「動脈」と「静脈」の違い
「動脈血」と「静脈血」の違い
の中学生向け解説ページです。
「動脈」「静脈」「動脈血」「静脈血」の違い
を知りたいという人はこのページを読めばバッチリだよ!
動脈や静脈の違いは難しい・・・
ほんとだね!
画像などを使ってくわしく説明するね!
では「動脈」「静脈」「動脈血」「静脈血」の学習スタート!
(目次から好きなところに飛べるよ)
動脈・静脈とは
まずは「動脈と静脈とは何か」という説明から始めていくね。
まず、最も大切なこと。それは「動脈」「静脈」とは「血管」のこと。
ということなんだ。
「動脈」「静脈」とは「血管」のことである。
ちなみにこの後に出てくる「動脈血」と「静脈血」は「血液」のことなんだよ。
その区別を、必ず今しっかりとつけるようにしよう!
わかりました!
動脈とは
動脈と静脈が血管。
ということがわかったところで、
動脈と静脈がどのような血管なのか、それぞれ見ていこう。
まずは「動脈」からだよ。
「動脈」とは「心臓から送り出された血液が流れる血管」のことなんだ。
心臓から送り出された血液が流れる血管?
うん。血液は心臓から押し出されて、心臓に戻っていくね。
心臓から出て行き半分の血液が流れる血管が動脈なんだね。
図で見ると下のようになるね。
心臓(左心室)から血液が押し出されて、肝臓、腎臓、全身を血液が回るね。
その体半分に行くところまでの血管が動脈なんだよ。
特にこの部分の最も太い動脈を「大動脈」というよ。
しっかりと覚えておこう!
先生、この部分は動脈なの?
うん。この部分は「肺動脈」といって動脈だよ。
心臓(右心室)から出た血液が、肺へ向かっているね。
肺に行く、「行きの半分が流れる血管」だからこれは動脈なんだね。
テストにもよく出るので、しっかりと覚えておこう!
動脈の特徴
次に、「動脈」という血管の特徴を解説するね。
動脈の血管は、下の図のようになっているよ。
普通の血管に見えるけど。
動脈は、心臓から出た血液が流れる血管だよね。
だから、血液が勢いよく流れるんだ。
そのため、動脈の壁は厚くなっているんだよ
血管にもちゃんと特徴があるんだね!
では次は、「静脈」という血管を勉強していこう!
静脈とは
では「静脈」の説明をするね。
「動脈」とは「心臓から送り出された血液が流れる血管」のことだったね。
では静脈はどのような血管かな?
心臓に戻る血液が流れる血管かな?
素晴らしい。その通り!
静脈は心臓に戻る、戻り半分の血液が流れる血管のことなんだね。
図で見ると下のようになるよ。確認してね!
確かに心臓に戻る半分の血管が静脈だね。
うん。
そしてこの部分の大きな静脈を「大静脈」というよ。
しっかりと確認しておいてね!
先生、この部分は静脈?
うん。この部分は「肺静脈」といって静脈だよ。
心臓(左心房)へと血液が心臓へ戻っているね。
心臓に戻る、「戻りの半分が流れる血管」だからこれは静脈なんだね。
テストにもよく出るので、しっかりと覚えておこう!
静脈の特徴
次に、「静脈」という血管の特徴を解説するね。
静脈の血管は、下の図のようになっているよ。
「弁」って何ですか?
「弁」は血液の逆流を防ぐためについているんだ!
静脈は、心臓へと戻る血液が流れる血管だよね。
だから血液の流れが弱いんだ。
そのため、静脈には弁がついているんだよ。
血液が逆流したら困るもんね!
また、静脈の壁は動脈に比べ薄くなっているよ。
流れが弱いから、うすい壁でいいんだね!
では一度まとめよう。
「動脈と静脈は血管」ということを意識してまとめてね!
「動脈」とは「心臓から送り出された血液が流れる血管」
「静脈」とは「心臓へと戻る血液が流れる血管」
「動脈」は血管の壁が厚い。
「静脈」は血管の壁がうすく、弁がある。
しっかりと確認してから次に進もう!
動脈血・静脈血とは
「動脈」「静脈」はバッチリかな?
続いて「動脈血」「静脈血」の説明をしていくよ!
まず、最も大切なこと。それは「動脈血」「静脈血」とは「血液」のこと。
ということなんだ。
「動脈血」「静脈血」とは「血液」のことである。
さっき学習した「動脈」と「静脈」は「血管」のことだったね。
その区別を、必ずつけて学習しようね!
わかりました!
動脈血とは
動脈血と静脈血は血液のこと。
ということがわかったところで、
動脈血と静脈血がどのような血液なのか、それぞれ見ていこう。
まずは「動脈血」からだよ。
「動脈血」とは「酸素をたくさん含んでいる血液」のことなんだ。
酸素をたくさん含んだ血液?
うん。肺で酸素を受け取ると動脈血になるんだよ。
血液は酸素を含むと鮮やかな赤色になるんだ。
動脈血が流れる部分を図で見てみよう。
ピンクの部分が動脈血が流れている部分だよ。
肺で酸素を受け取ると、動脈血になるんだね!
その通り。そして体のすみずみには「毛細血管」という部分があり、
そこで酸素を渡すと動脈血ではなくなるんだね。
肺で酸素をもらってから、毛細血管で酸素を渡すまでが動脈血なんだね。
そして最もテストに出るのがこの部分。
この部分の血管は「肺静脈」といったね。
肺静脈は、「(肺から)心臓に戻る血液が流れる血管」だから「静脈」だよね?
うん。さっき学習したよ。
肺静脈は静脈だけど、流れている血液は「動脈血」なんだ。
肺で血液は酸素をもらったばかりだから、動脈血なんだね。
「肺静脈」は「(肺から)心臓に戻る血液が流れる血管」だから「静脈」である。
しかし
肺で酸素を受け取り、「酸素をたくさん含んだ血液」である「動脈血」が流れている。
一番テストに出るところだよ!
では最後に、「静脈血」を学習して終わりにしよう!
静脈血とは
最後は「静脈血」だね。
「静脈血」とは「酸素をあまり含まない血液」のことなんだ。
酸素をあまり含まない血液?
うん。毛細血管で酸素を渡すと静脈血になるんだよ。
血液は酸素を渡すと暗い赤色になるんだ。
酸素を含むか含まないかで、血液の色は全く違うんだね!
ほんとうだね。
では静脈血が流れる部分を図で見てみよう。
水色の部分が静脈血が流れている部分だよ。
毛細血管で酸素を渡すと、静脈血になるんだね!
その通り。そして「肺」で酸素をもらうと、再び動脈血になるんだね!
毛細血管で酸素を渡してから、肺で酸素を受け取るまでが静脈血なんだね。
そして最もテストに出るのがこの部分。
この部分の血管は「肺動脈」といったね。
肺動脈は、「心臓から肺に行く血液が流れる血管」だから「動脈」だよね?
うん。
肺動脈は動脈だけど、流れている血液は「静脈血」なんだ。
毛細血管で酸素を渡してしまったから、静脈血なんだね。
「肺動脈」は「心臓から出た血液が流れる血管」だから「動脈」である。
しかし
毛細血管で酸素を渡し「酸素をあまり含まない血液」である「静脈血」が流れている。
テストによく出るところだね!
お疲れ様。
これで、「動脈」「静脈」「動脈血」「静脈血」の違いの解説を終わるよ!
「動脈」「静脈」は血管
「動脈血」「静脈血」は血液
これを忘れないでね!
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またねー
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