を続け、大切な時間をムダにしていませんか?
「勉強したはずなのに、テストで思い出せない…」
そんな経験をしていませんか?
たった10分この記事を読むだけで、みなさんの成績の伸びは必ず大きく上がります。
たとえ「テストまで一週間」
などの限られた時間でも効果があるでしょう。
(もちろん時間はあればあるだけ良いです)
完全無料となっていますので、ぜひ楽しく読んでみてください!
みなさんこんにちは、さわにいといいます。
中学理科教育、IT教育の専門家です。
元中学理科教師、塾講師で、たくさんの生徒の成績を急上昇させてきました。
現在はネット家庭教師をしながら、
- YouTube(登録者8万人)
- HP運営(月間利用者30万人)
- 中学理科の問題製作者
をしています。
書籍も出版しています。
リンク
リンク
このページでは中学生の成績を最も効率よく上げる学習法について話をします。
この記事は、「楽して簡単に誰でも成績が上がる」というあやしい記事ではありません。
ですが「勉強をすることが出来る人」であれば、
この記事を読めば2倍以上の早さで成績を上げることが可能です。
効率よく勉強し、成績を上げたい人だけが読むようにしてください。
また、下の2点にあてはまる中学生(とその保護者様)に特にオススメの内容になっています。
- 成績が「5段階」で言うところの2~4(理科以外も含めて)
- 今まで「学習法」の勉強をしたことが無い
の2点です。
なぜこの2点にあてはまる中学生にオススメなのか。説明します。
この記事は成績がおもに「2~4」の人に強くオススメをします。
反対に言えば、成績の平均が「1」や「5」に近い人にはそこまでオススメはしません。
なぜなら、成績がほぼ「1」や「5」の人は、もう少し特別な勉強法が必要になることが多いからです。
これについてはこの記事ではふれません。
しかし、成績が「1」や「5」の方々には「少し効果がうすいかな」と自分が考えているだけなので、読んで損ということは全くありません。
次に②「学習法の勉強をしたことがない」について、少し詳しく説明します。
実は日本人のほとんどが「正しい勉強法」を学ばずに学習を続けています。
中学生はもちろん、大人や先生方でさえも「学習法」の勉強をしていないことが本当に多いのです。
みんな「自己流」で勉強を続けたり、勉強のアドバイスをしたりしています。
これは本当にもったいないことです。
例えばあなたが、「ピアノ」「野球」「習字」「料理」「ダンス」などを、本気で上達したいと思ったとします。
その時、「自己流」で練習を始めるでしょうか。そうではないはずです。ほぼ全ての人が習い事に通い、しっかりとした指導を受けるはずです。
しかし日本では、最も基本である「成績UPの学習法」については正しい指導を受けないことが(間違った)常識になっています。
例えば下の3点、どのような学習法が効率がよいと言われているのでしょうか。
- 問題集の使い方
- 予習と復習のバランス
- 勉強する際、音楽を流すべきか
答えることができましたか?
これらはデータや科学的に最適の答えがあるものです。これらは常識的な知識として知っておかなければいけないことです。
もちろん私は、「自己流」が全ていけないと言いたいのではありません。
勉強法を学んで、試してみて、「自分には別の方法が合っているな」と思えば調整すればいいのです。
ですが、始めに言ったように、日本人のほとんどが「学習法を勉強せずに自己流」で効率の悪い学習をしているのです。
それが良くないと言いたいのです。
私は高校生のころ、東大の学生に家庭教師をしていただいたことがあります。
その先生が始めに私に教えてくれたのが「学習法」でした。
勉強は自習の効率で勝負が決まり、自分で効率よく学習する力を高めることが最優先。
と考えていたのでしょう。
これが私の人生を変えてくれたと思います。
もちろんその先生の勉強の教え方は上手かったのですが、それ以上に学習法を教えてくださったことが自分の財産となったのです。
その後、私は国立の教育大学に進学し、塾講師・公立学校教諭・家庭教師を行いたくさんの生徒の成績を上げてきました。
私の中学理科サイトも日本最大級となりました。(月間30万人以上が見に来ます)
YouTubeも登録者80000人を越え、多くの人が私の解説を「わかりやすい」と言ってくれます。
ですが、私が生徒の成績を上げた秘訣は、理科の教え方よりも学習法にあります。
現在教育に関する活動を続けている私ですが、中学生(と保護者様)のさらなる力になるため、この記事を書かせていただきました。
この記事には自分の経験に加え、10冊以上の学習法の本・論文・動画などの知識を加えています。(3万円以上かかっています笑)
また、この記事は「成績を上げる」ことを目的として書いています。
「天才になりたい」「思考力を高めたい」という目的の人は読むことをオススメしません。
- 「正しく学習する」
- 「点数を取る」
- 「合格する」
- 「希望する未来をつくる」
という流れをつくるためのものです。
今これを書いている自分は、天才ではありません。ですが、自分の力を効率よく伸ばす方法は知っています。
そしてこの知識は人生で最も役に立つものです。
ぜひみなさんにも、この記事を通し、成績を上げる力をつけていただければ、これ以上嬉しいことはありません。
それでは始めましょう!
