【栄養教諭からの転職】転職理由とおすすめ転職先を元栄養教諭が解説

  • 子どもとの関係作りが難しい
  • 仕事量が多すぎる
  • 他の教諭との関係を築くのが面倒
  • 孤独を感じる

栄養教諭として仕事をしていて、このように感じたことはありませんか?そんな時に、転職を考える人は少なくありません。

この記事では栄養教諭の方向けの転職先と転職理由を合わせて紹介させていただきます。

一人で悩んだり、相談することも出来ないと悩んでいる先生方の手助けになれば幸いです。

記事の執筆者

この記事は元栄養教諭である「そら」さまが、実体験を元に執筆しています。

 
リアルな情報ですので、ぜひ参考にしてください!

【結論】エージェントへの登録が転職成功の近道

仕事

栄養教諭からの転職を考えている方は、転職エージェントへの登録が成功の近道です。

転職エージェントを利用すると

  • 栄養教諭を続けるべきかの相談
  • 求人検索
  • 企業の内部の情報の入手
  • 年収交渉

などが可能になるからです。

「絶対に転職する!」と決意を固めていない方も多いでしょう。ですが、ここで大切なポイントがあります。

ポイント

× 転職を決意→転職活動

○ 転職活動→転職を決意

という順番で行動をすること。これがコツです。

今の仕事と新たな仕事を比較することで、自分の考えが整理されるためです。

転職活動をせずに「教員をやめようか…」と考えていても、なかなか結論は出ずに、時間を浪費してしまうことになります。

一度転職活動を始めてみて、他の仕事と比較をしてみましょう。

そうすることで、転職をするにせよ、教員を続けるにせよ、納得のいく生活を手に入れることができます。

まずは気軽に転職活動を始めてみるといいでしょう。

 
転職活動をしてみて、転職を決意すればいいんだね!

栄養教諭におすすめの転職エージェント&転職サイト

doda_logo

栄養教諭におすすめしたい転職エージェント・転職サイトはdoda です。

dodaは業界トップクラスの求人数をもち、全年代・全地域・全職種に対応しています。

さらに教員からの転職にも強く、特別支援学校教員からの転職にはピッタリです。もちろん完全無料で利用できます。

まずはdodaに登録をしてみるとよいでしょう。

 
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総合評価
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さらに詳しく転職エージェントについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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転職サイトと転職エージェント

栄養教諭のおすすめ転職先8選

栄養教諭からの転職を経験した私が、考えるおすすめの転職先8選を紹介します。

おすすめ8選は次の通り。

  1. 病院
  2. 老人ホーム
  3. 教材制作
  4. 放課後ディサービス・児童指導員
  5. 食品会社
  6. 市町村役場の職員
  7. 栄養管理システムを扱う会社
  8. 塾講師

