね。
→
となり、矢印の左右で酸素原子の数がそろったね。
先生、酸素はそろったけど、
さっきそろえた銀が、またそろわなく
なっちゃったよ!
ほんとうだね。ではまた銀原子をそろえよう。
足りない所を増やしていけば、いつか必ずそろうからね。
右側の銀原子の数を2→4にして…。
→ +
矢印の左側 … 銀原子(
矢印の右側 … 銀原子(
となって。銀原子も酸素原子も左右で数がそろったね☆
だから
この化学反応式で完成だよ!
2Ag2O → 4Ag + O2
だね!
これで酸化銀の解説は全て終わりだよ。
酸化銀は熱分解でしか出題されないから、この実験をしっかりと覚えておこうね!
それじゃあみんな、またねー☆
化学反応式が苦手な人は、下のボタンから学習してみてね!
酸化銀は「純粋な物質」であり、「化合物」。
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実験動画つきでしっかり学習できるよ!
またねー!
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