このページでは中学1年生で学習する融点・沸点について、中学生向けに解説をしていくよ。
よろしくお願いします!
自己紹介
「さわにい」といいます。元中学理科の教員。
現在は毎月30万人が利用する理科サイトの運営者です。
登録者8.5万の教育YouTuberでもあります。
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それでは解説をはじめるね!
融点・沸点とは
融点・沸点とは、それぞれ次のような意味なんだ。
融点 → 固体が液体になるときの温度
沸点 → 液体が気体になるときの温度
固体が液体になるときの温度?
そうなんだ。言葉だけだと説明が難しいから、氷の温度変化のグラフを見ながら確認していこう!
融点・沸点と温度変化
下のグラフが氷の温度変化のグラフだよ。
氷の温度変化?
うん。横軸が加熱時間。縦軸が温度だね。グラフを見ると、加熱時間が増えるほど(右に行くほど)温度が上がっている(上にいっている)ことがわかるね。
うんうん。なるほどね。
まずはグラフの左側から見ていこう。
縦軸の温度は「0℃」よりも下にあるから、氷の温度は0℃より低いことがわかるね。
氷の温度って、0℃より低くなるの?
うん。例えば水の温度も、20℃の水や40℃の水60℃の水などさまざまだよね。
同じように、氷の温度も-100℃の氷、-50℃の氷など、さまざまな温度の氷があるんだよ。
氷も水と同じように、さまざまな温度の氷がある!
氷のときの状態は、もちろん固体だよね!
固体の氷を加熱していくと、次第に温度が上がっていくね。
あれ?先生、0℃になると、温度の上昇が止まるね!
良いところに気がついたね!
0℃は氷から水になるときの温度なんだ。つまり固体→液体になるときの温度だね。
このときの温度を融点というんだね!
融点に達し、固体が溶けている間は、加熱しても温度が上昇しないんだ。
だからグラフが上に進んでいないんだね。
そういうことだね。大切なポイントだから覚えておこう。
融点に達し固体 → 液体になっているときは、加熱しても温度が上昇しない
氷がとけ終わり、すべて液体になると、再び温度上昇がはじまるよ。
下のグラフを見てごらん。温度上昇が再開しているので、グラフが上へと進んでいるね。
ほんとだね!だけど先生、温度が100℃になると、また温度上昇が止まるね。
うん。100℃は沸騰がおこり、水が液体→気体になるときの温度だね。このときの温度を沸点というんだよ。
液体→気体に状態変化している間も、加熱しても温度は上昇しないよ。
そして液体がすべて気体になり、沸騰が終わると、また再び温度の上昇が始まるんだよ。
これが融点・沸点と温度変化の関係だよ。
「固体 → 液体」「液体 → 固体」と状態変化をしているときには、加熱しても温度が上昇しない点に注意してね!
わかりました!
融点・沸点の一覧
最後に、物質ごとの融点・沸点んぼ一覧をまとめるよ!
融点・沸点の一覧?
うん。水の融点は0℃。沸点は100℃だったね。
だけどこれは水の場合だけなんだ。
例えばチョコレートは25℃ぐらいで解けるから、チョコの融点は25℃だね。
このように、物質ごとに融点・沸点は異なるんだ。
物質ごとに融点・沸点は異なる!
では、それぞれ確認をしていこう。
物質名 | 融点(℃) | 沸点(℃) |
水 | 0 | 100 |
エタノール | -115 | 78 |
窒素 | -210 | -196 |
酸素 | -218 | -183 |
水銀 | -39 | 357 |
食塩 | 801 | 1413 |
鉄 | 1536 | 2863 |
銅 | 1084 | 2573 |
こんなところだね。
水以外は、細かい数字は特に覚える必要はないから安心してね。
まとめ
これで、融点・沸点に関する解説を終わるよ。
融点 → 固体が液体になるときの温度
沸点 → 液体が気体になるときの温度
また、固体から液体、液体から固体に状態変化をしているときは、温度が変化しないことをしっかりと覚えておこうね!
このサイトでは、中学理科に関する解説をしているよ。
またいつでも遊びにきてね!
またねー!
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