「血液の成分」
「血液のはたらき」
の中学生向け解説ページです。
血液の成分とはたらきは中学2年生で学習します。
- 赤血球
- 白血球
- 血小板
- 血しょう(血しょうと組織液の違い)
を知りたいという人はこのページを読めばバッチリだよ!
血液は、ややこしいね!
うん!
写真や画像などを使ってくわしく説明するね!
では血液の成分とはたらきの学習スタート!
(目次から好きなところに飛べるよ)
血液の4つの成分とはたらき
中学生が学習する血液の成分は次の4つだよ!
赤血球
白血球
血小板
血しょう(組織液)
それぞれの、はたらきをみていこう!
赤血球
赤血球は、血液の中にある、赤色の固形成分だよ。
赤色で、真ん中が少しくぼんだ形をしているね。
赤血球は何で赤色をしているの?
これは、赤血球の中の「ヘモグロビン」という成分が赤色のためなんだ。
赤血球は
- 酸素が多いところでは酸素を受け取り
- 酸素が少ないところでは酸素を離す
はたらきがあるんだ。
つまり、肺で酸素を受け取り、細胞で酸素を離す。
体中に酸素を運ぶはたらきをしているんだね!
赤血球が体中に酸素を運んでくれるんだ!
うん。ちなみに酸素を多く含むと鮮やかな赤色になり、
酸素が少ないと暗い赤色になるんだ。
酸素を多く含んだ血液を「動脈血」
酸素が少ない血液を「静脈血」というんだよ。
酸素の量によって血液の色が変わるんだね!
赤血球はヘモグロビンを含み、酸素を運ぶはたらきがある。
白血球
白血球は、血液の中にある、白色の固形成分だよ。
白血球は「アメーバ運動」といってうねうね動くんだよ!
(生体運動マシナリー図鑑様より)
動きが面白い!
で、白血球はどんなはたらきをしているの?
白血球は「食菌作用」といって、体の中の細菌や異物を消化するはたらきがあるんだ!
白血球が体の中を菌から守ってくれているんだね!
すり傷のところにできる白い膿うみなどは、
菌と戦った白血球の死がいが含まれているよ!
白血球ありがたいね!
白血球は体の中の体の中の細菌や異物を消化するはたらきがある
血小板
血小板は、血液の中にある固形成分だよ。
血小板はどんなはたらきをしているの?
血小板は「出血したときに血を止める」はたらきがあるんだ!
ケガをしたときに出血が止まらないと困るよね?
これは主に血小板が血液を固まらせ、出血を止めてくれるんだよ。
とても大切なはたらきだね!
血小板には、出血したときに血液を固まらせるはたらきがある。
ここまでに出てきた、
- 赤血球
- 白血球
- 血小板
の3つをまとめて、「血球」と呼ぶよ。これも覚えておこう!
血しょう
血しょうは、血液の中にある液体成分だよ。
透明で、うすい黄色をしているよ!
血しょうは液体なんだね。
そう。大切なポイントだね!
固体成分(血球)
赤血球・白血球・血小板
液体成分
だね。
そして血しょうは
「栄養分」「二酸化炭素」「不要物」
などを運ぶはたらきがあるんだよ。
また、菌や毒素のはたらきを弱める「抗体」を含んでいるのも血しょうなんだ。
色々なはたらきがあるんだね!
★注意
「血しょう」の漢字は「血漿」と書くんだ。
「血小」と書くと✕になるから気をつけてね!
血しょうには「栄養分」「二酸化炭素」「不要物」などを運ぶはたらきがある。
また、血しょうは液体成分である。
血しょうと組織液の違い
最後に「血しょう」と「組織液」を説明して終わりにするね。
お願いします。
実は「血しょう」と「組織液」は同じものなんだよ。
え、そうなの?
うん。ではなぜ名前が変わるか説明するね。
まず、血管の中の血液中にあるときの名前が「血しょう」だね。
そして血しょうは体中に運ばれ、体のすみの毛細血管までたどり着くんだ。
たどり着いたらどうなるの?
毛細血管はとても細い血管だから、
血しょうは毛細血管の外にしみ出るんだ。
血しょうが血管の外に出て細胞の周りに行くと、
「組織液」と名前が変わるんだよ。
「血しょう」と「組織液」は同じもの。
血管の中にいる時は「血しょう」
血管の外に出て細胞の周りに行くと、「組織液」
場所で名前が変わるんだね!
うん。細胞の周りまで言って、栄養分を渡したり、不要な物質を受け取ったりするんだね!
これで、
- 血液の成分
- 血液のはたらき
の解説を終わるよ!
それぞれの成分の名前やはたらきをしっかりと確認しておいてね!
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またねー
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