- 中学理科の成績を効率よく上げたい
- 受験対策を知りたい
- 定期テスト対策を知りたい
- 塾や家庭教師を上手に使いたい
- おすすめ問題集を知りたい
このページでは、そのような疑問に答えていきます。
理科教育の専門家だね!
また、このページの作成にあたり、本屋さんで売っている学習法の本を全て購入し、内容を盛り込ませていただきました。
このページを読むことで、中学理科の成績を効率よく上げることが可能になります。ぜひご覧ください!
中学理科の成績を上げるたった1つのポイント
理科の成績を効率よく上げるには、たった1つのポイントを押さえることが大切です。
このポイントは、「高校受験対策」「定期テスト対策」どちらにも共通して使えます。
そのポイントとはズバリ、「簡単な問題や単元で点数をとる」ということです。
反対に言えば、難しい問題はなるべく避ける。ということです。
難しい問題を避けていいの…?
うん。できる限り避けたほうがいいんだよ。
なぜなら、理科のテストは多くの問題が、2点〜3点問題だからです。
簡単な問題も、難しい問題も、ほとんど同じ得点なのです。
もちろん、
「難しい問題は 1問 10点」
「簡単な問題は 1問 1点」
だったなら、難しい問題の勉強もたくさんしなければいけません。
ですが、難しい問題も簡単な問題も、ほとんど得点は変わらないのです。
だったら、簡単な問題でしっかりと点数をかせぎ、難しい問題の練習はなるべく避けることが効率的。と言えるのです。
それは間違いない…。
また、中学理科は「難しい問題(分野)と、簡単な問題(分野)の差が大きい」ことが特徴です。
つまり、簡単な問題や分野を見極められれば、理科の点数をとる効率が上がるのです。
例えば
数学や英語は、比較的どの単元も難しいです。
理解が必要であり、勉強が大変なのです。(理解系の教科)
これは塾の多さからも明らかです。
反対に、社会は問題を解くのに理解が難しいということは少ないです。(暗記系の教科)
英・数と社会の中間が「理科」で、暗記系のところで得点を伸ばすことが大切なのです。
ここからはもう少し詳しく、「暗記系と理解系」それぞれについて解説をしていきます!
点数を上げやすい分野」はその後で紹介するね!
暗記系と理解系
理科の問題は大きく
- 暗記系の問題
- 理解系の問題
に分かれます。暗記系の問題は
- 青色のリトマス紙は酸性で何色になりますか。
- は虫類の体の表面はどのようですか。
などの問題です。答えはそれぞれ「赤色」「うろこでおおわれている」ですが、これらは「暗記」しておくだけで簡単に得点をとることができます。
一方で「理解系」の問題は
- 気温が20℃、湿度が50%のとき、空気1m3中にはおよそいくらの水蒸気が含まれますか?
などの問題です。この問題も理解できていれば数秒で解けます。
しかし、理科が苦手な生徒がこの1問を解けるようになるにはかなりの時間が必要です。
何時間勉強しても解けないかも…。
このように、理科の問題は大きく「暗記系」と「理解系」に分かれるのです。
暗記系の問題はしっかりと得点を取る
まずは何より、暗記系の問題でしっかりと得点をとることが大切です。
しかし、覚えることが多いのはもちろん、「暗記系」だからといって「理解すること」が全く必要ないわけではありません。
「暗記系」と「理解系」きれいにスッパリと分けられる問題ばかりではありません。
「どちらかと言えば暗記系」「どちらかと言えば理解系」
ということもありますし、
「暗記できていると理解しやすい」「理解できていると暗記しやすい」
などの面もあります。
全てきれいに2つには分けられませんが、それでも子ども自身が「とりあえずこの辺を覚えよう」と思えれば、勉強に対する苦労はかなり減ります。
また、先生や友達に「理科が苦手なんですが、次のテストどこが大切ですか?」と聞けば教えてもらえることが多いでしょう。
これをくり返すうちに、「勉強の仕方も上手」になっていくでしょう。
重要
本当に自分に合った勉強法は、時間をかけて自分が見つけていくものです。
この記事や本、動画を見て、いろいろな勉強法を学ぶことで、
どんどん勉強が得意になっていくのです。
「勉強の仕方がわからない大人」にはならないで下さい。
