このページでは、中学理科のおすすめ参考書を解説していきます。
理科教育のプロだね!
今回は私のおすすめ参考書を徹底解説させていただきます。
本の購入に数万円かかりましたので、お役に立てると嬉しいです。
重要
このサイトでは「問題集」と「参考書」という言葉をしっかりと分けています。
- 「問題集」とは、主に問題がまとめてある本
- 「参考書」とは、主に解説がメインである本
として紹介をしています。
成績を上げるための「勉強」は参考書ではなく、問題集を利用することが鉄則です。(詳しくは下の動画)
「参考書」を買うことを勧めるのは次の中学生だけです。
- 偏差値が60以上
- 公立中学校の上位20%以内
- 問題集と参考書の両方が欲しい人
そのため「理科の成績を上げるための本」を探している人は、下のボタンから「おすすめ問題集」のページを見るようにして下さい。
ただし
私が出版した、中学理科・電気分野の参考書はオススメです!
電気分野が苦手な中学生はぜひどうぞ。3日で苦手がなくなりますよ!
めっちゃわかりやすいよ!
では、「問題集」ではなく「参考書」を探しているという人は、続きを読んで下さい。
おすすめの参考書を紹介させていただきます。
よろしくお願いします!
中学理科のおすすめ参考書
おすすめ参考書ランキング
まずはランキング形式で紹介します。
注意
このランキング、1位は多くの中学生におすすめができますが、
2〜7位は買う人の成績や好みにより、大きく変わります。
順位は参考程度にしてください。
順位 | タイトル | 形式 | 難易度 | 進めやすさ | ボリューム | 成績UP度 | コメント | 総合 | 詳しい説明 |
1位 | やさしい中学理科 | 講義型 (授業型) | 50 | 75 | 70 | 70 | 唯一の授業型の参考書で非常にわかりやすい。 買う価値あり。 | (4.5 / 5.0) | 詳細を見る |
2位 | くわしい理科 | 調べ物型 | 80 | 30 | 80 | 55 | 調べ物型の参考書の中では最もおすすめできる。だが、1〜3年の3冊必要。 | (4.0 / 5.0) | 詳細を見る |
3位 | わかるをつくる中学理科 | 調べ物型 | 85 | 25 | 80 | 50 | 調べ物の参考書の中では図が見やすい。 | (3.5 / 5.0) | 詳細を見る |
4位 | 自由自在 | 調べ物型 | 95 | 20 | 95 | 50 | トップレベルの成績を求める人向け。それ以外は必要ない。 | (3.5 / 5.0) | 詳細を見る |
5位 | 中学総合的研究 | 調べ物型 | 95 | 15 | 95 | 45 | 自由自在と同じ。個人的には自由自在が若干見やすい。 | (3.5 / 5.0) | 詳細を見る |
6位 | わけがわかる中学理科 | 読み物型 | 30 | 80 | 40 | 20 | 成績アップより、理科が好きな子どもにおすすめ。 | (3.0 / 5.0) | 詳細を見る |
7位 | マンガでわかる中学理科 | 読み物型 | 25 | 80 | 30 | 15 | マンガのわりに、読みにくい…。 | (2.5 / 5.0) | 詳細を見る |
1位:やさしい中学理科
1位は学研の「やさしい中学理科」です。
くり返しになりますが、私は基本的に「参考書」での勉強をおすすめしません。
「問題集」での学習が効果的です。しかし、この本は例外的におすすめができます。
「講義型(授業型)」の参考書と呼ばれ、授業の会話形式で話が進んでいきます。
高校生の参考書には講義型のものが多いのですが、中学生向けのものはありませんでした。
ですが、この本は中学生向けの講義型参考書なので、とてもおすすめができます。
(ちなみに、私が出版する本も講義型の参考書です。)
ですので、説明形式の本が欲しい人は、ぜひこの本を選んでみて下さい。
イチオシにゃ!
