純系とは何か。中学生向けに解説！

「純系じゅんけいとは何か」

の中学生向け解説ページです。

遺伝の単元の「純系」は中学３年生で学習します。

という人はこのページを読めばバッチリだよ！

うん！

の順でくわしく説明するね！

では遺伝の学習スタート！

(目次から好きなところに飛べるよ)

自家受粉とは

ではまず始めに、「自家受粉」とは何か。

を説明していくよ！

うん。「遺伝」や「純系」の学習をするには、この「自家受粉」が何かがわからないといけないんだ！

わかれば簡単だから、しっかりと話しを聞いてね！

まず、花のめしべに花粉がつくと、「受粉」といって種(種子)ができるよね。

(花粉はおしべで作るよ)

そして普通、花粉は１つの花から別の花へと運ばれるんだ！

虫を使ったり(虫媒花)

風を使ったり(風媒花)

して運ぶんだね。

虫媒花と風媒花の詳しい解説はここから

うん。そういうことだね。

このような受粉を「他家受粉たかじゅふん」というんだけど、

植物は、(むりやり)自分の花粉を自分につけて子どもをつくることもできるんだよ！

たしかに。一本の植物におしべもめしべもあるもんね。

この、自分の花粉を自分につけることを「自家受粉」というんだよ！

とても大切な言葉だから必ず覚えておこうね！

自家受粉

自分の花のおしべからとった花粉を、自分の花のめしべにつけて受粉（種子をつくる）こと

形質とは

次に「形質」とは何かについて解説していくね。

形質とは、「それぞれの生物のからだの特徴や性質のことだよ。」

例えばヒトで言うと、

のような特徴があるよね。

これを「形質」というんだ。

中学理科の植物に出てくる主な形質は

種子がまるかしわ

花の色が何色か

などがあるんだよ。

そして、この形質が「親」→「子」→「孫」と伝わっていくことが「遺伝」なんだね！

そうだね！

兄弟でも受け継ぐ形質は違うから面白いよね！

いったんまとめるよ。

形質

それぞれの生物のからだの特徴や性質のこと


遺伝

形質が「親」→「子」→「孫」と伝わっていくこと

純系とは

さて、いよいよ「純系」の解説だね

うん。でも「自家受粉」と「形質」が分かっていれば、「純系」は簡単だよ！

純系とは

何世代自家受粉しても、同じ形質を現すもの

のことなんだ。

図にすると下のような感じだね。

自家受粉させていっても、「子」→「孫」と丸い種子をつくり続けているね。

この場合は、「丸い種子をつくる純系のエンドウ」と言えるんだね！

次の場合も純系だよ

自家受粉させていくと、「子」→「孫」としわの種子をつくり続けているね。

この場合は、「しわの種子をつくる純系のエンドウ」と言えるんだね！

次の場合は純系ではないんだ。

自家受粉させていったら、種子の形が変わってしまったね。
（もしくは、しわの種子の中に丸い種子が混ざる）

このような場合は「純系ではない」ということなんだね！

ではまとめよう。

純系

何世代自家受粉しても、同じ形質を現すもの

そういうことだね！

続けて遺伝を学習したい人は②に進んでね！

では、またいつでも遊びに来てねー！