暗記系の問題で点数をとるコツは、「何度もくり返す」ことです。
ギリギリ思い出せる。くらいではダメです。理想は自分の名前や生年月日くらいスムーズに思い出せるまで、何度も何度もくり返し練習しましょう。
私は「暗記系」の問題を効率よく学習するために、YouTubeで動画を投稿しています。
登録者は4万人になり、「成績が上がった」というコメントであふれています。
ぜひ、「理科の一問一答」を利用してみて下さい。
理解系の問題に時間をかけすぎない
次は理解系の問題です。理解系の問題は
- 理解
- 暗記
- 解ける
と、暗記系よりも必要なステップが1つ多くなります。
「何とか理解できそう」
「授業では理解できた」
などの問題には、積極的に挑戦するのもよいでしょう。
しかし、「全くわからない」という場合は、避けてしまうのもよい作戦です。ここをムダにがんばると、そもそも勉強のやる気がなくなります。
「問題集の選び方」の章でも解説をしますが、「だいたいは解けて、たまに難しい問題がある」くらいが勉強にちょうどいい難易度です。
これはテレビゲームでも同じように調整されています。
そのため、「理解系」で勉強に苦労する場合は、いったんあきらめて、「暗記系」のところに集中する方が、成績を上げる効率がいいのです。
ただし
毎回理科のテストが80点以上だったり、成績上位者の場合は、「理解系」の問題にもしっかりと挑戦していきましょう。
理科が苦手な人(60点以下)ほど暗記系に集中するのがよい方法です。
では続いて、成績を上げやすい分野をわかりやすく解説していきます。
ポイント②成績が上がる単元
では続いて、成績が上がりやすい単元を紹介します。(2022年最新版)
文章で説明すると長くなっていまいますので、表で一覧にして紹介します。
ありがてえ…
中学1年 | 中学2年 | 中学3年 | |
生物 | 植物と動物のなかま | 植物と動物のつくり | 遺伝 |
化学 | 状態変化・気体 | 化学反応式 | イオン |
物理 | 光・音・力 | 電気 | 仕事 |
地学 | 岩石・地震 | 気象 | 宇宙 |
基本的にはこのようになります。
以下、詳しく解説をしていきます。
成績が上がりやすい単元
成績が上がりやすい主な単元は
- 1年生の生物
- 1年生の化学
- 1年生の地学
- 2年生の生物
- 2年生の地学
- 3年生の生物
となります。
そうだね。「生物・地学分野」は暗記系の問題が多く得点しやすいんだ。
また、「1年生」も比較的簡単な問題が多いよ。
例えば「宇宙」の単元は、20年ほど前に一度「1年生で学習する単元」になったんだ。
宇宙にが好きな子どもが多いからね。だけど結局、難しくて3年生に戻ったんだよ。
なるほどね。
そして理科の特徴として、高校入試では「1年生〜3年の範囲がまんべんなく出題される」という特徴があるんだよ。
英語や数学は、3年生の範囲が重要になるけど、理科は全学年重要なんだ。
受験対策としては、とても重要だね。詳しくは受験対策の章で話すね!
補足
先ほどの難易度表ですが、1年生の地学は「地震」の範囲のみ明らかに難しく、それ以外は易しいです。
2年生の化学も、「化学反応式」は難しいですが、「物質の性質」は比較的易しいです。
ただ、「化学反応式」は出題率がかなり高いため、可能であれば理解したいところですが…。
苦手な生徒が多い単元
中学1年 | 中学2年 | 中学3年 | |
生物 | 植物と動物のなかま | 植物と動物のつくり | 遺伝 |
化学 | 状態変化・気体 | 化学反応式 | イオン |
物理 | 光・音・力 | 電気 | 仕事 |
地学 | 岩石・地震 | 気象 | 宇宙 |
苦手な人が多い単元は
- 1年生物理
- 2年生物理
- 2年生化学
- 3年生物理
- 3年生化学
- 3年生地学
などが挙げられます。
物理は難しいのか…。
物理分野は明らかに苦手な人が多いです。例えば、「電流と磁界」の単元は、理科が苦手な人の9割が苦手な単元です。
さきほど解説したように、高校受験対策では、いったん後回しにして、点数を取りやすい単元に集中することがおすすめです。
ここまでのまとめ
簡単な問題や単元で点数をかせぐ。これが最重要ポイント!