目次
1章 「頭がいい」とは
ではまず始めに、この記事で言う、「頭が良い」というものを整理してみましょう。
結論から言うと、テストで点数を取るのに「頭の良さ」はあまり関係がありません。
急にそんなことを言うと、不思議に思うかもしれませんね。
なので、1つたとえ話をしてみます。
まず、みなさんと先生(さわにい)で、同じ理科のテストを受けたとしましょう。
すると結果は、先生のほうが高い点数を取れるでしょう。(たぶん)
さて、この結果をみると、みなさんより先生のほうが「頭が良い」となりそうですね?
では先生は本当に、みなさんよりも頭が良いのでしょうか?
これは、「そんなことは無い」のです。全くそんなことはありません。
ではなぜ、先生はみなさんよりも理科のテストでいい点数が取れるのか。
それは「答えや解き方を覚えているから」なのです。
ただ、これだけの違いなのです。
本当にこれだけの違いなのです。
そう。学校のテストで出る問題の99%は、「答えや解き方を覚えているかどうか」で決まるのです。
これは全教科共通の考え方です。数学や理科の応用問題も、解き方のパターンがあるので、それを知って、覚えればいいのです。
学校のテストに「ひらめき」「思考力」「天才的な頭脳」などは全く必要ありません。(テスト中に答えを思い出す(ひらめく)ことはありますよ。)
もしテスト中に初めて見た問題で、公式や法則などがひらめいて、自分で作り出して解ける人は、もうこの記事を読まないで大丈夫です。
というか、日本の学校の授業を受けないで大丈夫です。
もちろんそんな天才もいるのでしょう。スマホや車を発明したり、ノーベル賞をもらうような人たちは、普通の人とは全く違うひらめきで、新たなものを発明します。
しかしそんな人は何万人に1人だけです。
普通の人は、スマホや車を1から発明しなくていいのです。
その使い方を覚えれば十分です。
それと全く同じで、テストでは問題集にのっている答えや解き方を覚えていくだけでいいのです。
繰り返しになりますが、先生は「覚えている」からテストでいい点数が取れるのです。
ただそれだけです。だから先生は別に、「頭が良い」わけではないのです。
まずはこのことをしっかりと理解しましょう。
英語が得意な人は英単語を、数学が得意な人は公式を、歴史が得意な人は用語を必ずしっかりと覚えているのです。
1章のまとめ
「頭が良くなる必要は無い。」
「答えを覚えているかで成績は決まる。」
2章 「覚える」と「点数をとる」の違い
さて、1章を読み終えて、成績を上げるためには「覚える」ということが何より必要だとわかったと思います。
これで、みなさんが成績を上げるために必要な努力が少しはわかったのでは無いでしょうか。
成績を上げるために必要なのは、頭の良さではなく、地道な努力なのです。
しかしここで、大きな落とし穴があるので注意してください。
それは「覚える」という言葉の意味を深く知ること。
もっと詳しく言うと、「覚える」と「点数を取る」の違いをしっかりと理解することです。
「テストで点数が取れる」状態とはどんなものなのでしょうか?
ここが大切で、多くの中学生が失敗するところです。
ここを理解しないから、テスト中に「あれ、この問題、勉強したのに解けない」とか、テストの後で「わかってたのに、間違えたー」ということになってしまうのです。
こんな状態では、勉強時間が無駄になってしまいます。
むしろ、どうせバツなのだから、勉強しないで遊んでたほうが得。とまで言えます。(それは言いすぎですが)
なので2章では「点数が取れる」というのはどのような状態なのかを、しっかりと理解していくようにしましょう。
テストの点につなげるには3つのステップが必要です。
- 理解する
- 答えを見ずに自力で解ける
- 見た瞬間に答えが浮かぶ
これが「覚える」=「テストで点を取れる」となる仕組みです。
反対に言えば、皆さんのテストの点数の大部分はステップ③までいったものから作られています。
みなさん、自分の名前はすらすら書けますよね?