2位:くわしい理科
2位は文英堂の「くわしい理科」です。
いわゆる「解説」「説明」が大量にのっている、通常の参考書です。
この本は、もちろん内容が多く詳しくのっているのですが、その割には難易度も難しすぎず、調べやすいです。
そのため、勉強が苦手、嫌いでないのなら、1冊もっておいても損はない本だと思います。
勉強が苦手な人は、そもそも読む気にならないでしょう。
調べ物型の参考書では、最もおすすめになります。
しかし「1年〜3年」の3冊に分かれていることが、人によってはデメリットになるでしょう。
全学年そろえるのに少し値段が高くなるからです。
その点が問題ないなら、調べ物型の参考書で最もおすすめができます。
3位:わかるをつくる中学理科
3位は学研の「わかるをつくる中学理科」です。
2位と同じく「解説」や「説明」がたくさん載っている「調べ物型」の参考書です。
2位との大きな違いは、「3年分」が一冊にまとまっていることです。
そのため、2位とは以下のような違いがあります。
デメリット
- 調べるのが大変(ページが多いので)
- 持ち運びが大変
メリット
- 管理が楽
- 1冊でよいので値段が安い
中身の素晴らしさは2位と大差がありません。
そのため1冊にまとまった、調べ物型の参考書が欲しい人はこの参考書がベストです。
何で3位なの?
内容は2位と同じなので、使い勝手で評価しました。
2位の「くわしい理科」のほうが学年ごとのため、持ち運びや調べ物を探す際に楽だと考え、この結果にさせていただきました。
辞書のような調べ物型の参考書が一冊欲しい!
という場合は、この参考書が最もおすすめです。
4位:自由自在
4位は受験研究社の「自由自在」です。
3位の「わかるをつくる中学理科」と同じ、1冊にまとまった調べ物型の参考書です。
なぜこちらが4位なの?
自由自在はとても超ハイレベルな参考書です。
そのため、学力が高い中学生にはおすすめができますがそれは「偏差値65以上」「校内トップレベル」など一部の生徒です。
多くの中学生におすすめしやすいのは「わかるをつくる中学理科」と考え、自由自在を4位としました。
反対に
都道府県トップレベルの高校へ進学を考える中学生にとっては、自由自在はとてもおすすめできる素晴らしい参考書です。
5位:中学総合的研究
5位は旺文社の「中学総合的研究」です。
3位の「わかるをつくる中学理科」、4位の「自由自在」と同じ調べ物型の1冊にまとまった参考書です。
3位、4位との違いは何?
まず、この本の難易度は「自由自在」と同じ、超ハイレベルの参考書です。
なので、3位の「わかるをつくる中学理科」のほうが多少やさしいため、多くの中学生におすすめできると考えています。
自由自在との違いは?
イラストや本の構成が、多少古い印象を受けました。
好みの問題とも言えるのですが、見やすさは「わかるをつくる中学理科」「自由自在」の方が上だと考えました。よって5位です。
個人的には、ハイレベルの参考書が欲しいなら、この本よりも自由自在をおすすめします。
調べ物型参考書のまとめ
○ 学年ごとに分かれている → くわしい理科
○ 学年ごとにまとまっている
ハイレベルの本が欲しい → わかるをつくる中学理科
超ハイレベルの本が欲しい → 自由自在
という判断基準がよいでしょう。
6位:わけがわかる中学理科
6位は学研の「わけがわかる中学理科」です。
この参考書は、1〜5位までと大きく異なる、読み物型の参考書です。
ここまで紹介してきた参考書の中では、最も読みやすく、すらすら進めることができます。
なのに何で6位なの?
成績アップへの貢献度を考えてです。
この本は勉強用というより、趣味や、中学生として読む本の候補の1つに入れるのが良いでしょう。
読みやすく良い本だと思います。ですが、「成績を上げる」ための参考書としては、効果がうすいと思います。
くり返しになりますが、「勉強用」でなく、趣味や興味の一部として読む本にしましょう。
そのような目的であればおすすめができます。
7位:マンガでわかる中学理科
7位は学研の「マンガでわかる中学理科」です。
中学理科の内容が、マンガでわかりやすくまとめられています。
マンガだから評価が低いのか…。
いえ、私はマンガなどで楽しく学習することはオススメしています。
特に、歴史の流れをマンガで学習するなどは、昔からある効果的な学習法です。
ではなぜ7位なの?
