「栄養教諭」を辞めたい。みなさん一度はそのような考えが頭をよぎったこともあるかもしれません。
しかし同時に
- 本当に辞めるべきかわからない…。
- 辞めて何をすればいいの?
- 辞めることに恐怖心がある。
同時にこのような考えが頭の中をよぎることもあるでしょう。
この記事では、実際に栄養教諭として働いてきた私が、悩み考えた上で転職したという事実から、感じた事をお伝えしたいと思います。
- わかる!共感できる!
- 私の考えとは違うな…。
みなさんがどのような感想を抱くかは分かりませんが、参考にしていただければ幸いです。
この記事は
元栄養教諭である「そら」さまが、実体験を元に執筆しています。
栄養教諭を辞めたいと思ったら転職活動をしてみよう
まず始めに、仕事を辞めたいと感じた時に効果が高い方法を1つ紹介します。
それは、転職活動をしてみるということです。
そんなことはありません。「本当に転職をするかどうか」は転職活動をしてから決めればいいのです。
まずは今の仕事と他の仕事を比較する意味で、気楽に転職活動を始めてみましょう。
転職をする際の正しい順番は
❌ 転職を決意 → 転職活動を開始
⭕️ 転職活動を開始 → 転職を決意
という順番なのです。これを間違えないようにしましょう。
その通りです。今の仕事との比較対象が無いと、辞めるか続けるかの判断が非常に難しくなります。
まずは気軽に転職活動をしてみましょう。
転職活動をする際には、転職エージェントを利用するようにしてください。
転職エージェントとは
転職のサポートを完全無料で行ってくれるサービスです。
- 今の仕事を辞めるべきかの相談
- 求人の調査
- 企業との日程調整
- 年収交渉
などを行ってくれます。
エージェントはブラック企業の調査なども綿密に行っています。
自分で1人で転職活動を行うとブラック企業をつかむリスクが激増するので、必ず利用するようにしましょう。
転職エージェントは
doda を利用するのがおすすめです。
dodaは日本最大級の求人数をもちます。同時に、教員からの転職専門のカテゴリーを完備し、教員からの転職に非常に強い転職エージェントです。
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一つだけあります。それは、転職エージェントの担当者の中には、無理やり転職をさせようとする人がいる。
ということです。(どこのエージェントにもいます。)
転職エージェントは、求職者が転職に成功すると、企業側から報酬を受け取るシステムです。
そのため、利益のために無理やり転職をさせようとする担当者もいるのです。
そのような方に流されないようにするために、しっかりと自分の意思も持ちながら転職活動をしてください。
dodaの担当者は評判が良いのですが、相性が合わないこともあります。その場合は別の転職エージェントを利用するとよいでしょう。
その場合は、こちらも業界最大規模のリクルートエージェントがおすすめです。
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栄養教諭を辞めようか迷ったら、転職活動を行うことがベスト。これがこの記事でお勧めしたい内容になります。
気軽に転職活動をしてみて
- 他に良い仕事があれば辞める
- やっぱり栄養教諭が一番なら続ける
このようにシンプルに考えると良いと思います。
では、続いて、栄養教諭を辞めたいと思ったときにすべきことの詳細をまとめていきます。
栄養教諭を辞めたいと思った時にすべきこと
自分が選んだ仕事でも、好きだと思っていた仕事でも辞めたいと感じることがあります。
そんな時、一時的な感情で栄養教諭という仕事を辞めてしまい、後悔することは避けたいですね。
特に正規の栄養教諭として働いている場合は、再度公務員として学校現場で正規採用されることは難しくなります。
本当に転職したいのかどうか、自分の感情を否定するのではなく、自分の気持ちと素直に向き合ってみましょう。
新たな発見や、気づくことがあるかもしれません。
ここでは、まずどのようなことをすればいいのかを下記に示します。
- 辞めたいと思った理由と原因を考える
- 理由や原因が自分の力で解決することかどうかを見極める
- 自分のやってみたいこと、やりたくないことを整理する
- 転職の準備をする
「転職する」「転職しない」ということだけではなく一度落ち着いて自分の考えをまとめてみる機会にしてもらえると嬉しいです。
辞めたいと思った理由と原因を考える
自分が辞めたいと感じている理由を考えることが大切です。
- 「なぜ、栄養教諭を辞めたいと思ったのか?」
- 「どんな時に、そのように感じたのか?」
など自分の考えをまとめる。
いつ、どんな時に、栄養教諭を辞めたいという気持ちになりましたか?メモに書いてみるのもおすすめです。
いつ | どのような時 | 理由 | 自分の行動 |
半年ほど前 | 献立会議 | 考えた献立について理解を得られなかった | 諦めて自分の考えを変更した。悔しかった |
3ヶ月ほど前 | 職員会議 | 自分の食育提案授業に反対意見があった | 最終的には、意見を理解してもらえたが、予想外の先生からの反対にショック |
上記のように、書きやすいことを簡潔に書いてみましょう。
そして
- 突発的な感情なのか?
