教員からの転職を検討中…。だけど女性教員の転職先にはどのようなものがあるの?
この記事では元教員である私が、自身の経験とアンケートを元に、女性におすすめの転職先を紹介いたします。
- 定時に帰る普通の生活を手に入れたい
- 精神的なストレスを減らしたい
- プライベートも大切にしたい
などの希望がある方は、ぜひ参考にしてください。
女性教員からの転職におすすめの転職先10選
では、女性教員におすすめの転職先を、ランキング形式で紹介します。
紹介するのは以下の10種です。
- 家庭教師
- 塾講師
- 事務職
- 教材制作会社
- 動画編集者
- webライター
- ICT教育支援真
- 学童指導員
- 介護職
- 営業職
それぞれ解説をしていきます。
家庭教師
女性教員からの転職で、私が最もおすすめしたいのは家庭教師です。
働き方の自由度が高く、それでいて収入の高めだからです。
一般に元教員の家庭教師は「プロ家庭教師」と呼ばれ、高めの収入をもらえます。
目安としては時給3,000円くらいでしょうか。
公立学校の教員の給与は平均よりもやや高く、安定しています。これは大きなメリットです。
しかし一方で、自給換算すると1,000円に満たないケースも多いのです。
家庭教師であれば、フルタイムで働けば教員以上の給与をもらうことは十分に可能。
なおかつ食いっぱぐれる可能性は低いです。
さらに、シフトを減らすなど柔軟な対応もとりやすいです。
精神的なストレスも教員よりも圧倒的に少なく、本当におすすめです。
本当におすすめの職種です。
ただし、所属する会社はとても大切なので、必ず転職エージェントを利用し、ブラック企業をつかまないようにしてください。
転職エージェントは、教員からの転職に力を入れているdoda が最もおすすめです。
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そうですね。最近の転職エージェントは、ブラック企業(離職率が高い企業など)をしっかりとチェックしてますので、必ず利用しましょう。
最後に私が独自に集めた、教員から家庭教師に転職した方の口コミも消化しておきます。
- 教員から家庭教師に転職した感想 ①
- 私は教員を務めている男性と結婚して、それを機に教員を辞めました。 勤めていた小学校が自宅から遠かったので、それよりはゆっくり子作りをして子供がある程度落ち着いた頃になったら復帰をしようと思っていました。
ですが、2020年のコロナの影響で学校にまた復帰しようという気持ちにはなれず、自分のペースで働ける家庭教師という仕事を選びました。
家庭教師なら家の近くで働けますし、自分のシフトは融通が利くので働きやすいのかなと思ったからです。 幸いにも小学校で働いていたことが生かされ、お得意様も出来、今ではオンラインでも授業をしていますので、今までみたいに真面目に小学校に通い続けて働くよりもこのような家庭教師やオンライン授業をすることも一つの選択肢だと思います。
(38歳 私立小学校 女性)
- 教員から家庭教師に転職した感想 ②
- 関西の公立高校で数学の教師をしていました。東大、京大等著名な大学に毎年150人近い合格者を輩出していた進学校でした。
ただ、この10年間で優秀な学生が私立高校に流れるようになり、学力自体が落ちてきたのと、学生に覇気が感じられなくなってきました。地元に医学部専門の予備校が開設されたときにオファーがあり、それまでの受験ノウハウを有効に使いたいと思い、高校教師から家庭教師に転職しました。
予備校経由で受験生の紹介を受けて、個別に数学を教えています。契約としては、個人事業者の形になっています。医学部受験生を多く教えています。特に私立医大の合格を目指している医師の子弟が多くいます。高校教師の時に進学指導をしていた時のノウハウが大変役に立っています。教えている数学に関しては、予想問題も作成したりして高校教師時代のノウハウを利用しています。
(48歳 公立高校 男性)
塾講師
続いてのおすすめは塾講師です。
そうですね。20代ならともかく、30代以降は教員の経歴を活かした方が、条件が良い仕事につながる可能性が高いのです。
塾講師は
- 教員の経験をフルに活かせる
- 託児所のような仕事が無い
- 給与が安定している
などのメリットが挙げられます。
特に、学校現場を知っているというのが大きなメリットになります。
基本的にはとてもおすすめできる仕事になりますが、
- 夜中心の仕事になる
- 結果を出さなければいけない
などのデメリットもあるため、このあたりはキャリアプランと合わせて検討すると良いでしょう。
もしも、これらのデメリットが気にならない方には、ベストな選択肢になりえますよ。
- 教員から塾・予備校に転職した感想 ①
- 教員から塾に転職した感想としては仕事内容がかなり楽になったような気がします。
私立の中学校から塾への転職でしたが、勤務時間が短くなり残業もなく部活の顧問などもやる必要はありません。
生徒も成績を上げたくて通っている子がほとんどですので授業の話もかなり真剣に聞いてくれます。言い方が悪いですが、学校だとやる気のない生徒がそれなりにいてこっちの話もほとんど聞いていませんでした。
もちろん塾なので生徒との触れ合いが短時間になりますが生徒のやる気は塾の方が断然上だと思います。
