このページでは、ベネジクト液の色の変化と反応実験の解説するよ。
写真や動画付きで中学生向けに詳しく解説します!
- ベネジクト液の加熱時の変化を見たい人
- ベネジクト液を使った実験を復習したい人
- ベネジクト液の化学式を知りたい人
におすすめです☆
(5分で読むことができるよ☆)
ベネジクト液、ややこしい…
ちゃんと勉強すれば簡単だよ!
このページを読めば5分でバッチリだよ☆
(ベネジクト液=ベネジクト溶液だよ)
自己紹介
「さわにい」といいます。元中学理科の教員。
現在は毎月30万人が利用する理科サイトの運営者です。
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ベネジクト液とは
ベネジクト液って、どんな時に使うの?
ベネジクト液は理科の実験で使われるんだ。
「糖があるかないかの確認」に使われるよ!
デンプンと糖の違い
「糖」って何?「デンプン」とはちがうの?
ややこしいね。下のイメージ図で確認しよう。
上の図のように、デンプン(炭水化物)は糖が集まってできたものなんだ。
上の図の糖の一粒をブドウ糖というよ!
デンプンと炭水化物は同じものと考えていいよ。
じゃあ、上の図で糖が2粒とか3粒くっついていたら?
いい質問だね。糖にはいろいろな種類があるから、2粒とか3粒でも糖と考えていいよ。
おまけ
とにかく、「デンプンがバラバラになったら糖」なんだね。
そう。そこが大切!
デンプンが分解されると糖になるんだね!
そして、この糖があると、ベネジクト液の色が変化するんだよ!
ベネジクト液の色の変化
ベネジクト液は、変化前は青い色をしているよ!
おー!青い!!
このベネジクト液は、「糖があると赤褐色」に変化するんだ。
これは、赤褐色の沈殿(ちんでん)ができるためだよ。
(「沈殿」とは「液体に溶けないもの」のことだよ)
また、ベネジクト液を糖と反応させるには、加熱が必要だから覚えておこう!
それでは、色の変化を動画で見てみよう。(1分)
青→赤褐色だね!おもしろい☆
ほんとだね。
ベネジクト液は、糖があると、青→赤褐色
しっかりと覚えておこう!
ベネジクト液を使った実験の解説
中学2年生では、ベネジクト液を使った実験があるよ。
「だ液のはたらきを調べる実験だね。」
だ液には、「アミラーゼ」という消化酵素があり、デンプンを糖に分解するんだ。
この実験では、「ヨウ素液」と「ベネジクト液」を使うんだよ!
まず、デンプン溶液を4つの試験管に入れるよ。
次に、4つのうち2つの試験管にだ液を加えるよ。
ここではA1、A2に加えるね!
このあと、40℃のお湯につけて、10分ほど時間をおくよ。
これは、だ液の消化酵素は体温付近でよくはたらくからだよ。
10分ほど時間がたったら、だ液入りとだ液無しの試験管に、ヨウ素液とベネジクト液をそれぞれ加えよう!
ヨウ素液とベネジクト液を加え、色の変化をみてみるよ。
すると、下の図と写真のようになるんだ。
結果の写真
この結果から言えることは、
「A」の試験管
ベネジクト液が反応→「糖あり」
ヨウ素液反応なし→「デンプンなし」
「B」の試験管
ベネジクト液反応なし→「糖なし」
ヨウ素液が反応→「デンプンあり」
だね!
つまり、だ液にはデンプンを分解し、糖に変えるはたらきがあるんだね。
これが、中学2年生で学習する、ベネジクト液を使った実験だよ!
テストにもよく出るね!
ベネジクト液の化学式
ベネジクト液の化学式は
(硫酸銅(Ⅱ)五水和物) CuSO4・5H2O
(くえん酸三ナトリウム(二水和物)) C6H5NaO7・2H2O
(炭酸ナトリウム(無水)) Na2CO3
が基本となっているよ。
実験・研究用だから、一般には購入することができないね。
これで、
「ベネジクト液」
の説明を終わるよ!
理科の授業も勉強も、楽しんでね☆
みんなまたねー!
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