- 何度も辞めたいと感じているのか?
- 同じような原因なのか?
書くことで、自分の考えがまとめられることもあります。
嫌なことを思い出したくないと思われるかもしれませんが、客観的に自分や周りのことを考えることはとても大切なことです。
落ち着いて、一度整理してみましょう。
理由や原因が自分の力で解決することかどうかを見極める
続いて整理した内容が、自分で解決できる問題かどうかを見極めましょう。
例1
子どもと関わることが苦手。給料や勤務時間などの原因が多く、自分ではどうにもできないとわかった場合は、退職を考えることになるでしょう。
例2
人間関係で辞めたいと考えていることが多い場合は、転職願いを教育委員会に提出したり、信用できる人に相談したりすることをまず考えてみることもできるでしょう。
自分で解決できる問題だと思う場合は、まず解決を試みてみましょう。
辞めたいと思った出来事をまとめたものを確認して、表に⚪︎・▲・✖️などと区分することもおすすめです。
自分での解決が難しく、辞めるという考えになった場合は、次に何をしたいか考えをまとめることを始めましょう。
自分のやってみたいこと、やりたくないことを整理する
自分の得意なこと、自分が苦手なことを含めて次に何がしたいかを考えましょう。
箇条書きにすることも効果的です。
例1 したいこと
- 栄養士としての仕事だけをしたい
- 少しゆっくりしたい
- 事務的な仕事がしたい
- 子供と関わりたい
例2 したくないこと
- 職場の人数が多い仕事は嫌
- 事務的な仕事がしたくない
- 派遣の仕事はしたくない
「したいこと」など考えがまとまらない時は、「したくないこと」をまず考えてみると整理しやすくなることもありますよ。
自分のやりたいことを整理することで、転職の際に役立つだけではなく自分の仕事の向き不向きを再認識することもありますよ。
転職の準備をする
自分がやりたいことがわかったら、退職・転職に向けて準備をしましょう。
転職したい職業の求人が、どの時期にあるのか?
どのような方法があるのか?
転職する時期と退職すべき時期や方法も合わせて下記の4つのパターンに分けて説明します。
- 求人があればすぐ転職したい
- 新年度に向けて、求人があるので新年度の再就職
- 退職後、少し休んでから転職したい
- とにかく退職する
参考にしてくださいね。
求人があればすぐ転職したい
自分が新たに働きたいと考える職業の求人があれば、すぐにでも転職したい。
求人が今の時期や急がないと採用が難しい。
そのような場合は、管理職、教育委員会に早めに退職したい旨を伝えましょう。
年度途中での、別の栄養教諭への引き継ぎは難しいです。そのため、年度末まで働いてほしいと懇願されることも多いです。
しかし、自分の転職に置いて年度末まで働くことが難しい場合は、きちんと話をして自分に転職のための決断をしましょう。
ただし、教育委員会や管理職に退職理由について尋ねられた場合に、ネガティブな理由や職場の人の個人的なことを理由にすることがないようにしましょう。
自分の将来のために「自分が新たな挑戦をしたい」「違う形で自分の専門性を活かしたい」など前向きな理由を伝えましょう。
栄養教諭として採用されている自治体によっては、退職を数ヶ月前までに管理職や教育委員会に伝えなけらばならないという規則がある場合もあります。
そのような場合でも、自分のためにもうこれ以上働けないような時は病気療養や年休利用も考えましょう。
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新年度に向けて、求人があるので新年度の再就職
年度末に退職する場合は、早期退職等は連絡するように年度途中に管理職等から連絡があります。
その時期には、管理職や教育委員会に退職の希望を伝えるようにしましょう。
退職が決まれば次年度より新たな栄養教諭が配置されるので仕事の引き継ぎの準備を行いましょう。
退職の準備と並行して転職の準備もします。
可能な場合は、年度末に退職して転職することが時期として良いでしょう。
退職後、少し休んでから転職したい