上記の順は優先順位ではありません。ご自身の資格や環境などに合わせて参考にしてみてくださいね。

病院

病院
必要な資格
管理栄養士 または栄養士

管理栄養士の資格をお持ちの方は、病院での勤務もおすすめです。

子どもの好き嫌いや、食教育という気づきを与えるなどの漠然な指導は、多くに準備や学校での授業との関わりなど難しいこともあります。

それとは異なり、病院での栄養指導は、自分の体と向き合わなければならない患者にとって、命にかかわるといっても過言ではありません。

病院での栄養士としての立場も確立されていて、やりがいを感じる仕事です。

※早出・遅出などの勤務体制が不規則な場合もあります。学校教諭のような勤務時間ではないことを理解しておきましょう。

栄養士にとって病院勤務の経験は、個人のレベルアップにつながることはまちがいありません。

老人ホーム

介護士
必要な資格
管理栄養士 または 栄養士

複数の種類の献立作成よりも、きめ細かい献立作成や発注などの業務が好きな場合は、老人ホームの勤務もおすすめです。

老人ホームでは、基本的な食事だけではなく、「魚の骨をとる」「刻む」などの細かい仕上げが必要な調理の仕上げが必要となります。

調理が行いやすい食材の発注や作業工程も複雑で、おやつを作る施設では、調理回数も多く作業や事務的な手続きも多いです。

そのため、細かい仕上げが得意、事務的な作業も得意な場合はぴったりの仕事です。

※病院の勤務と同様勤務時間が不規則な場合や老人ホームのスタッフの人数によりそれ以外の仕事もある場合があります。

高齢者社会で、老人ホームでの仕事の経験はキャリアアップにつながりやすいです。

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教材製作

教材制作

ランチルームや食育黒板など、校内の掲示板や月々児童に配布する「食育便り」などを作ったりすることは多いと思います。

そのような細かい作業が好きな場合は、教材制作会社をおすすめします。

家庭科の授業でも行われる食育もあり、栄養教諭が授業を行う機会も増えています。

子供との経験や授業に興味がある方は、板書記録や授業計画を提案する教材会社での教材開発などはぴったりです。

※公の求人が少なく常に研究が必要なため栄養教諭として研修を重ねていく必要があります。

放課後ディサービス・児童指導員

特に資格は必要ありませんが、栄養教諭免許での採用も可能です。

子供との関わりが得意で、子供と関わっていきたいと思っている場合にはおすすめです。

年間計画や教科目標が決まっている学校現場での食育は苦手でも、子供との関わりが好きならば、サポートできる放課後ディサービスや児童指導員の仕事もよいでしょう。

※平日の勤務時間や祝日や休日の勤務の場合もあるので子供が幼い、これから生活が変化するかもしれない方はしっかり考えることをおすすめします。

市町村役場の職員

公務員
必要な資格
栄養士・管理栄養士

地域社会や地域住民に貢献することで役立てたい人は行政栄養士がよいでしょう。

住民が抱える健康問題の解決に向け、都道府県や市町村の健康政策の企画・立案が役にたち、健康教育などを行います。

健康寿命の延伸や健康格差の縮小など色々な課題がありますが、前向きに地域の役に立ちたいと考える方にはピッタリです。

※乳幼児から高齢者まで、それぞれのライフステージに合わせた健康作りをサポートすることが必要なため指導や取り組みが多岐に渡ることもあります。

また、採用時期などには十分に注意する必要があります。

食品会社

食べることに興味があり、多くの人と関わりながら何かを作り上げるのが得意な場合は、食品会社の勤務をおすすめします。

コンビニや宅配サービスに健康食品など多くの食に関わる会社が増えているため、食品開発や食品安全が会社にとってとても重要視されています。

時間がかかる計算や実験などにも根気よく続け、営業などとコミュニケーションを取るなど人との関わりが好きな場合は特におすすめです。

※人気の仕事でもあり長年勤務される方が多いためタイミングや働きたい会社をしっかり調べて行動されることをおすすめします。

 
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栄養管理システムを扱う会社

IT業界

栄養士が必ず行う献立作成は、コンピューターを使う事務的なことも多いです。

そのような事務的な作業が得意な方におすすめです。

栄養士が働くあらゆる場所で、コンピューターによる献立作成や発注を行うことが一般的です。

献立システム等を利用した経験から改善点などを考えることができる方にはぴったりです。

※栄養管理だけの会社はとても少ないので、一般的なコンピューターの知識も必要となってくる場合もあります。

塾講師

学校の退職

子供との関わりや食育などの授業を行うことが好きな方には、学習を教える塾などでの仕事もおすすめです。

数学的な学習が得意、理科の生物、化学が得意など専門性を活かした指導ができる場合があります。

また、子供の接し方や関わり方になれている場合は、その経験が十分に生かされることがあるのも事実です。

栄養教諭とは異なりますが、子供たちと先生として関わりたいと思う気持ちがある方には、ピッタリです。

※子供が帰宅後から勤務時間の始まりとなることが多いため、就業時間が夜遅くなることが多いです。

生活リズムの変化に対応できるかどうかの検討をすることをおすすめします。

以上が栄養教諭からのおすすめの転職先になります。2024年はコロナ収束の期待感からも求人数が増加しています。

転職のチャンスですので、気になる仕事があればぜひ探してみてください。

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栄養教諭が転職を決意する理由

1度でも「転職したい」と考えたことのある栄養教諭の割合は、多いと言われています。

では、どのような理由で転職を考えることがあるのでしょうか?

  • 仕事量が多すぎる
  • 全学校に配置されていないので、立場を理解されない
  • 専門性が高く、一人の仕事が多く相談できない

このあたりがよくある理由でしょう。

上記のような気持ちになったことがある栄養教諭は多いと思います。

そのように感じた時のことを詳しく書いてみますので、今の自分がどんなふうに感じているのか参考に読んでみてくださいね。

仕事量が多すぎる

クレームがキツい

栄養教諭は給食室やセンターでの「栄養士」の仕事だけではなく、食育を「教諭」として、また、学校の職員としての仕事など仕事量がとても多いです。

学校によってはクラブ活動や部活動の顧問を持っていたり、不登校の生徒に関わったりする場合もあります。

もちろん、アレルギーの生徒が多くなっている現状で、命に関わる献立作成や調理等、失敗が許されない責任のある仕事にも関わらず、同僚や調理師さんなどに理解してもらえなないと感じることがありました。

評価されるために働いている訳ではありませんが、多くの仕事をこなしながら誰にも理解されないと思うと、転職を考える一つのきっかけになることもあります。

全学校に配置されていないので、立場を理解されない

栄養教諭は、全学校に配置されているわけではなく子供の人数に応じた配置が行われるため、全ての学校にいるわけではありません。

養護教諭と大きく違う点の一つに全ての学校に配置されているのではなく、複数校に1人や普段はセンターでの勤務で食育などの授業の際にだけ学校で授業を行うなど勤務する県や市町村によっても異なりがあるように感じます。