一度悩みますか? 悩まないはずです。
同じように、算数の九九もぱっと浮かびますね。
できるだけたくさんの問題をこの状態に持っていくことが大切なのです。
では、1つずつ詳しく見ていきましょう。
ステップ1 「理解する」
ここのステップは「数学・英語・理科」などに多いのですが、
「問題や答えを読んだときに理解できるか」どうかです。
あたり前ですが、答えを見ても理解できない問題をテストで正解できるはずがありません。
反対に漢字や歴史の人物名など、理解する必要がない問題は、このステップ1は必要ありませんね。
つまり理解する必要がなく暗記するだけで解ける問題で点数をかせぐことは、かなり効率がいい勉強法になるわけです。
もし理解できない問題があったときは、どうすればいいでしょうか?
おすすめする方法は2つです。
の2つです。このうち
【① 人に聞く】
を選ぶのがよい場合は次の通りです。
- 「あと少しで理解できそう」
- 「説明された時は理解できた」
- 「先生が重要と言っている」
- 「基本問題である」
- 「「よく出る」などのマークがある」
- 「この先の授業で何度も使うらしい」
これらの場合は、理解できていない問題でも、がんばって【①人に聞く】を選択するのがよいでしょう。
ここは正直、勉強で一番辛いところかもしれませんが、がんばりどころです。
「理解できない問題」を人に聞く場合は
学校や塾の先生が一番いいです。
それが嫌なら先輩や友達、兄弟などでもいいでしょう。
現在なら良い動画を探すのも悪くありません。
基本的に「自分で悩んでいるだけの時間はムダ」と考え、どんどん聞いていきましょう。
「学校や塾の先生に聞く」と同じくらいおすすめのサービスは「スタディサプリ」というサービスです。
CMも多くやっているので、ほとんどの人が知っていると思いますが本当におすすめです。
月額2000円前後で、有名な先生の授業が5教科すべてスマホで見放題です。
「理解する」には最適なサービスです。
今なら2週間の無料期間があります。塾よりも圧倒的に少ない金額で成績を大きく上げるチャンスなので、導入を検討するのもアリだと思います。
スタディサプリについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
【さわにい】の勉強法解説サイト
【スタディサプリ中学講座】5000人に聞いた口コミと評判は?元教員が解説 | 【さわにい】の勉強法解説サイ…
映像教材「スタディサプリ中学生版」の利用を検討中の方へ。この記事ではスタディサプリの口コミ・評判を紹介させていただきます。 さらに元教員、現在は学習参考書の著者…
もしも、先生に簡単に相談できる場合は「私ココ苦手なんですが、どのあたりを中心に勉強したらいいですか?」
などと聞いてみてもいいです。
普通の先生なら、あなたに必要な部分を答えてくれるはずです。
【② そのままにする】
を選ぶのが良い場合は次の通りです。
- さっぱりわからない」
- 「標準問題」「応用問題」「発展問題」
- 「今2.3年生だが、1年生のときから理解できない」
これらにあてはまる問題は気にせずとばしましょう。
「とばすのはよくない」と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
学校のテストというのは
- ①「簡単でよく出る」
- ②「簡単であまり出ない」
- ③「難しくてよく出る」
- ④「難しくてあまり出ない」
の4つからできています。
そして、どの問題も配点は2点前後です。
つまり
①、②、③の問題を多くやり、④などは捨てたほうが効率がいいのです。
全ての高校は、100点を取らなくても合格できます。
みなさんも、自分の学力よりずーーっと高い高校を目指すことはあまりないと思います。
そのため、「間違えていい」問題はたくさんあるのです。
- 簡単でよく出る
↓
- 簡単であまり出ない 難しくてよく出る
の順で学習をしていけば、合格できる学力は、十分に身につくのです。
(②と③の順番は自分で決めて良いです。)
少し長くなりましたが、
「覚える」という3つのステップ。
「① 理解する」
「② 答えを見ずに自力で解ける」
「③ 見た瞬間に答えが浮かぶ」
の①の説明でした。
ポイントは
「問題を解くためには理解が必要」
「漢字、英単語、人物名など理解が必要なく覚えるだけでいい問題もある」
「理解できない問題は捨てていい」
「① 理解する」
「② 答えを見ずに自力で解ける」
「③ 見た瞬間に答えが浮かぶ」
の問題を選ぶのが効率アップのカギ。
ということでした。
ちなみに、これらが本当にうまく出来るようになるのは、大学生~大人になってからかもしれません。
でも、中学生から少しずつやっていけば、必ずできるようになっていきます。
これができない大人になっては絶対にいけません。
あせらず、勉強効率を上げていってください。
では次に、ステップ2
「答えを見ずに自力で解ける」
について解説していきます。
ここも非常に大切です。
さてみなさん、勉強をしているときに
①わからない問題があった
↓
②答え(解説)を見た
↓
③理解できた
ここで勉強を終えていませんか?