転職をすぐにせず、一定期間休みたいと考えている場合は失業保険や退職金の仕組みを確認しておきましょう。
正規雇用の栄養教諭と、産休等の臨時栄養教諭では仕組みが異なっている場合、退職手当額により、失業給付相当額に満たない場合など手当の仕組みが複雑な場合もあります。
学校事務職員や管理職、教育委員会などで確認することをおすすめします。
退職時期や環境により現在の職場での確認が難しい場合は、一度ハローワークに相談してみましょう。
退職後の保険についても事前に家族に相談して決めておくことをおすすめします。
栄養教諭を辞めるメリットとデメリット
栄養教諭は、公務員として採用テストに合格して働いています。そのため、安定している職業ともいえます。
そんな栄養教諭を辞めることは、メリットもデメリットもあります。
栄養教諭を辞めるメリットを4点
- 子供や先生方との人間関係で悩むことから開放される
- 相談できる人と働くことができる
- やりたい仕事に専念できる
- 自分の時間が持てる
栄養教諭を辞めるデメリットを4点
- 安定した収入が得られなく可能性がある
- 今まで築いた人との人間関係と離れることが寂しい
- 新たな仕事に対する不安な気持ち
- 長期の休暇がとりにくい可能性がある
それぞれを解説します。
辞めることにメリットやデメリットがあるのは公務員だけではなく退職・転職にはあるものです。
しかし、メリット・デメリットを整理して考えることなく行動することが、後悔することにつながる場合もあります。
メリット・デメリットを確認して自分の選択を、再確認する機会にしてくださいね。
栄養教諭を辞めるメリット4点
子供や先生方との人間関係で悩むことから開放される
新たな環境に移ることで、今の人間関係やコミュニケーションの難しさからは開放されることがあります。
栄養教諭は、職員・調理員・他校の栄養教諭・保護者と子どもたちと様々な人とコミュニケーションをとり人間関係を築いていく必要があります。
関わる人が多くなればなるほど、コミュニケーションの取り方が難しいと感じることも増えてきます。
「頑張っているけど、評価されない」「他の人に理解してもらえない」など、コミュニケーションをとるのが苦手に感じた場合は、辛い仕事になってしまうからです。
相談できる人と働くことができる
同じ内容の仕事をしている人と同じ職場で働くことで、悩みを相談したり共有できることがあります。
栄養教諭は、他の栄養教諭と同じ職場で働くことはありません。
そのため、職場で孤独を感じることも多いです。
そのような解決のためにも地域での会議や打ち合わせで他校で働いている栄養教諭と会う機会はありますが、理解してもらえるわけではありません。
相談したり、誰かに理解してもらいたいと思うことが多く孤独を感じていた場合は、職場を変えることで、理解してもらえるようになるかもしれません。
やりたい仕事に専念できる
・自分のやりたい仕事を明確にして転職した場合は、新たな仕事で自分がやりたいと感じる仕事に専念できる。
栄養教諭は、献立作成・栄養価計算・アレルギー対応・調理・食育に職員としてのその他の業務など多くの仕事があるので、自分のやりたい仕事に専念できないと感じます。
その他にも、学校での職員としてクラブ活動や職員作業など仕事は学校によって異なることも多くあります。
自分のやりたい仕事があっても、やらなければならない仕事に時間を取られることも多いので、そのような時間からは開放されることが多いです。
自分の時間が持てる
・フレックス制や在宅勤務などの働き方も多様化しているので、仕事を変えることで自分の時間が持てるようになる。
栄養教諭は全ての学校にいるわけではなく、業務も多いため平日に有給をとることが難しい場合もあります。
また、給食を提供される時間や調理に関わる時間など責任感が強い人ほど、平日や給食を提供している時間などに私用があっても休めず不便に感じることがあります。
また、自分の子供の運動会や音楽会などがあっても勤務校の行事により休みをとることが出来ない場合も多いです。