理由は以下の4つです。
- マンガの割に読みにくい
- マンガの割に面白くない
- マンガの割にわかりやすくない
- 身につく知識の量が少ない
つまり中学生にとって「あまり読みたくなる本」ではないと感じるところが大きな理由です。(個人の感想です)
ひどい評価…。
というのも、マンガの内容が万人受けする内容ではないのです。
(以下Amazonレビュー)
これらのレビューにあるように、保護者が子どもに与えるかためらう内容って、参考書として微妙だなと思います。
私自身読んでいて、ノリがキツい感じでした。(普通のマンガは大好きです。)
ですが、総合レビューは悪くないので、本屋で目を通した上で、良いと思ったら購入するのもアリでしょう。
これが、中学理科の学習参考書ランキングです。
- 1位:やさしい中学理科
- 2位:くわしい理科
- 3位:わかるをつくる中学理科
- 4位:自由自在
- 5位:中学総合的研究
- 6位:わけがわかる中学理科
- 7位:マンガでわかる中学理科
順位 | タイトル | 形式 | 難易度 | 進めやすさ | ボリューム | 成績UP度 | コメント | 総合 | 詳しい説明 |
1位 | やさしい中学理科 | 講義型 (授業型) | 50 | 75 | 70 | 70 | 唯一の授業型の参考書で非常にわかりやすい。 買う価値あり。 | (4.5 / 5.0) | 詳細を見る |
2位 | くわしい理科 | 調べ物型 | 80 | 30 | 80 | 55 | 調べ物型の参考書の中では最もおすすめできる。だが、1〜3年の3冊必要。 | (4.0 / 5.0) | 詳細を見る |
3位 | わかるをつくる中学理科 | 調べ物型 | 85 | 25 | 80 | 50 | 調べ物の参考書の中では図が見やすい。 | (3.5 / 5.0) | 詳細を見る |
4位 | 自由自在 | 調べ物型 | 95 | 20 | 95 | 50 | トップレベルの成績を求める人向け。それ以外は必要ない。 | (3.5 / 5.0) | 詳細を見る |
5位 | 中学総合的研究 | 調べ物型 | 95 | 15 | 95 | 45 | 自由自在と同じ。個人的には自由自在が若干見やすい。 | (3.5 / 5.0) | 詳細を見る |
6位 | わけがわかる中学理科 | 読み物型 | 30 | 80 | 40 | 20 | 成績アップより、理科が好きな子どもにおすすめ。 | (3.0 / 5.0) | 詳細を見る |
7位 | マンガでわかる中学理科 | 読み物型 | 25 | 80 | 30 | 15 | マンガのわりに、読みにくい…。 | (2.5 / 5.0) | 詳細を見る |
ぜひ参考にして下さい。
ハイレベル・難関高向けおすすめ参考書
ハイレベル・難関高向けおすすめ参考書は以下の通りです。
最難関レベルに挑戦する場合は、以下の参考書がおすすめです。
- 1位:自由自在
- 2位:やさしい中学理科
- 3位:わかるをつくる中学理科
と順位をつけました。詳しくは先ほど解説した総合ランキングを参考にして下さい。
最難関レベルに挑戦するのであれば、「自由自在」はおすすめできます。
基礎から勉強をしたい場合は「やさしい中学理科」を読んでみるのもよいでしょう。
わかりやすい学習参考書
わかりやすさ重視で参考書を選ぶ場合は次の参考書がおすすめです。
- 1位:やさしい中学理科
- 2位:わけがわかる中学理科
- 3位:マンガでわかる中学理科
学力が平均程度であれば、「やさしい中学理科」を購入するのがよいでしょう。
ですが、学力が平均以下、もしくは理科が苦手な場合は、「問題集」で学習した方が絶対に効率がいいいです。
下のボタンより「【成績別】おすすめ問題集」のページへ飛んで、やさしい問題種を利用して学習しましょう。
またねー!
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