このページでは「等圧線」について、主に中学生向けに解説をしていくよ。
- 等圧線とは何?
- 等圧線の間隔は?
- 等圧線と風の関係は?
という疑問を持っている人は、このページをみればバッチリわかるようになるよ!
自己紹介
「さわにい」といいます。元中学理科の教員。
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それでは、等圧線の解説を始めていきます。
等圧線とは
等圧線とは「気圧の等しい地点を結んだ線」のことだよ。
気圧の等しい地点を結んだ線?
うん。次の図を見てみよう。A・B・C・D全ての地点が1020hPaだとしよう。
(hPaは気圧の単位だね。)
このような場合に、1020hPaの地点をつないだ線が、等圧線となるんだね!
(下の図の繋ぎ方は1つの例)
もちろん、1020hPa以外の気圧も線として結ぶことができるよ。
さまざまな数値の気圧を結ぶと、以下のような等圧線になるよ。
気圧が等しいところを結んだ線が等圧線なんだね!
等圧線は何hPaごとに引く?
等圧線は、何hPaごとに線を引くのかが決まっているよ!
もう一度さっきの図を見てみよう。何hPaごとに線が引かれているかな?
ええと、いくつだろう?
答えは「4hPa」ごとだよ。等圧線は必ず4hPaごとに引くと覚えておこう。
下の図をよく見て確認してみてね!
さて、もう一つ等圧線には大切なポイントがあるよ。
それは、「20hPa」ごとに太い線を引く。ということ。
これは1000hPaが基準になるから、
- 940hPa
- 960hPa
- 980hPa
- 1000hPa
- 1020hPa
- 1040hPa
などの数値が、代表的な太い線で書く等圧線になるよ。
確かに20hPaごとだね。
下の図を見て、もう一度よく確認をしておこう。
20hPaごとに太い線になっていることがよくわかるよ!
では、ここで一度整理をしておこう。
- 等圧線は同じ気圧を結んだ線
- 等圧線は4hPaごとに引く
- 20hPaごとに太い線を引く
必ず覚えておこう!
等圧線の間隔と風
続いては等圧線の間隔と風の関係について解説をするよ。
ポイントは次の2つ。
- 等圧線の間隔が狭いほど風が強い
- 風は気圧が高いところから低いところへ吹く
等圧線と風の強さ
まずは①。「等圧線の間隔が狭いほど風が強い」から確認をしていこう。
さきほどの天気図を見てみよう、大まかに、等圧線の間隔が狭いところと広いところがあるね。
間隔が狭いところ。広いところの例はこのようになるね。
図をよく見みるようにしようね!
つまり、風の強さは、およそ下のようになるんだね。
等圧線を見れば、およその風の強さがわかるんだね!
等圧線と風向き
最後に等圧線と風向きについて解説をするよ。
風向きは普通、気圧が高いところから低いところへと向かって吹くよ。
この原理は、ボールが高いところから低いところへ転がるのとよく似ているんだよ。
上の図を見ると、気圧が高いところからは風が吹き出し、気圧が低いところへ風が吹き込んでいることがわかるね。
風向は下の図のように表したね!
風は気圧が高いところから低いところへ吹く。大切なポイントなので必ず覚えておこう。
まとめ
これで「等圧線」の解説を終わるよ。
- 等圧線とは「気圧の等しい地点を結んだ線」
- 等圧線は「4hPa」ごとに引く
- 「20hPa」ごとに太い線で引く
- 等圧線の間隔が狭いと風が強い
- 風は気圧が高いところから低いところへ吹く
これらのポイントをしっかりと押さえておいてね!
またねー!
コメント
コメント一覧 (2件)
わかりやすい解説をありがとうございます。
息子の学習に活用させていただきました(^^)
最後のまとめ部分、【風は気圧が低いところから高いところへ吹く】と記載がありますが…どうですか?
コメントありがとうございます。
ご指摘の点、修正させていただきました。
本当にありがとうございました。