【中学理科】食物連鎖とは？生態系と生物の役割を解説！

このページでは中学３年生で学習する「食物連鎖」について詳しく解説をしていきます。

という人は、この記事を読めばバッチリです！

うん。よろしくね！

それでは食物連鎖の解説スタートです！

食物連鎖

まずは食物連鎖とは何かについて説明していくね。

食物連鎖とは

地球上にはさまざまな生物がいるよね。

これらの生物は「食べる」「食べられる」というつながりで結びつけることができるんだ。

このような生物同士の「食べる・食べられる」のつながりのことを「食物連鎖」というんだよ。

いくつか例を見てみよう。

陸上の食物連鎖の例

陸上の生物の食物連鎖の例を見てみよう。

例えば先ほど挙げた「草→うさぎ→たぬき」という例の他に

などの例あるよ。

お、いいところに気がついたね！

食物連鎖のはじまりは必ず植物なんだ。

植物は他の生物を食べることが無く、食べられるだけの存在なんだ。

だから必ず食物連鎖のはじまりになるんだね。

水中の食物連鎖の例

続いては、水中の生物の食物連鎖の例を見てみよう。

水中の食物連鎖の例は

などがあるよ。

ほとんど動かずに、水に浮かんでいるような小さな生物のことだよ。

プランクトンは光合成をする「植物プランクトン」

自分よりもさらに小さなプランクトンを食べる「動物プランクトン」

の２種類に分けることができるよ。

うん。そういうことだね。

生態ピラミッド

食物連鎖の基本がわかったところで、さらに詳しく食物連鎖を考えていこう。

食物連鎖は、「生態ピラミッド」という図を利用して考えることが多いんだ。

生態ピラミッドとは

生態ピラミッドとは、下のような図で表されるものだよ。

生態ピラミッドの特徴は以下の通り。

生態ピラミッドは食べる・食べられるの関係や、生物の数の関係が理解しやすい便利な図なんだね！

生態ピラミッドが崩れるとどうなるか

続いては生態ピラミッドが崩れたときのようすを見ていこう。

うん。例として

何らかの原因で草食動物が増えた場合のようすを考えてみよう。

この場合、植物の数と、肉食動物の数はどうなるかな？

素晴らしい。その通り。

一時的に植物は減少し、肉食動物は増加するね。

さて、草食動物の立場で考えてみよう。

エサだった植物は減ってしまい、敵である肉食動物の数が増えてしまったね。

これは草食動物にとって大ピンチ。草食動物の数は次第に減少していくね。

草食動物の数が減少すると、植物の数はまた増えはじめ、肉食動物の数は減り始めるね。

このようにして、結局はバランスがとれたつり合いに戻るんだよ。

このサイクルをまとめると、次の図のようになるよ。

本当だね。

でも、あまりにも大きく環境が変化したり、ヒトなどが自然界に大きな影響を及ぼしてしまうと、バランスが保たれずに絶滅してしまう危険もあるんだ。

常に環境を意識した生活をしていかないといけないね。

絶滅したと考えられる日本の動物の例

ニホンオオカミ

ニホンカワウソ

クニマス

食物網とは

最後に食物連鎖と似た言葉の「食物網しょくもつもう」という言葉を確認しよう。

うん。食物連鎖とは、生物同士の食べる・食べられるのつながりを表したものだったね。

だけど実際は、生物はさまざまな種類のものを食べるし、さまざまな生物から食べられるよね。

つまり、実際生物同士の食べる・食べられるのつながりは複雑で、網のように表すことができるんだ。

図にすると下のようになるね。（下の図は生態ピラミッドも合わせて表しているよ。）

食べる・食べられるの関係は複雑になっているんだね。

まとめ

これで食物連鎖の解説を終わるよ。

についてしっかりと確認しておこうね！