そのため、栄養教諭についての理解が乏しく、同僚の中に立場を理解せず用事のある時だけ関わればいいという間違えた考えの方もいたように思います。

個に応じた対応が求められつつある学校現場で困った時だけ頼りにされることが負担になることもあるようです。

立場を理解されず、他の同僚たちとコミュニケーションをとることが難しいと感じる時に、転職を考えることもあります。

専門性が高く、一人の仕事が多く相談できない

教員の悩み

食べ物のプロとして専門性が高い仕事にもかかわらず、学校に一人しかいないという職種なだけに他の人に相談できないことが多いです。

食べ物のアレルギーや食事療法など日々学習することが多く、終わりのない日々の研鑽を続けることに難しさを感じることがあったと思います。

一つの分野ではなく、多岐にわたる専門性が必要にも関わらず、それらを理解してもらえず自分だけと感じることが転職へのきっかけになることもあるようです。

これらが栄養教諭によくある転職理由です。

転職理由の分析は、転職の成功率に大きく関わります。

みなさんもぜひ、何が嫌で転職をしたいのか。次の仕事に求めることは何なのかも整理しておきましょう。

 
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栄養教諭だった私の転職体験談

転職を行った私が、当時の転職体験談を紹介します。

  1. 病院勤務時代(老健施設併設)
  2. 学校栄養職員時代
  3. 栄養教諭時代
  4. 小学校教諭時代

私は数十年でこんなふうに転職してきました。今は、塾の講師として子供達と楽しく充実した日々を送っています。

病院勤務時代(老健施設併設)

新設の病院で、栄養士が6人、調理師が15人の病院で半分が病院、半分が老人健康施設というところで働きました。

健康食や老人食、病院食など本当に色々なことを学びました。

死ということと深く結びついている病院だったため、若かったこともあり少し寂しさを感じるようになりました。

そのような中、多忙すぎるスケジュールから体調が悪くなり、違った職場で働きたいと思うようになりました。

そんな時、元気な子供に給食を提供する仕事に人が不足しているという事を聞き転職してみようと考えました。

学校栄養職員時代

教員生活の後半

小学校の独自給食で数年間学校栄養職員として勤務しました。

小学校の子供達は、とても元気でその当時から給食時間に子供達が利用する「ランチルーム」という教室の掲示や少しの給食時間での「食指導」に時間を費やしました。

調理現場の調理師さんたちとの献立会議などは、作業面等の考え方の違いから多くの時間を費やしたこともありました。

教諭という立場の先生方から、同じ学校現場にいながら「教諭」ではないことに心無い言葉に、仕事をする気持ちが減少したこともありました。

そんな時、栄養教諭の採用が始まり子供が好きだと思っていたので栄養教諭の資格を再取得しました。

しかし、同市では採用が少なく産休の臨時栄養教諭として勤務を始めました。

栄養教諭時代

小学校の栄養教諭として数年間独自給食の学校で勤務をしました。

子供達の食育や、給食管理に携わってとても充実した日々を送っていました。

しかし、食育の授業を積極的に行いたいと思えば思うほど、食育が教科としてどこに位置するかということから色々な障害もありました。

色々な立場から食育を教育したいという思いもあったので小学校教諭の資格を再取得し、小学校教諭として働くことにしました。

小学校栄養教諭

転職の計画

毎日子供達と一緒に学習や体育、休み時間も過ごし本当に充実した日々を過ごしました。

しかし、栄養教諭の免許も持っていることから、児童数の少ない学校で食育や給食管理などの仕事も任されるようになってしまいました。

仕事量も増え、子供と向き合うことにも疲れを感じることもありました。また、小学校という場所は、保護者からの要求も多く教材研究に時間を割くことが減っていきました。

そんな時、私は純粋に子供達と関わり子供達に自信を持って生きてほしいという思いが強くなり、きちんと学習をさせてあげたいという思いに気がつきました。

そして、外国での生活などの視野を広めて落ち着いて物事を考えてから帰国後塾の講師として勤務することを決意しました。

まとめ

自由

栄養教諭という仕事は、「人生100年時代」に本当に大切な仕事だと思います。

  • 子供達が食について考えるきっかけを与えられる。
  • 実際に給食を通じて食べ物の大切さも伝えることが出来る

その反面

  • 子供との関わり方がわからない
  • 多忙すぎる
  • 自分のやりたいことが違う

など、転職に悩むこともある仕事です。

そんな中で悩んだ時ほど、転職することへの不安も希望もあるでしょう。だからこそ、ホッと一息、焦らずに少し立ち止まってこの記事を読んで考えてもらうきっかけになったら幸いです。

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転職エージェントについて詳しく知りたい方は、以下の記事をごらんください。

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