「暗記系」と「理解系」の問題の違いを理解し、暗記系で点数をかせぐ。
また、理科の難易度は学年や分野ごとに大きく異なる。
「暗記系」が多い簡単な分野に集中するのがよい!
では続いて、「理科の高校入試対策」について詳しく紹介していきます!
中学理科の高校入試対策
ここからは、高校入試対策について詳しく解説をしていきます。
基本的には、さきほど紹介した表を参考に、学習の計画を立てていくことになります。
中学1年 | 中学2年 | 中学3年 | |
生物 | 植物と動物のなかま | 植物と動物のつくり | 遺伝 |
化学 | 状態変化・気体 | 化学反応式 | イオン |
物理 | 光・音・力 | 電気 | 仕事 |
地学 | 岩石・地震 | 気象 | 宇宙 |
極端な話、「入試まで後1週間、全ての分野がわからない」となれば、もう◎のところしか勉強ができません。
一人一人状況が違うと思いますので、この表と自分自身の
- 目標点
- 現在の得点
- 残された時間
によって学習計画を立てていきましょう。
「簡単な単元」そして「暗記系」の問題にしっかりと取り組むと、60点以上が安定してくるはずです。
(さきほど紹介した、私のYouTubeチャンネルもぜひ活用して下さい。)
また、「解ける問題が多いけど、たまに解けない問題もある」くらいの難しさの問題集を選んで、くり返し問題を解く練習をすることも効果的です。
学校でもらった問題集でもいいの?
もちろん大丈夫です。ただ、学校でもらった問題集は「成績が平均くらい〜平均よりも上」くらいの子どもにおすすめです。
解説が少ないことが多いので、理科が苦手でわからない問題が多い人は、本屋さんでやさしめの本を買いましょう。
70点以上をねらうには、全分野、しっかりと勉強する必要が出てきます。
もちろん「理解系」の問題にも積極的に挑戦しましょう。
ただし、「全くわからない」問題には時間をかけすぎず、「答えを見れば理解できる」くらいの問題にチャレンジし、解く力をつけていきましょう。
もっと詳しく「高校受験対策」を知りたい方は、以下の記事をご覧くださいね。
定期テストの成績が上がる勉強法
続いては、定期テストの成績の上げ方についてです。
高校受験とは異なるの?
定期テストは高校受験と異なり、次のような特徴をもちます。
- テストの範囲が狭い
- 入試問題より少し易しい
- 作る先生によって特徴がある
定期テストが高校入試と最も異なる点は、その範囲にあります。
定期テストの範囲は、高校入試の10分の1以下でしょう。そのため、比較的簡単に成績を伸ばすことができます。(入試問題に比べればですが…)
定期テストの点数は、内申点にも大きく影響しますので、必ずしっかりと対策をしましょう。
定期テストもいい点とりたい。でもコツは…?
毎日の授業を大切にしよう
まずは毎日の授業を大切にすることです。
夜ふかしをして授業中に眠い人は、しっかりとした睡眠をとるだけでもかなり違います。
授業を大切にすることで
- 理解が深まる
- 「関心・意欲・態度」の成績が上がる
- テストに出るポイントが分かる
という3つの効果が出て、とてもおトクです。
「①理解が深まる」「②関心・意欲・態度の成績が上がる」のは当然として、ここでは「③テストに出るポイントがわかる」が重要になります。
定期テストは高校入試と違い、「目の前にいる先生」がテストをつくります。
そして先生は、「テストに出るポイント」も授業中によく教えてくれるので、その部分をしっかりと勉強すると効率がいいのです。
なんで先生はテストに出るところを教えるの?