これが多くの中学生が勉強法で失敗するところです。
この「理解できた」で勉強したと考えることは絶対にやめましょう!!
ここで終えてしまうと、テストのときに「勉強したのにできない」
となってしまいます。
実はここで、
理解できても、何も見ないで自分で解く
というステップが必要なのです。
これは本当に大切です。
大げさに言えば、
自転車の乗り方の説明だけをされて
「なるほど。乗り方がわかったぞ!」
とカン違いするのではなく、その後に実際に自分で乗りなさい。
ということです。
何も難しいことはありません。
解答を見ず、自力で解いてみて、解ければOKです。
これで
テストで点数を取れる可能性がかなり高まります。(まだカンペキではありません)
簡単な暗記問題でも、教科書などで覚えたと思ったら、教科書を閉じ、自分の頭だけで確認することがいいと言われています。
(メンタリストDaigoさんは、これを「ミニテスト」と読んでいます。)
とにかく、「理解できたら自力で解く」
このステップを忘れないでください。
最後にステップ3
「③見た瞬間に答えが浮かぶ」
です。
ここが最終目標になります。
次の章でもくわしく説明しますが、
勉強は復習(くり返し)が最重要です。
何回か問題集をくり返し解くと「問題を見た瞬間に答え(解き方)」が思い浮かぶようになります。
この状態になると、テストで確実に点数がとれるのです。
先ほども言いましたが、イメージで言うと、テストに自分の名前を書く感じです。
名前を書くときに、「自分の名前、なんだっけ」
と悩みませんよね、一瞬で答えが浮かぶはずです。
みなさんが勉強した問題は、全てこの状態までもっていくことが大切なのです。
これが、成績が上がる仕組みです。
簡単ではありませんし、時間がかかります。
理解力、暗記力、集中力には差があり、時間がかかる人もいるでしょう。
ですが、誰にでも出来る単純な作業です。
この1章を守り、問題をくり返せば、
必ず成績は上がります。
どんな人でも、必ず成績は上がるのです。
3つのステップ
「① 理解する」
「② 答えを見ずに自力で解ける」
「③ 見た瞬間に答えが浮かぶ」
これを忘れないでください。
「なんとなく覚えた」で終わらず「点数がとれる」ように必ずなってください。
3章 勉強法の最重要ポイント
では3章からは実際に効率のよい勉強の仕方を解説していきます。
3章では、効率が良い勉強法を大ざっぱに考えていきましょう。(細かい勉強法は4章、5章)
3章では
1予習と復習のバランス
2塾・家庭教師・自学の使い分け
の2つを考えていきます。それでは始めましょう。
1 予習と復習のバランス
まずは予習と復習のバランスからです。
結論としては
くらいが良いです。
つまり、ほぼ予習は必要ないということです。
どうしても予習を行いたい人も
に行うくらいで十分です。
上のような場合以外は、予習より授業で習ったことの復習に力をいれたほうが絶対によいです。
「(授業であいまいなところを)理解する」
「自力で解けるようにする」
「一瞬で思い出せるようにする」
これら3つを復習で行うほうが確実に効率がいいです。
予習で習ってもいないことを一人で考えるというのは、とても疲れます。
どうせ先生から教わることを自分でわざわざ悩む必要はありません。
予習で理解できるなら、学校に行かないほうが効率よくなってしまいます。
予習がムダと言いたいわけではありません。
したほうが良いのはあたり前です。
でも、効率が悪いのです。
明日の予習で悩むより、今日習ったことをおさらいしたほうが、
気楽に効率良く勉強できるのです。
しっかりと意識するようにしましょう。
2 塾・家庭教師・動画教材・自習の使い分け
さて、学習するにもいろいろな方法があります。
大きく分ければ
などが挙げられます。
それぞれ詳しく解説していきます。
まずは塾のメリット・デメリットです
です。
塾の大きなメリットは、「強制的に学習ができる」ことです。
人の気持ちはとても弱いものです。中学生ならなおさらです。
1人で「勉強しよう」と思っていても、実際はなかなかできないことがあります。
なので「塾に行けば嫌でも勉強する」というのはかなり重要なのです。
このあたりに魅力を感じる方は、塾の利用を検討してみてもよいでしょう。