悪い部分として学校と違い、生徒を強く叱ったり通っている生徒の成績が上がらないと塾の評判が落ちるので意外とプレッシャーが大きいです。塾の場合は学校と違ってビジネスで生徒に物を教えている雰囲気が強いかもしれません。
(34歳 元私立中学校 男性)
- 教員から塾・予備校に転職した感想 ②
- 教員時代は同僚との打ち合わせや教材研究など比較的オープンで、教材開発や授業研究などで頻繁に打ち合わせを行っていましたが、その反面クラスの事務、学校の事務などで時間を取られ、本当に寝る時間を削って仕事している感じでした。
またクラブの顧問もさせられ、日曜出勤は当たり前だったので、家族サービスができず、家庭は妻に任せっきりになっていました。
思い切って予備校的専門学校に転職してからは、授業や教材の準備に専念でき、比較的余裕のある生活ができていると感じています。
ただ、周囲との関係は全く違い、周囲はすべてライバルにいなるので、特に同じ科目の同僚との関係は親しそうでいて、実は敵。足の引っ張り合いもあり、人気取りのサービスなど、言うに言えない苦労が伴います。
(40歳 元私立中学校 男性)
塾は大手から個人塾まで職場の雰囲気はさまざま。
ぜひベストは学習塾を探してみてくださいね!
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事務職
続いておすすめしたいのが事務職です。
確かに何となく地味なイメージがあるかもしれません。しかし事務職には以下のようなメリットがあります。
- 勤務時間が安定している
- イレギュラーな仕事が少ない
- 仕事内容が大きく変わらない
また、先生方の多くが基本的なパソコンスキルをもっていることもおすすめしている点です。
WordやExcelの基本操作ができれば、事務職の基本はOKです。
私の妻は事務職ですが、ここ5年ほどで残業は1回あったか無かったか。くらいです。
もちろん職場によるでしょうが、事務職の安定感はかなりのものです。
定時に帰り、空いた時間でプライベートを充実させたり、副業を行うこともできます。
ぜひ良い職場を探してみてください。
特に近年はコロナ収束の期待感から、求人数が爆増しています。
良い求人はすぐになくなってしまうので、こまめにチェックしましょうね!
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- 転職先に事務職を選んだ感想 ①
- 私が転職したのは大学、兼研究機関で、教授とその研究室の研究者達のアシスタント業務としての事務職でした。ですから元教員として教授の気持ちを少しでも理解する事が出来ましたので、様々なサポートを積極的にすることが出来た点が良かったと思います。
また教員として働いていた時には休みを取りにくく、体調が悪い時やプライベートの大切な用事がある時にも仕事(授業など)を優先させなければならなかったので精神的に辛かったのですが、事務員に転職した後には特にその職場が有給休暇を取りやすい環境でしたので、体調が悪い時やプライベートな用事や好きな事を出来る余裕が出来たので気持ちにも余裕が出て、仕事にも集中できる様になりました。
転職して本当に良かったと思っています。
(34歳 私立その他 女性)
- 転職先に事務職を選んだ感想 ②
- 教員時代の激務により心身に不調があったため、しばらく仕事をせず休んでいました。そのため職歴にブランクがあり、面接のときに理由を聞かれて焦ることもありました。正直に話し、理解してもらえた職場に事務職として就職しました。
教員をしていても事務仕事はありましたが、事務職をメインにしたことはなく、そういった意味で未経験の私を雇ってくれたのは幸運だったと思っています。給料はやや下がりましたが、残業もあまりなく、集中して仕事をすれば定時内に仕事を終えることができています。
体力的、精神的に余裕ができたことでプライベートを充実させています。教員時代は土日祝も部活の練習に駆り出されていたので、その差は雲泥だと思います。
(35歳 公立中学校 男性)
教材制作会社
続いては教材制作会社です。現在私も教材制作をメインの仕事にしています。
教材制作業務のメリットは以下の通り。
- 教員の経験を活かせる
- 教材作成が好きな方にはベスト
- 仕事や給与が安定している
特に「元教員」という肩書きは、思いのほか重宝されるものです。(塾なども同様)
教材を作ったり、考えたりすることが好きな方には、ベストな選択肢となり得るでしょう。
- 教材制作会社に転職した感想①
- 良かったことは、実際に教育の現場で経験があったので、より教材に適切かどうか上司や同僚に意見を言うことができました。
しかし、プログラムの作成やPC作業については、全くというほど経験がなかったので、講習を受けたり、休日は図書館で本を借りて独学で勉強したり苦労することも多かったです。けれども、30歳を機に、転職をしたので、体力もありましたし、日々、学ぶ姿勢で仕事に慣れていくことができました。
悪かったことは、特にありませんが、学校教員と違って対大人なので、言葉遣いや、メールの定型文など、上司に指摘されることはありました。自分自身が、教員時代にもそのような一般的なスキルを身に付けていなかったことが悪かったなと思いました。