子供との時間や自分の時間を持てるように考えて転職をすることで、時間の確保ができることがあります。
栄養教諭を辞めるデメリット4点
安定した収入が得られなく可能性がある
新たな働き先にもよりますが、転職後すぐは栄養教諭として働いていた時より給与が少なくなるということが多いです。
理由は、公務員である栄養教諭の収入は安定しているからです。
公務員の栄養教諭は一般企業とは異なり、売り上げや成績を気にしなくていいので基本的にボーナスも昇給も規定通りに確実にあります。
企業などは、売上げや成績などによりボーナスや給与に変化があることも多く、収入が変動することが一般的です。
今まで築いた人との人間関係と離れることが寂しい
環境を変えるということは、別れも付きものです。わかっていても、今までの人間関係を手放すことは、やはり寂しい気持ちになります。
今までの子どもとの関係やコミュニケーションの難しさに悩んでいたとしても、寂しく感じることは多いです。
また、悩んでいる人間関係であって離れると決めると良いことだけが思い出されることも多く、不安と寂しさを感じることもあります。
自分にとってどのような人間関係が大切か客観的に考えることも必要なのです。
新たな仕事に対する不安な気持ち
何年も働いてきた仕事を変えることで、不安な気持ちになる。
似たような仕事内容であっても、異なる仕事内容であっても実際に働いてみなければわからないことはあります。
そのため、新たな仕事に対する不安な気持ちで一杯になることがあります。
新たに何かを始める時には、多くの方が感じる気持ちです。
不安になるのは当たり前だと思い、落ち着きましょう。
長期の休暇がとりにくい可能性がある
転職によって福利厚生が変わったり、職場の環境によって長期の休暇を申請することが難しい場合があります。
栄養教諭は、学校行事や夏休み等の休暇により給食が提供されない場合があります。
しかし、それ以外の現場では栄養士として勤務する場合は食事を提供しないということはほとんどありません。
そのため、長期の休暇を申請することが難しい可能性は高くなります。
栄養教諭が辞めたいと感じる理由7選
栄養教諭として仕事をしている際に、辞めたいと感じる理由を7つ紹介します。
- 勤務先を選べない
- 子供との関係構築が難しい
- 職場での人間関係構築が難しい
- 仕事の量が多すぎる
- 一生懸命働いても一人なので評価されにくい
- 仕事の大変さを理解されにく
- 地域の栄養教諭との集まりや会議などが多く、自由に休めない
現役の先生方、また転職を決めて活動中の方も共感してもらえることも多いと思います。
勤務先を選べない
栄養教諭は、子どもの人数に応じて配属校が決まるため、どの地域の学校で勤務をするかを原則選ぶことは出来ません。
そのため、勤務する学校まで数時間かかる場合もあります。また、勤務地がはっきりとわかるのは3月中旬の県が多く、4月までの準備期間もとても短いと言うのが現実です。
私の場合は、所属の先輩が移動することがないため近くの学校に勤務することはできず、通勤に1時間以上かかる毎日で疲れを感じたこともありました。
子供との関係構築が難しい
子どもとの人間関係を担任でない栄養教諭が、構築していくことが難しい場合があります。
近年、アレルギーを持っている子どもも年々増えています。そのため給食においてもアレルギー対応をしている都道府県が多いです。
子どもたちの中には、アレルギーに対する認識が薄く、また、担任がアレルギー対応に対する認識が命に関わるという考えが少ない職員もいます。
そのような中で、アレルギーの有無に関わらず多くの子供たちと人間関係を築くことが難しいのです。
アレルギーのある生徒だけ親しくすることで、ほかの生徒との関わりが難しくなる場合もあったように思います。
特定の子供と関わりすぎていることの認識と他の生徒とも積極的に関わる努力が必要な仕事です。
職場での人間関係構築が難しい
栄養士として調理師や仕入れ業者と関わりながら、給食を生きた教材として活用することを食育の一環として授業に取り入れることなど多くの人と関わることが必要です。
栄養教諭は学校や配置センターで一人です。