高校受験に向け、おすすめの塾を探したい方は、以下の記事が参考になります。
中学受験(受検)のアレコレ|中学…
中学生向け高校受験におすすめの個別指導塾7選
『中学受験のアレコレ』というサイト名ですが、この記事では『中学生向け高校受験のための塾情報』を詳しく提供しておりますので …
この記事は受験ブログを運営するリョウスケさんが代表的な塾を特徴ごとにまとめてくださっています。
ぜひ参考にしてくださいね。
他にも塾のメリットには「わかりやすい」「先生に聞ける」などがあります。
これについては特に説明する必要はないでしょう。
分かりやすい授業が聞けたり、先生に質問できたりというメリットがあるということです。
塾のデメリットは以下の2つ。
① お金。これは説明するまでもありません。
② 時間がかかる
この②が意外なデメリットです
塾・家庭教師・動画での学習に言えることなのですが、「だれかの説明を聞く」という勉強は以外に時間がかかります。
特に、「理解している」内容を1から説明されるのはかなり時間のムダなのです。
そんな時間があれば、本当は自分で「自力で解く」「一瞬で答えが浮かぶ」の練習をしたほうが効率がいいのです。
もしくは、さきほど紹介したスタディサプリなら、見たい講座だけをスマホで簡単に見ることができ効率的です。
これは覚えておきましょう。
しかし、さっき言ったように、普通の中学生にとっては「強制的に勉強できる」だけでも十分行く価値はあります。
ですが大人になるにつれて、「自分でガンガン進める」「わからないところは人に聞く」。
という、より効率のいい勉強を目指していけるようにしましょう。
次に家庭教師のメリット・デメリットです。
家庭教師は学習効率が高めです。
これはもちろん。「1対1」だからです。
これにより理解できないところを集中的に教えてもらえます。
わかっているところは飛ばしてもらうこともできます。
デメリットは「お金」です。仕方がありませんが、お金はかなりかかってしまいます。
また、自分で問題を解いている時は先生がいる意味があまりないので、その時間はお金がムダになってしまうとも言えます。
そして、勉強中に雑談などが入ると思います。
これが悪いこととは言いません。
学校や塾の授業でも雑談がありますよね。
なので、家庭教師の先生との雑談はあっていいと思いますが、勉強の効率から言えば、その時間はムダになってしまいます。
ちなみに、家庭教師、塾も同じですが先生にあたりハズレがあることも注意点です。
家庭教師や塾もよく考えて利用するようにしましょう。
最後に自主学習のメリット・デメリットです。
自分にぴったりなリズムで学習できる
自分に必要なことを学習できる
着替え・移動時間がいらない
結論から言うと、自主学習が最強の勉強法です。
- わかるところは飛ばす
- わからないところは何度もやる
など、自分のリズムで自分がやりたいことだけをすることができます。
これが最も効率がいいのです。移動時間も着替えも必要ありません。
自主学習ができる人が、成績を大きく伸ばせる人なのです。
ただ、
などは自主学習のデメリットになってしまいますので、注意しましょう。
では、さらに効率のいい自主学習方法とはどのような方法か。
4章でさらに深く説明していきます。
4章 効率の良い自主勉強の仕方
4章では、効率の良い自主勉強の仕方を解説していきます。
目次は次の通りです。
- 問題集を使え
- 問題集の選び方
- 問題集の使い方
- 学校の問題集のあつかい
それでは始めていきましょう。
1 問題集を使え
自主勉強は問題集で行うことが最も効率がよい勉強法になります。
問題集 → 問題がたくさんのっている勉強の本
参考書 → 問題ではなく、図や絵、解説が詳しくのっている本
参考書を1冊もっておくことは悪いことではありません。
わからないことが合ったときに、参考書で調べることはいいことです。
ですが、参考書を勉強の中心にしてはいけません。
詳しすぎてどこがテストに出るのかがわかりにくく、自力で問題を解く練習ができません。
勉強は問題集で問題を解きながら
を目指して進めるものだということを忘れないでください。
2 問題集の選び方
問題集は次のポイントをおさえて選びましょう。
・ 1冊でOK
・ ぱっとみて、半分以上は理解できる。解けそうな問題集