(30歳 公立小学校 女性)
- 教材制作会社に転職した感想②
- 高校の教員を8年間勤めたのち、辞書や教科書の執筆、校正の仕事を行う編集社に転職しました。国語の教員だったので、それなりに知識もありましたし、国語辞書の執筆なら簡単にできるだろうと思っていたのですが、考えが甘かった部分もあったと思います。
教員の仕事は、学年全体や学校全体で動く部分ももちろんありますが、基本的には各自の裁量に任されているところが多いように思います。
変わって編集社での仕事は、版元様との調整はもちろん、一人ですべて執筆するわけではないので、他の執筆者などとの密な連携が求められます。
予定通りに仕事が進まないこともほとんどですが、納期が決まっているため、かなり焦ってしまいます。
教師の仕事とは全く違うところに難しさがあると常々感じています。
(31歳 公立高校 女性)
動画編集者
続いては動画編集者です。
そうです。YouTubeなどの動画をはじめ、動画の編集を請け負う仕事のことです。
企業に属せず、個人でフリーランスとして働く人も多いです。
そのため、自由に働きたい方に特におすすめです。
動画編集のスキルは1ヶ月もあれば身につくでしょう。
月50万はかなり大変かと思いますが、20~30万は十分に狙えるでしょう。
フリーランスの働き方を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
近年、教員の労働環境が問題視されることが非常に多くなりました。そのような中で、教員に限界を感じている一生この生活…?時間と場所に縛られず生活したい!という考えを持ちながら教員を続けて[…]
webライター
続いてはwebライターです。
そうです。webライターもフリーランスが多い仕事ですね。
インターネット上のさまざまな記事を書く仕事です。
例えば
このサイトの「養護教諭」「特別支援学校」などの記事は、実際に経験をした先生方に記事を書いてもらっています。
最も読者に役に立つ記事は、経験者だからこそ書けるものだからです。
ですので、元教員という肩書きを生かして、webライターの仕事をしている方はとても多いです。
パソコン一台で簡単にはじめられるので、とてもおすすめの仕事の1つですね!
ICT教育支援真
パソコンに詳しい方は、ICT指導員もおすすめです。
ICT指導員は、ICT(情報通信技術)を活用した授業や、先生たちの業務効率化を支援する仕事。
文部省では全国の小中学校に4人に1人配置することを目標としています。
そのため、今後採用や活躍の場が広がる見込みです。
学童指導員
学童とは、共働きの家庭など保護者が自宅にいない時間が長い子どもたちを預かる施設のことです。
そのため、学童指導員の主な勤務時間は、子どもたちが学校を終える午後の時間から、保護者が仕事を終えて帰ってくる夜までとなります。
しかし、学校が夏休みや冬休みの長期休暇期間に入る際には、朝から施設を解放して子どもたちを一日預かることもあるでしょう。
「学童」以外に、「学童保育」、「学童クラブ」、「放課後児童クラブ」といった呼び方をされることもあります。
学童指導員に資格は必要ありませんが、「放課後児童指導員資格」という私悪を教員であれば簡単にとることができます。
学童施設に一人はこの資格を持った人が必要になるので、とっておいても損はない資格かもしれませんね。
学童施設は「はじめての学童指導員」というサービスを利用するのがおすすめです。
このサービスを利用すれば、支援員を募集している学童を簡単に探すことができますよ。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
教員から学童指導員への転職を考えているなら、必ず利用したいサービスが「はじめての学童指導員」というサービスです。この記事では「はじめての学童指導員」の特徴・口コミ・評判を解説していきます。学童指導員ってどんな仕事?[…]
介護職
続いては介護職です。
介護が必要な人の食事、入浴、排泄、移乗などの身体介助や、掃除や洗濯、買い物などの生活援助を行う仕事。
年齢や学歴などによる制限が少なく、転職しやすいのが特徴です。
生活指導員やケアマネージャーなど介護に関する資格を取得すれば給料アップも期待できます。
ただし仕事では利用者の体を支える機会も多いため、ある程度の体力が必要な点は考慮しておきましょう。
困っている人を支援したいという気持ちが強い人は、介護職を検討してみるとよいでしょう。
営業職
続いては営業職。営業職はノルマなどがキツいイメージがあるかもしれませんが、話すことが得意な教員に、非常に向いている仕事です。
特に給与が成績で決まることも多いので、多くの成果をあげればどんどん収入が高まります。
私がインタビューしたkouさんは教員から営業職に転職し、非常にゆとりある生活を手に入れてました。
転職前 | 転職後 | |
残業時間 | 80時間/月 | 5時間/月 |
休日 | 1日/週 | 2日/週 |
年収 | 480万 | 450万 |
年齢 | 〜39 | 40〜 |
全ての人におすすめできる仕事とは言えませんが、教員と相性がいいのは事実です。
興味がある方は、ぜひ仕事を探してみてくださいね!