先生たちは「テストを通してしっかりと子どもたちを評価したい」のです。
例えば全員が100点をとれるテストを作って、その結果から「1」〜「5」の成績に分けるのは難しいです。
100点で「1」とか納得いかないね。
そう。テストは子どもたちをできるだけ正しく評価するために行うからです。
また、次の2つではどちらの子どもを評価したいでしょうか。
- 勉強したのに点数が取れない
- 勉強しなくて点数が取れない
当然①だね。
そう。勉強した子にはしっかりと点数をとってほしい。
だから先生はテストに出るところを教えることが多いのです。
定期テスト対策は、「毎日の授業を大切にする」これを忘れないでください!
復習を大切にする
「予習・復習」という言葉がありますが、成績を上げるためには予習よりも復習のほうが効率がいいです。
予習というのは、まだ習っていないことを学ぶことです。これは、理科が得意な子どもならよいですが、苦手な子どもにはおすすめしません。
一方で、復習は、先生に一度教わったことの確認なので、1人で進めやすいです。
復習することで、あいまいなところを確認できたり、知識の定着も可能なので、とても効率がよいのです。
予習と復習では、復習に力を入れるようにしましょう。
早めにテスト対策をする
最も大切なのは「早めにテスト対策を行う」ことです。
テスト直前に勉強を始める人は、勉強法よりも「早めにテスト対策をはじめる」これだけで成績が上がります。
これは絶対です。
まあそうだよね…。
どんなに遅くても2週間前には定期テストの勉強を開始しましょう。
そして、今までテストまでに問題集を一回で終わらせていた人は二回。二回で終わらせていた人は三回と学習してみましょう。
大変ですが、その分確実に成果が出る勉強法と言えます。
さらに詳しい理科の定期テスト対策は、こちらのページをご覧ください。
学習教材・家庭教師・塾を利用して成績を上げる
ここからは
- 学習教材
- 家庭教師
- 塾
を利用した学習法の解説を行います。
現在は予算に合わせた学習法が本当にたくさんあります。
先ほど紹介した私のYouTubeなど、無料で学習できるものも数多くある時代です。
まして有料であれば、昔では信じられないほどの便利なサービスが目白押しです。
子どもの学力を高めることは、今後の人生全てに大きなメリットがあるので、有料サービスを使うこともとてもおすすめができます。
おすすめのサービスを厳選しましたので、ぜひ参考にして下さい。
ポイント
ここで紹介するサービスは、主に「理解系」の問題で得点をとるのに効果があります。
また、一人での勉強を集中して続けられない…。という場合にもとても役に立つサービスです。
紹介するサービスのまとめ↓
スタディサプリ | オンライン 家庭教師 | 学習塾 | |
わかりやすさ | プロの授業が 見放題 | サービスや 先生による | 塾や 先生による |
集中力 | やや切れやすい | 切れにくい | 切れにくい |
子にあった指導 | 動画のため 低い | 個人に合った指導 | 一斉指導 (質問はできる) |
進学サポート | 進学相談 などは不可 | 進学相談 などは不可 | 進学の相談 なども可能 |
費用 | とても安い | 通常の家庭教師 よりも安い | 通常の家庭教師 よりも安い |
総合評価 | (5.0 / 5.0) | (5.0 / 5.0) | (4.5 / 5.0) |
学習教材を上手に使う
まずは、自主学習をするためのおすすめ学習教材を紹介します。
それは、「リクルート」が運営する「スタディサプリ
CMでよく見るね!
