このページでは中学理科で学習する
- 動物の細胞のつくり
- 植物の細胞のつくり
について詳しく解説していくよ!
急いでる人のためにまとめておくと、下の図のようなものだね。
これらについて詳しく解説していくよ。
中学理科に必要な知識はこのページを見ればバッチリだよ!
先生お願いします!
うん。よろしくね。
自己紹介
「さわにい」といいます。元中学理科の教員。
現在は毎月30万人が利用する理科サイトの運営者です。
登録者8.5万の教育YouTuberでもあります。
現在、期間限定で無料学習相談やってます!
動物の細胞のつくり
まずは動物の細胞のつくりから学習していこう!
動物の細胞は大きく
- 核
- 細胞膜
- 細胞質
という3つの部分からできているよ。
図で見るとこのようだね。
核とか細胞膜ってなあに?
いい質問だね。それぞれの部分のはたらきを説明していくね!
核
「核」で重要なことは次の3つだよ。
- 1つの細胞に核は1つだけある。
- 核の中には遺伝子の情報が含まれる
- 「酢酸カーミン溶液」「酢酸オルセイン溶液」などで赤色に染まる
これらは非常に大切な特徴なのでしっかりと覚えておこう!
細胞膜
次は細胞膜。
これは細胞と細胞の間を分けるうすい膜のことだよ。
細胞質
最後は細胞質。細胞質は、核以外の部分のことで、水分やタンパク質を含んでいるよ。
図で見ると何もないように見えるけれど、細胞質という部分があるんだね!
そうなんだ。
これら「核」「細胞膜」「細胞質」の3つから動物の細胞はできているよ。
植物の細胞よりつくりが簡単なので、しっかりと覚えてしまおうね。
では次に、植物の細胞を見ていこう。
植物の細胞のつくり
では植物の細胞のつくりから学習していこう!
植物の細胞のつくりのほうが少し複雑だよ。
植物の細胞は大きく
- 核
- 細胞膜
- 細胞質
- 葉緑体
- 細胞壁
- 液胞
という6つの部分からできているよ。
図で見るとこのようだね。
あれ、「核」「細胞膜」「細胞質」は動物の細胞にもあったよね?
いいところに気がついたね!
「核」「細胞膜」「細胞質」は動物の細胞と植物の細胞のどちらにもあるんだよ。
そして「葉緑体」「細胞壁」「液胞」の3つは植物の細胞だけにあって、動物の細胞には無いんだよ。
これは大事なポイントだからしっかりと覚えておこう!
では1つ1つ確認していこう。
核
植物の細胞にも核はあるんだね。動物の細胞と同じように
- 1つの細胞に核は1つだけある。
- 核の中には遺伝子の情報が含まれる
- 「酢酸カーミン溶液」「酢酸オルセイン溶液」などで赤色に染まる
という特徴をしっかりと覚えておいてね!
細胞膜
次は細胞膜だね。
これも動物の細胞と同じように、細胞と細胞の間を分けるはたらきをしているけれど、後で出てくる「細胞壁」と混ざらないように注意してね!
細胞膜は細胞壁の内側にあるんだね。
細胞質
最後は細胞質。これも動物の細胞と同じように水分やタンパク質を含んでいるよ。
葉緑体
葉緑体は植物の細胞だけに見られるんだよね。よくテストにもでる大事な部分だよ。
- 緑色で、光合成を行いデンプンをつくる
- ヨウ素液で青紫色に変化する
などの特徴をもつよ。必ず覚えておこうね!
確かに植物の特徴的な部分だね。
細胞壁
次は細胞壁。
植物の細胞には細胞膜の外側に丈夫な壁である「細胞壁」があるんだね!
何で植物の細胞には細胞壁があるの?
植物は強い風が吹いたりしても、簡単に曲がったり倒れたりするわけにはいかないよね。
だから体を支えやすくするために細胞壁があるんだ。
また、植物は動物と違って動かないから、細胞壁で体を固くしてもあまり不便では無いんだろうね。
液胞
最後は液胞だね。
液胞は、水分量の調節や、老廃物をためるはたらきがあるよ。
だから、細胞が成長するほど液胞は大きくなりやすいんだ。
植物の細胞には細胞壁という壁があるから、液胞に老廃物(いらないもの)をためれるようにすると便利なんだね。
ではこれで、動物の細胞と植物の細胞の解説を終わるよ!
このサイトでは中学理科の解説を行っているので、よければ他のページも見ていってねー!
またねー!
コメント
コメント一覧 (6件)
わかりやすい
お役に立ててよかったです!
中学生の理科の問題です。
【問題】
蒸散量と吸水量は等しいものとする。
歯の裏側の蒸散量はこの植物の蒸散量全体の何%か、小数第一位を四捨五入して、整数で書きなさい。
・葉の裏側だけにワセリンを塗った場合の吸水量 1.1ml
・葉の表側と裏側にワセリンを塗った場合の吸水量 0.2ml
・ワセリンを塗らなかった場合の吸水量 4.2ml
求め方が分からないので、途中式も教えていただけるとありがたいです。
答えは74%です。
いつも質問すみません。
よろしくお願いします。
お元気そうでなによりです!
全体の吸水量(蒸散量)は4.2mlですね!
ーーーー
葉の表側と裏側にワセリンを塗った場合の吸水量 0.2ml
つまり、葉以外(茎など)の蒸散量は0.2mlです。
ーーーー
葉の裏側だけにワセリンを塗った場合の吸水量 1.1ml
つまり表側と茎の蒸散量は1.1mlですね。
茎の蒸散量は0.2mlなので、葉の表の蒸散量は0.9です。
ーーーー
さて、裏側からの蒸散量は
全体ー表ー茎で求められます、
つまり
4.2-0.9-0.2=3.1
で
裏からの蒸散量は3.1mlです。
あとは「葉の裏側の蒸散量はこの植物の蒸散量全体の何%か」
計算しましょう。
%を求めるには、
3.1÷4.2×100で求められますね。
これを計算すると、
73.809524となります。
少数第一位を四捨五入して、74%です!
丁寧に説明していただき、ありがとうございます!
計算の仕方、わかりました!いつも、変な計算をしていたこともわかりました…
いつも、この手の問題?の計算ができなくて困っていたので、とても助かりました!本当にありがとうございます!
お役に立ててよかったです!
これからも勉強ファイトです!