・ 答えや解説が詳しい
・ なんとなく自分に合いそう
などの基準で選べばOKです。
この基準を守れば、みなさんが好みに合うもので何でも構いません。
おすすめとしては
『中1理科 完全攻略』 (文理)
(自分にとって難しいページ(ステージ)はとばしてよい)
を挙げておきます。
もちろん私はほぼ全ての問題集に目を通しています。
ぜひお気に入りの問題集を見つけて下さい。
では次は、最も大切な問題集の使い方を解説していきます。
3 問題集の使い方
では問題集の使い方です。
選び方で話した通り、問題集は自分が決めたものを1冊だけ購入することがおすすめです。
よくある失敗で、問題集を何冊も買ってしまう。
というものがあります。
これはよくある失敗なのですが、この失敗をする人が多いのには理由があります。
人間というのは、
- 勉強の本を買う。
- 夏休みの勉強の計画を立てる。
- 次のテストはがんばろうと考える。
- 3年生になったら受験生だからがんばろうと考える。
などのように、実際に勉強をする前だけは気合が入ります。
なぜなら、その段階では辛くも苦しくもめんどくさくも無いからです。
ですがその段階で問題集を何冊も買い、実際に勉強を始めると、辛い現実にぶつかり一気にやる気がなくなります。(私もそうでした)
なので、問題集は始めに気合を入れてたくさん買わずに、1冊だけ買えば本当に十分です。
半分は解けそうな問題集を買うのも同じ理由です。
どうせなら自分が理解できない問題が多い、難しい問題集を買ったほうがいい気がするかもしれません。
これもよくある失敗です。
勉強してもページが進まないというのは、人間の気持ちをとても大きく下げます。
問題集はすいすい進めることができ、たまに難しめの問題がくるくらいが丁度いいのです。
これが人間にとって気分が良く勧めることができる状態です。
私はゲームが大好きですが、ゲームは
- 「気分良く進めるところ(ザコ)」
- 「難しいところ(ボス)」
が順番に出てきます。
ゲームを始めた瞬間、絶対勝てない強い敵が出てきたら、みんなやめます。
なので、「半分くらいは解ける問題集」を「1冊」選べばいいのです。
簡単な問題集を選んでも効果がうすいと考えてしまう人もいるかもしれませんが、
人間の記憶はほとんどが「うろ覚え」です。
実際に簡単な問題を解くと、「うろ覚え」が「しっかりとした知識」になり、効果的に点数UPにつながるのです。
疑う人は、一度見たことのある「本」「ドラマ」「映画」などの2回目を見てみてください。
以外に2度目も新たな気づきが多く、さらに深く理解できることが多いですよ。
さて、ではどのように問題集をくり返せばいいのでしょう。
問題集への取り組み方は次の通りです
まず、1週目に問題を解きながら、解いた問題に次のように印をつけていきます。
◎ この先いつでも解ける。もう忘れない
○ 自力で解けたが、もう数回自力で解いてみたい
△ 解けなかったが、答えを見たら理解できた
✕ 解けずに、答えを見ても理解できない
このような印をつけていきます。(自分でアレンジしてもいいです)
そして、同じ問題集を何度もくり返すことにより、
◎をどんどん増やしていけば良いのです。
そして、◎になった問題は、2周目、3週目はもう「読むだけで解かない」ことにします。(不安なときは解きましょう)
なぜなら、カンペキになった問題を何度も解くことも効率が悪いからです。
◎となった問題を読むだけにすると、2周目→3周目となるにつれて、1周するのにかかる時間はどんどん減っていきます。
もちろん1周目は辛いですが、そこを乗り切れば少しの労力でどんどん進めることができ、成績が一気に伸び始めます。
定期テスト上位の中学生は、このことがわかっており、問題集をくり返し行っています。
やる問題集を決め、くり返す。この手順を忘れないで下さい。
問題集に
◎ この先いつでも解ける。もう忘れない
○ 自力で解けたが、もう数回自力で解いてみたい
△ 解けなかったが、答えを見たら理解できた
✕ 解けずに、答えを見ても理解できない
の印をつけていく。
4学校の問題集の使いかた
さて、中学生は学校で問題集を1冊買うことも多いと思います。
これはどのように使えばいいでしょうか。
結論としては、「学校で買った問題集が自分に合う」場合はこの問題集をメインにすることもオススメです。