スタディサプリのメリットは、なんといっても「日本を代表する講師の授業が見放題」というところです。
また、料金が月額2,178円とお手頃なところです。(年間払いで1,815円)
「一人で学習を進める力」が少しでもある子どもは、スタディサプリを利用することで成績アップを効率化できます。
反対に
「何からどう勉強したらよいかわからない」という子どもには、効果が見られない可能性もあります。
動画で先生が授業をするだけなので、「ながめるだけ」となってしまっては効率的ではありません。
そのような子どもは、次に紹介する家庭教師や塾のほうがおすすめできます。
スタディサプリ
詳しいスタディサプリの解説は次の記事を見て下さい。
オンライン家庭教師を上手に使う
続いてはオンライン家庭教師の紹介です。
オンライン家庭教師?
令和になって流行ってきた新しいサービスなのですが、とてもオススメができます。
特徴は
- 普通の家庭教師より安い
- 先生なども選び放題
- 先生を家にあげないでよい
などが挙げられます。
まずは料金です。オンライン家庭教師は、通常の家庭教師より料金が安めに設定されています。
通常の料金だけでなく、先生の交通費や、お菓子代金なども節約できるため、かなりおすすめです。
子どもも移動しないで楽だね!
その通りです。また、スタディサプリとの最も大きな違いは「勉強の監視役」になってくれることです。
画面とは言え、目の前にいるので勉強をさぼれません。(笑)
これは重要…。
さらに、一人一人にあった教え方や時間配分で進めてくれるので、とてもありがたいですね。
また、料金や先生なども、サービスがたくさんあるので選び放題です。
たとえば、安めに大学生に教わることも可能ですし、社会人の「プロ家庭教師」に教えてもらうことも可能です。
先生の変更もとても簡単です。
とても多くのサービスがありますが
- 安めにすますなら「Netty」
- プロに教わるなら「マナリンク」
で間違いありません。
どちらも「授業料」だけで、入会金など無駄なお金がかからないところが好きです。(2022年3月現在期間限定)
Nettyの公式サイトはこちら「インターネット家庭教師Netty
マナリンクの公式サイトはこちら「オンライン家庭教師マナリンク
オンライン家庭教師について詳しく知りたい方は、下の記事を読んでみて下さい。
塾の利用を上手に使う
最後は塾の利用についてです。
塾は昔からあるサービスなので、保護者の方もイメージがしやすいと思います。
塾で最も特徴的なことは「地域の学校や進学校に詳しい」ということです。
なるほど。
これにより、例えば模試や学校のテストの結果から、志望校に届きそうかどうかなどの相談をすることも可能です。
学習面のサポート全般を通し、とても頼りになるサービスです。
デメリットとしては
- 送迎が大変
- 塾に行っても聞いていない場合あり
- 高めの志望校をすすめられる
などが挙げられます。特に3つ目「高めの志望校をすすめられる」というのは頭の片隅に入れておいて下さい。
塾は難しめの学校に入ってもらった方が、先生や塾の評判が上がるからです。
反対に
学校の先生は「安全策」で志望校を進める傾向があります。
そのため、学校の先生の意見を聞くのが無難です。
塾のアドバイスも参考になりますが、すべりどめなどをうまく活用して下さいね。
塾を探すには、「塾探しの窓口」という無料検索サービスがおすすめです。
以上、サービスを利用して成績を上げる方法でした。
サービスを利用することにより、子どもの成績を一気に伸ばすことも可能です。
成績は子どもの一生を左右することにもなるので、気になるものがあれば、一度使用してみるのもありでしょう。
問題集を利用した成績の上げ方
最後に問題集を利用した成績の上げ方について解説をします。
多くの中学生にとって、問題集で一人で学習を進めるのは大変なことです。
しかし高校→大学→社会人と成長するにつれ「一人で勉強の仕方がわからない」ままでは困ります。
中学生のうちから、少しずつ問題集を利用した成績の上げ方を練習していくことが大切です。
問題集の選び方
まずは問題集の選び方のポイントです。
- 参考書ではなく問題集
- 解ける問題が7割くらいの本
- 解説が詳しい(+別冊)
の3つになります。
参考書でなく問題集
まずは「参考書ではなく問題集を選ぶ」ことが大切です。
違いがわからぬ…。
「参考書」は問題ではなく、解説がまとめられている本。
「問題集」は問題が集まっている本。となります。
参考書ではなく、問題集で勉強することが成績を上げるコツです。
例えば
「泳げるようになりたい」「自転車に乗れるようになりたい」と考えた時
①教室で泳ぎや乗り方の説明を聞く
②実際に泳いだり乗ったりする
どちらがよいと思いますか?
