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【中学理科】蒸留とは?エタノールの蒸留をわかりやすく解説

蒸留

このページでは、中学1年生で学習する蒸留についt、中学生向けに解説をしていくよ。

水とエタノールの混合物
ねこ吉

よろしくお願いします!

自己紹介

さわにい」といいます。元中学理科の教員

現在は毎月30万人が利用する理科サイトの運営者です。

登録者10万の教育YouTuberでもあります。

それでは解説をはじめるね。

(動画で学習をしたい人は↓)

タップできる目次

蒸留の学習に必要な用語

融点と沸点

まずは蒸留の学習に必要な用語を確認しておこう。

まずは融点ゆうてん沸点ふってんだね!

ねこ吉

融点と沸点?

うん。ぞれぞれの意味は下のようになるよ。

  • 融点 ⋯ 固体が液体になるときの温度
  • 沸点 → 液体が気体になるときの温度

例えば水の融点は0℃。これは固体の氷から液体の水になる温度だからだね。

また、水の沸点は100℃。これは液体の水から気体の水蒸気になる温度だからだね。

融点・沸点についての詳しい解説はこちらの記事を見てね!

純粋な物質と混合物

次に純粋な物質と混合物についても確認をしよう.

  • 純粋な物質 … 1種類の物質からできているもの
  • 混合物 … 2種類以上の物質からできているもの

例えば、純粋な物質の例は

  • エタノール
  • 食塩
  • 砂糖

などがあるよ。

一方、混合物の例は

  • 食塩水
  • 砂糖水
  • 水 + エタノール

などがあるね。

ねこ吉

物質が混ざったものが混合物なんだね。

その通り。純粋な物質と混合物について、さらに詳しく知りたい人はこちらのページを見てね!

では、蒸留の解説を始めよう。

蒸留とは

蒸留とは、沸点の差を利用して、液体の混合物を分離する方法のことなんだ。

蒸留 ⋯ 沸点の差を利用して、液体の混合物を分離する方法のこと

ねこ吉

⋯どういうこと?

例えば、1つのビーカーに、水とエタノール(お酒の成分だよ)を混ぜてしまったとしよう。

ビーカー溶媒

水とエタノールを混ぜてしまった!

この場合、混ざってしまった水とエタノールの混合物から、もう一度(できるかぎり)水とエタノールを分けるにはどうしたらいいんだろう?

ねこ吉

そんなの、不可能じゃない⋯?

蒸留をつかえば、沸点の差を利用して、この水とエタノールの混合物を、できるかぎり水とエタノールに分けることができるんだ。

下のグラフを見てみよう。

蒸留のグラフ

エタノールの沸点は78℃、水は100℃だね。

つまりエタノールは78℃で液体から気体になり、水は100℃で液体から気体になるよね。

つまり、水とエタノールの混合物を、78℃〜100℃の間にしたら、どうなると思う?

ねこ吉

エタノールだけが気体になるね!

その通り、だから、エタノールだけを気体にし、その気体をもう一度冷やしてエタノールの液体にすれば、水とエタノールの混合物から、エタノールだけを取り出すことができるね!

ねこ吉

なるほど、すごいね!

この蒸留は、下の図のような装置をつくって行うよ。

水とエタノールの混合物

78℃〜になると、エタノールが気体になり、ガラス管を通って、試験管に入るよ。

試験管は冷えているから、気体のエタノールが液体に戻り、液体のエタノールを集めることができるんだ。

集める様子を動画で見てみよう。

実験では、試験管3本分集めることが多いよ!

ねこ吉

何で3本分集めるの?

下のグラフの赤の線「水とエタノールの混合物」を見てみよう。

蒸留のグラフ

78℃くらいから、温度の上昇が不安定になるね。

これは、78℃になると、混ざった水とエタノールのうち、エタノールだけが蒸発しはじめるから、このようなグラフになるんだね。

混合物のグラフは、沸点がはっきりしない!

そして、3本集める試験管のうち、1本目の試験管にはエタノールの割合が多くなり、2本目、3本目となるにつれて、水の割合が多くなるはずなんだ。

ねこ吉

はじめはエタノールが蒸発し、次第に水が蒸発し始めるからだね!

うん。このことを確かめるために、1本目、2本目、3本目の試験管内の液体に火をつけてみよう。

エタノールが多く含まれていれば、火がつくはずだね!

(エタノールはアルコールだから、よく燃える)

ねこ吉

1本目、2本目の試験管には火がついたけど、3本目には火がつかなかったね!

うん。3本目はエタノールよりも水が多くなったということだね!

エタノールと水の混合物の蒸留では、はじめはエタノールが多く集まる。
(エタノールのほうが沸点が低いため)

そして、次第に水のほうが多く集まるようになる。

蒸留の実験の注意

最後に蒸留の実験をする際の注意事項を伝えておくね。

注意事項は次の2つ。

① 加熱する混合物には沸騰石を入れておく

② 火を止める際は、ガラス管の先を液体から抜いておく

①は、急な沸騰(突沸)を防ぐために行うよ。

②は、ガラス管から液体がフラスコ内へ逆流するのを防ぐために行うよ。

この2つの操作をしっかりとしないと、ヤケドなどの危険があるよ。必ず守ろうね!

まとめ

これで蒸留に関する解説を終わりにするよ。

仕組みやポイントを押さえ、くり返し復習してね!

このサイトでは、中学理科に関する解説をしているよ。

またいつでも遊びにきてね!

ねこ吉

またねー!

この記事を書いた人

教育フリーランスです。
専門は理科教育学。
所持教員免許は中学と高校の理科。 

さまざまな出版社の理科教材や解説を作成してます。
著書
『さわにい の中学理科電気分野が3日でわかる本』
『「中学の理科」が一冊でまるごとわかる』
ツイッターでは理科のポイントや勉強の仕方、さわにいの考えを発信しています。

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