理由は主に3つ
- 「学校の問題集」「自分の問題集」の2冊をやる必要がなくなる
- テスト範囲がわかりやすい
- この問題集からそのまま出す先生もいる
などのメリットがあるためです。
学校の問題集がある場合、自分で買ってしまうとどうしても2冊になってしまいます。
2冊はかなり負担が大きいので、学校の問題集が自分にある程度合えば、この問題集に集中し、何周もくり返した方がいいでしょう。
また、テスト範囲も先生が教えてくれるのでわかりやすく、「学校の問題集からそのまま出す」という先生もいます。
これは「勉強にはまじめに取り組むが、点数が伸びにくい子」が点数を取りやすいように、先生が行う工夫の1つです。
これらの理由から、学校の問題集は結構オススメができます。
ただ、本屋の問題集のほうが分かりやすいことも多いので、自分で方針を決めてみてください。
5章 その他勉強のコツまとめ
その他、効率の良い勉強のポイントをまとめていきます。
自分にあったもの、試してみたいものはどんどん取り入れましょう。
1 元気なときと疲れたとき
数学、理科、英語の問題集の1周目
解けるかどうかわからない問題
初めての問題を解くというのは、多くの力を必要とします。
これらの学習は、休日の午前や、その他自分が集中しやすい時間に取り組むことが効果的です。
解いたことがある問題をもう一度解く
読むだけでいい暗記作業
これらの学習は脳にあまり負担をかけないので、疲れたときの学習に向いています。
もっと疲れた時は、動画や音声を聞くだけの学習をするなど、体調とすべき勉強を使い分けましょう。
2 勉強の場所
勉強に集中できる場所を探しましょう。
できれば自宅が最高です。移動時間や、準備の手間が無くなるからです。
しかし、自宅でサボりがちな人は、30分程度の移動時間をかけても、図書館や塾の自習室に行く価値があります。
効率から言えば自宅なのですが、まわりに勉強している人がいると頑張れることも研究結果が出ています。
自宅・図書館・自習室。場合によってはカフェなど上手く使い分けてみて下さい。
3 友達と勉強はするな
基本的には友達と勉強することは効率が悪いです。
ただ、しっかりもので、一緒にいてもムダな時間がない、サボらないなどの友達であれば一緒でも大丈夫です。
ですが、中学生だと、ついつい話したくもなりますし、最悪自分が勉強したいのに、相手の都合に合わせ勉強できないこともあります。
ちなみに、友達同士で問題を出し合う。などをしている生徒も見かけますが、自分ひとりで赤シートや紙で答えを隠せば、3倍のスピードで勉強できます。
友達と問題を出し合うなどは、気分転換の時くらいにしましょう。
4 勉強中の音楽
これは
音無し>自然音>歌詞なしbgm>英語の歌>日本語の歌
の順に、勉強の効率が下がります。
特に音なしが一番良いというのは多くの研究結果からも言えることです。
音楽があると、その音楽の処理に脳がエネルギーを使ってしまうからです。
ただ、音楽と人間の気分には関係があるため、気分がのらない時に音楽を使うのは悪くないのだそうです。
ただその場合も、勉強前にかけて、勉強中はできるだけ音楽を使わないほうが良いそうです。
自分は川の流れの音や雨の音で作業をすることが最も多いです。
音無しは雑音が入りやすいからです。
みなさんもぜひ意識して使い分けてください。
集中力を高める音楽などもあるので、このような音楽を使うのもいいでしょう。下にのせておきます。
5 復習のタイミング
基本的に勉強は「何度もやればやるほど覚える」と考えてもらって構いません。
みなさんが自分の名前を忘れないのは、何度もくり返し書いた(聞いた)ためです。
自分が好きな芸能人なども、いつも頭の中でその人の事を考えているため、自動的に復習をくり返していることになり、忘れにくくなります。
なので復習のタイミングにこだわりすぎるよりも
の「一瞬で答えが浮かぶ」問題が増えるよう、可能な限りくり返すのがよいです。
最低でも復習の回数は3~5回は必要です。
ですが勉強時間は限られているので、何度も何度も復習をするわけにもいきません。
その場合は「忘れそうなタイミング」での復習が、回数を少なくし、頭に残りやすくなる効率的な復習の方法になります。
