このページでは、中学1年生で学習する溶解度について、中学生向けに解説をしていくよ。

ねこ吉よろしくお願いします!
それでは解説をはじめるね!
溶質・溶媒・溶液
溶解度の説明を始める前に、溶解度を学習するために必要な用語を確認しておこう。



溶解度を学習するのに必要な用語?
うん。大切なのは、次の3つの用語だよ。
- 溶質 ⋯ 液体に溶けている物質のこと
- 溶媒 ⋯ 物質が溶けている液体のこと
- 溶液 ⋯ 溶質と溶媒を合わせたもの
表にすると以下のようになるね。
| 溶質 | 溶媒 | 溶液 |
![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
| 砂糖 食塩 など | 水 エタノール など | 食塩水 砂糖水 など |



溶質と溶媒を合わせたものが溶液なんだね!
うん。そういうことだね!
まずはこれらの用語をしっかりと覚えておこうね!
溶解度とは
では、溶解度の勉強を始めよう。
溶解度とは「水100gに溶かすことができる限界の量」のことだよ!
溶解度 ⋯ 水100gに溶かすことができる限界の量



⋯。どういうこと?
例えば、40℃の水が100gあったとするね。
この水に、ミョウバンを少しずつ溶かしていこう。
このとき、ミョウバンを24g溶かしたら、それ以上は溶けなくなるんだ。(水の中にミョウバンの粒が残ってしまう)


つまりミョウバンが、40℃の水100gに溶ける限界は24gだよね。
このとき、溶解度24(g)というんだよ!



うんうん。なるほど。
溶解度で注意してほしいのは、溶解度は温度によって変化するということなんだ。
溶解度は温度によって変化する
例えば、100gの水の温度を60℃に上げたとしよう。
するとミョウバンは57gまで溶けるんだ。





溶ける量が増えているね。
うん。溶解度はふつう、水の温度が上がるほど大きくなるんだ。
水の温度が上がると、溶解度は大きくなる!
グラフで表すと、以下のようになるね。





温度が上がるほど、ミョウバンが溶ける量が多くなっているね!
うん。大切なポイントだから、必ず押さえておこうね!
もう一点確認しておこう。溶解度は「水100gに溶ける量」だよね。
だから、40℃の水に溶けるミョウバンの溶解度が24の場合「40℃の水200gに溶けるミョウバンの量」は48gとなるよ!







水の量が2倍になると、溶けることができる溶質の量も2倍になるんだね!
うん。そういうこと!
溶解度のグラフの読み方
では、溶解度のグラフの読み方を練習して終わりにしようか。
まずはグラフから、20℃でのミョウバンの溶解度を読み取ってみよう!
問1 20℃でのミョウバンの溶解度はいくらか





なかなか難しい⋯。
「20℃」だから、横軸(温度)が20のところを見ればいいね!


すると、縦軸(溶解度)は約11だね。
つまり、20℃でのミョウバンの溶解度は約11(g)だね。



やり方がわかれば簡単だね!
続いて、40℃での硝酸カリウムの溶解度を読み取ってみよう。
問2 40℃での硝酸カリウムの溶解度はいくらか





40℃だから、横軸(温度)が40のところを見ればいいんだね。
うん。そして硝酸カリウムの溶解度(縦軸)を調べよう。


すると、40℃での硝酸カリウムの溶解度は約64(g)だね!



うん!解き方がわかったよ!
まとめ
これで溶解度とは何か?溶解度のグラフの読み方の解説を終わるよ!
とくにグラフの読み取り方は難しいから、何度も練習をしておこうね!
このサイトでは、中学理科に関する解説をしているよ。
またいつでも遊びにきてね!



またねー!















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