間違いなく②です。勉強もこれと同じで、解く練習をすることが一番力がつくのです。
7割くらい解ける本
次に、7割くらい解けそうな問題集を選ぶことがポイントです。
え?わからない問題がいっぱいある問題集がよさそうだけど…。
よくある失敗例です。難しめの問題集を選ぶと、やる気がなくなる可能性はとても高いです。
この記事の途中でも解説しましたが、「すらすら進められて、たまに難しい問題がある」くらいが丁度いいです。
また、「わかっている」つもりの問題を解くことは、知識の定着にとてもよい効果を発揮します。
「簡単すぎるかな?」くらいの問題集を選ぶようにしましょう。
解説が詳しいものを選ぶ
もう一つ問題集を選ぶ際に大切なことは、「解説の詳しさ」です。
解説が詳しいほど、理解がしやすくなりますので、この点にこだわって選ぶのがよいでしょう。
また、解答は「別冊」になっているものがおすすめです。解説が別冊になっていないと、問題のページと解説のページをペラペラめくりながら勉強をしなければならず、とてもやりにくいです。
これらを参考に、好きな問題集を選んでみて下さい。
成績別におすすめの問題集を下のページで解説していますので、よろしければ参考にして下さいね。
問題集の使い方
次に問題集の使い方です。問題集の使い方のポイントは
- くり返し解く
- 解いた問題に印をつける
- カンペキになった問題は読むだけ
になります。まず、問題集は何度もくり返し使うものです。
- 1冊の問題集を2回解く
- 2冊の問題集を1回ずつ解く
では、明らかに①の方が学習効率が高いです。まずはこのことを意識して取り組むようにしましょう。
そして、2週目以降の効率化をはかるため、1週目で問題に印をつけながら進めることが大切です。
- ◎ ← カンペキ。忘れない
- ○ ← 解けたがもう一回解きたい
- △ ← 解けないが答えを見たら理解できた
- × ← 理解できない
などです。そして、○や△の問題を◎にすることが成績アップの早道です。
◎の問題は、解かずに読んで確認するだけでOKです。✖️の問題はとばしましょう。
ここで紹介した内容を守るだけで、問題集の使い方はかなり上手くなるでしょう。
ぜひ、おすすめ問題集でこのように取り組んでみて下さい。
理科のノートの効率的な使い方
最後に、効率的なノートの使い方です。ノートのおすすめの使い方は次の通りです。
- 授業の日時を記入しておく
- 新しい章に入ったらページを変える
- 解いた問題に印をつける
- わからなかったところをメモする
- 色を多くしすぎない
ノートの取り方は、一人一人の好みが大きくでますので、自分が見やすいようにとることが一番です。
しかし、基本的には上で紹介したポイントを守ってノートをとるのがよいでしょう。
家で自主学習をする際に「まとめノートをつくる」という勉強法をする人がいますが、基本的にこれはおすすめしません。
なぜなら
まとめノートを作るにはかなりの時間がかかります。
1ページまとめる間に何問も問題練習ができますし、理解していないところはそもそもまとめられません。
逆にいうと、まとめられるなら、もう理解しているので、そこに勉強時間を使うべきではないのです。
このことは、Daigoさんが勉強法の解説で同じことを言っていました。
私も同意見ということです。
ただし、ノートにまとめる勉強法で大きく成績を伸ばす生徒も少数派ですがいるので、全否定はしません。
詳しい理科のノートの使い方は、次の記事を見て下さいね。
これで、中学理科の学習法の解説を終わります。
みなさんが、ここで紹介した勉強法やサービスを利用し、大きく成績を伸ばしていただければ幸いです。
またねー!
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