そのため、栄養教諭の仕事が理解されにくいこともあります。
しかし、立場や人の考え方というのは色々なので人間関係を築くことは簡単なことではありません。
食育という授業が教科の一部として、また総合学習などで計画的に取り組むことから学校により格差や取り組み方に差が生じるからです。
コツコツした人間関係を築いていくことが必須でありながら難しいことも多いのが現状です。
仕事の量が多すぎる
栄養教諭としての仕事は、とても多くあります。
例えば、
- 献立作成
- 仕入れ、発注、原価計算、
- 調理工程の確認、調理、給食準備確認
- 児童のアレルギー対応(勤務校によっては、保護者との打ち合わせもあります)
- 食育授業の計画、授業打ち合わせ、授業、研究授業
- クラブ活動などの学校公務
- 給食だよりの作成や掲示板などの作成など
その他にも、学校の職員として学年行事に参加することも多くあります。
私の勤務校では、PTAの活動で給食の作り方を希望の保護者にレクチャーするなどのPTAの活動に参加していました。
多くの仕事があるが、一人しかいないため、なかなか予定を自分だけで決めることが出来ず休みを取りにくい場合もありました。
一生懸命働いても一人なので評価されにくい
一人で働き、一人で行うことが多いため評価されにくい。
仕事も多く、人との関わりも多く大変な仕事です。しかし、学校に一人ということから一生懸命仕事に取り組んでも当然と思われることも多いです。
「前の栄養教諭は、してくれたのに」と他の教諭からは自分たちの都合にいいことだけを言われることもありました。
しかし大抵の場合は、ほかの栄養教諭と一緒に働くことがないのでわからずそれで対応すると思われていることが多いのが現実です。
そのような中で人は都合のいい評価をしがちになり、自分が評価されていない、必要とされていないと感じることもあります。
仕事の大変さを理解されにくい
教諭でありながら、担任としての業務や教科の授業を行う仕事とは異なる点が多いため、栄養教諭の仕事の大変さを理解されにくいです。
給食を安全に美味しく提供するためには、異物混入や食材の品質など、普通に提供されることが当然であるため、日々の努力と積み重ねが必要です。
しかし、給食は提供できて当然と考えられることが多いため、何かトラブルが起きた時にだけ、注目されてしまうことが多いのが現状です。
そのような時の苦情や対応ばかりが記憶に残ることで、栄養教諭に日々の大変さを理解されず、疲れを感じてしまうこともあります。
地域の栄養教諭との集まりや会議などが多く、自由に休めない
栄養教諭は地域の生徒数により配置されるため、自由に休むことが難しいです。
学校に1名配置される訳ではないため、地域の学校を数校を兼務する場合もあります。
そのため、同じ地域の栄養教諭との会議や打ち合わせなども必要となってきます。
しかし、出張や打ち合わせに出る機会が多くなれば、学校での仕事ができず困ることもあります。
また、栄養教諭との会議などに休むことで打ち合わせ等に迷惑をかけてしまうこともあるため、自由に休みを取りにくいこともあります。
私が働いているエリアでは、年配の栄養教諭の都合により会議の日などが決まり、学校の行事と重なったりしてとても困ったこともありました。
まとめ
栄養教諭の仕事は、栄養士の仕事の中でも少し異なるところがある仕事です。
しかし、これからの未来の担い手である子どもたちの健康と、成長に関わることのできる素敵な仕事です。
栄養教諭を続けたい!栄養教諭を辞めたい!どのような決断も考えて導いた答えです。自分のことを客観的に考えて行動した時間が無駄になることはありません。
自分の人生について考える時間を持てた自分を褒めてあげましょう。
して、自分の考えた結論はいつでも変更できるものです。まずは、今の仕事を続ける、転職する。どちらにしても一歩踏み出してみてください。
この記事を読んでくれた栄養教諭の方々が、仕事に前向きにそして明日を楽しみにできるように願っています。
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