そのため、勉強の計画で「このあたりでこの復習をしよう」と決めてもいいですし、「そう言えば、あの単元不安だな」というタイミングで復習してもいいでしょう。
もしくは「その日、次の日、日曜日」などと決めるのも効果的です。
テスト直前には必ず全範囲が見直せるよう、計画的に学習をする練習をしていきましょう。
6 成績が上がりやすい教科と上がりにくい教科
社会はもっとも成績が上がりやすい教科なので、積極的に勉強するとよいです。
同じように、理科、特に動物や植物などの生物分野や、岩石などの地学分野は点数が上げやすい分野になります。
反対に、数学、英語などは勉強を始めてから点数が上がり始めるまで、かなりの時間がかかります。
国語に関しては、定期テスト対策としては、学校のワークや
教科書にそったワークなどを学習すると、点数が伸びやすいですが、模試や入試などの大きなテストになると、毎日の漢字や読書量などが勝負になってくる、少し特殊な教科になります。
7 苦手教科を捨てるな
苦手な教科より、得意な教科の勉強をしたくなる人が多いと思います。
しかし、苦手な教科を捨てるのは、成績を上げるためには効率が悪いとされています。
得意教科の点数を伸ばすためには、難しく細かいところまで学習をしないといけません。
しかし苦手教科であれば、基本問題ができるようになるだけでも成績が伸びるためです。
私も中学生の時は英語が苦手だったので、苦手教科のやる気が出ない気持ちはわかりますが、どの教科もまんべんなくやるほうが効率がよいのです。
8 ノートまとめにこだわりすぎるな
人によっては、家でノートをきれいにまとめることが好きな人もいると思います。
これが大好きで、結果を出す人もいるのですが、基本的には問題練習のほうが効率いいことを覚えておきましょう。
Daigoさんは、「ノートまとめは、難易度が高く、時間がかかり、効果がうすい。もし簡単にきれいにまとめらる場合は、もとから頭に入っているのでムダな時間」と言っています。
自分も同じ意見です。
9 書いて暗記、読んで暗記、話して暗記、聞いて暗記
漢字、英単語、歴史・・・
暗記は勉強の基本です。
暗記をするときには様々な方法がありますが、目や耳、口を使っての暗記もオススメできます。
- 自分にはどの暗記法が向いているか。
- また、その日の気分で飽きないように。
いろいろな暗記方法を試してみましょう。
また、「書く」という作業は暗記につながる効果がありますが、「読む」「見る」方法を使うと、3倍ほどのスピードで確認ができます。
答えを見ずに解けるようになった問題は、「読む」「見る」「聞く」などを中心に暗記していくこともよいでしょう。
10 テスト当日の勉強
当日までに問題集を3回はくり返せるように計画的に過ごしましょう。
定期テストなら最低2週間。受験なら最低半年はかかると思います。
ベストを尽くしたら、当日は楽しくテストを受けるだけなのですが、休み時間の使い方に注意しましょう。
まず、休み時間に終わったテストの反省はやめましょう。
なぜなら、もう点数が上がらないからです。反省は後日にゆっくりとしてください。
そのかわり、次のテストの最後の最後の復習をするようにしましょう。
焦らず落ち着いて、大切なところを見直していきます。
この「最後に見直したところ」が出題されることはよくあります。
最後まで点数をとるために努力しましょう。
以上でこの記事は終わりです。
いかがだったでしょうか。
「成績を上げる」ことは難しいことではなく、単純作業のくり返しなのです。
この勉強法で「考える力」が高まるのかと考える人もいるかもしれませんが、心配はいりません。
考える力も十分に高まります。なぜなら、考えためには知識が必要で、この方法が効率よく知識を身につけることができる方法だからです。
考える力がある人は、例外無く知識があります。
受験勉強の知識だけでなく、「考え方」も何冊も本を読んで勉強しています。
この方法を実践することにより、受験をクリアし、みなさんが目指す未来へと進んでいってください。
もちろん、この記事全ての内容を行わなくても大丈夫です。自分に取り入れられそなところをどんどん吸収し、自分の勉強法を作り上げていってください。
この記事を読んでくださったみなさんの成績向上を、心からお祈り申し上げます。
さわにい
コメント