まとめ
これが女性におすすめの仕事10選です。
- 家庭教師
- 塾講師
- 事務職
- 教材制作会社
- webデザイナー
- 動画編集者
- ICT教育支援真
- 学童指導員
- 介護職
- 営業職
興味がある仕事が見つかったら、ぜひdoda を利用して探してみてくださいね!
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年代別!教員からのおすすめ転職先!
続いては、年代別におすすめの転職先を紹介します。
もちろん一人一人の興味や適正によるので、参考程度にしてくださいね。
20代の女性教員におすすめの転職先
20代の女性におすすめの転職先は、以下の通りです。
- 塾や家庭教師
- 教材開発
- web関連企業
となります。教育に関係する職種は、もちろんおすすめができます。
同時に
知っておいていただきたいのは、20代のうちはポテンシャル採用も十分に狙えるということです。
そうです。簡単に言えば、未経験の職種や、異業種であっても採用してもらえる可能性がかなり高いということです。
30代、40代となるにつれ、ポテンシャル採用は難しくなりますので、特に教育以外の分野にチャレンジしたい方は、20代のうちに転職にチャレンジするとよいでしょう。
ポテンシャル採用を狙うのであれば、現在最も将来性があるweb系の企業が良いでしょう。
もちろん興味がないのにweb系に進む必要はありませんが、後々後悔しないためdoda に、でチェックしておくのもよいでしょう。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
教員はやりがいがある、素晴らしい仕事の1つです。しかし現在、教員の労働環境が問題視され、公務員としては信じられないほどの不人気職となりつつあります。ネットでは子どもや保護者が神様過労死ラインを越える勤務時[…]
30代の女性教員におすすめの転職先
続いては30代の女性教員におすすめの転職先を紹介します。
おすすめの転職先は以下の通り。
- 塾や家庭教師
- 教材開発
- 事務職
30代の方は教員歴が10年ほどになるので、教育関連企業への就職はかなり有利になります。
その一方で、20代の時のようなポテンシャル採用はやや難しくなります。
そのため、基本的には教員としての経験を活かせる企業がおすすめです。
ですが30代は、まだまだ色々な仕事にチャレンジできる年代でもありますので、興味があるものにはどんどん挑戦してみましょう。
教員の労働環境が非常に大きな問題となっています。仕事は定時で終わるものお昼休みは1時間自由に使えるもの残業代は出るものこれらは基本的にあたりまえのこと。しかし学校現場ではこれらの環境が当たり前とは言い難いのです[…]
40代の女性教員におすすめの転職先
最後に40代の女性教員におすすめの転職先を紹介します。
おすすめの転職先は以下の通り。
- 塾や家庭教師
- 教材開発
- 事務職
- 介護職
やはり40代の方も、教員の経験を活かせる職種がおすすめです。
というより、40代となると求人数も少なくなるので、自身の経験を活かせる職種でないと転職が難しくなる可能性があります。
そういった意味でも、塾や家庭教師が最もおすすめできる仕事になるでしょう。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
40代で教員からの転職を考えている40代での転職が可能か知りたい成功のコツやリスクも知りたいこの記事ではそのような疑問への答えを元教員が徹底解説します。(情報は2024年最新のもの)参考にしてい[…]
まとめ
これで、女性教員からのおすすめ転職先の紹介を終わります。
私が教員からの転職者100名に行ったアンケートでは、転職に恐怖心を覚える人はとても多かったです。(私もそうでした)
しかし、ひとたび転職をしてしまえば、後悔をする人はとても少ないです。
私は全ての教員が転職すべきとは全く思っていません。
ですが、このまま一生教員は無理そう…。後悔しそう…。という方は、まずは教員以外にどんな仕事があるのか調べてみるのもよいでしょう。
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転職により、一気に人生が好転する可能性は十分にあります。
この記事がみなさんのお役に立ち、みなさんの1年後が素晴らしいものになることを心より応援しています。