「教員からの転職体験談」シリーズ。今回は
- 30代
- シングルマザー
- 娘2人
という状況から、教員からの転職を成功させた「yurinako(ゆりなこ)」さんの体験談を紹介します!
yurinako
私自身の経験と重なることも多く、とても楽しくインタビューをさせていただきました!
(以下は実際のインタビューの画像)
それでは、「yurinako」さんの転職体験談の始まりです!
転職前
教員時代
yurinakoさんは大学卒業後、関東の公立小学校の教員としてそのキャリアをスタートしました。
もともと子供好きで教育、特に児童の発達や心理学に対する関心が強かったyurinakoさん。
教員時代の生活は忙しくも大変充実をしたものだったようです。
特に
- 小学校は児童一人一人との繋がりが強い
- 低学年の児童の成長の様子を間近で見れる
- 成長した児童が高学年で活躍する様子が見れる
などの教員ならではの魅力を強く感じながら、日々の仕事に向き合っていたそうです。
そうですね。そのような喜びを感じならが、産休等をはさみながらも、2つの学校で計15年ほど教員をされたようです。
私は公立中学校で10年と少し教員をやっていたので、同じような経験をお持ちのyurinakoさんには多くの部分で共感いたしました!
転職を考えるようになったきっかけ
そのような充実した教員生活を送りながらも、30代になったころから少しずつ、転職を考えるようになったそうです。
その主な理由は以下の通り。
自分が思い描く教育観との相違
1つ目は「教育観の相違」だそうです。
もともと子どもが大好きで「子供の成長」「内面的な発達」の力になれればと、教師を志したyurinakoさん。
教師になったことでその夢を実現させることができた一方で、現場で行われる画一的な教育に疑問を持つこともあったようです。
聞くところによると、yurinakoさんが在籍した2校は、かなり「規律に厳しい」校風だったようです。
悪い言い方をすれば、ロボットに指示をするように、規則正しく秩序を守るように指導をしていく教育感がyurinakoさんには合わなかったようです。
このように、自分の思いとはズレる点がありながらも、組織として厳しく規律を重んじた教育をし続けることが少しずつ負担になっていったようです。
体調との兼ね合い
体調との兼ね合いも転職を考えるきっかけの1つだったようです。
特に昔から、「足の痛み」や「視力」の点で弱いところがあったyurinakoさん。
痛みや不安を感じながらも、指導を続けなければいけないことがかなり大変だったようです。
そうですね。「体育」「運動会」「遠足」など、かなりハードだったようです。
そして30代は乗り切ることができても、「40代」「50代」と続けていくと続けていくことは非常に困難だと感じるようになったそうです。
我が子との関わり
30代半ばになり、離婚も経験したyurinakoさん。2人の娘さんは「小学校低学年」「幼稚園の年中」まで成長しておりました。
しかし、シングルマザー+教員という中で、子供と過ごす時間はほとんどとることができなかったようです。
また、子どもの体調がよくないときや、行事などのときも、融通がきかない教員という立場では苦労することが多かったようです。
私は保育園に行っている娘が一人いますが、それでも大変な思いをしていますので、yurinakoさんの苦労は大変なものだったと思います!
学校の退職
転職を意識し始めた時期
このような中でyurinakoさんは次第に教員からの転職を考えるようになります。
30歳になったころから「この仕事は定年まではできないな…。」と感じていたようです。
そして年を重ねる毎に、転職への思いは強くなっていきました…。
そして30代半ば、いよいよ本気で転職を決意し、その旨を管理職に伝えたそうです。
公立の学校は、秋ころになると「残留」や「転任」などの希望を聞かれることがあるんです。
その際に、「退職をお考えの方は管理職まで」というようなアナウンスをされたようです。
そのタイミングで管理職に伝えたようです。
ちなみに、私も全く同じ流れでした。
しかしながら
管理職に転職を伝えたものの、一旦は「もう一年考えてみないか」と引き止められたようです。
yurinakoさんも管理職の考えを一旦は聞くこととし、退職についてもう一年間よく考えてみることにしたそうです。
しかし、翌年も考えは変わらず、改めて退職を決意、管理職に伝えることなったようです。
また、管理職以外の先生方には一切伝えなかったようです。
私も全く同じです。特定の先生にだけ話すのも悪い気がしますしね…。
ベテランの先生に「辞める人はあなたのように突然辞める笑」と言われたことを思い出します。
さて、上記のように1年以上前から転職を本格的に考え始めたyurinakoさん。
転職準備はいつ頃から始めたのでしょうか?
少し意外なのですが、転職活動は、実際に退職をされてから始めたそうです。
実際には、辞める年度の12月くらいから転職サイトに登録をし、様々な仕事を調査していたようです。
しかし、実際には仕事をしながらの転職活動はなかなか時間がとれず、退職後に本格的な活動を始めたようです。
転職のコツ
教員からの転職をスムーズに行うためには、「転職エージェント」の登録は必須だと私は思います。
転職エージェントは転職サイト違い、プロが無料で相談に乗ってくれたり、一人一人の要望に合った会社を探してくれます。
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また、yurinakoさんが使用していた転職サイトは
- リクナビNEXT
- ミイダス
- ビズリーチ
などだそうです!
昼休みや寝る前のスキマ時間に求人をチェックするなら転職サイトがオススメです。
リクナビNEXTは転職者の8割が登録している転職サイトなのでやはりという感じですね!
ミイダスは自分の適正年収を調べつつ、求人も探せるのでとても人気ですよね。
転職エージェントと合わせて上手く活用し、転職を成功させてくださいね!
転職後の仕事
さて、教員をしながらの転職活動がほとんどできなかったyurinakoさん。
その後の活動はどのようだったのでしょう?
注意!
転職後のyurinakoさんの最大の誤算は「失業手当が出ない」ということだったそうです。
これは公務員からの転職者は注意が必要なことの1つです。
実は私もこのことを知らなかったのです…!
ですが退職金が入ったので、その資金を活用しながら、転職活動を行ったそうです。
おそらく退職金は2〜3百万円です。(私がそうだったので)
ちなみにもう一つのよくある後悔が「クレジットカードが作れなくなる」です。
教員ならば簡単に審査に通りますが、一度辞めてしまうと中々とれませんので注意です。
退職後yurinakoさんは、業務委託契約で仕事をいただきながら、生活をしているそうです。
業務委託契約とは行った仕事を企業に納品し、その仕事量によって収入を得ることができる仕事形態です。
yurinakoさんはどのような仕事をされているのでしょうか?詳しくみてみましょう!
① 教員採用試験の予備校講師
1つ目の仕事は「教員採用試験の予備校講師」だそうです。
採用試験の受験を考えている方たちに
- 論文・作文の指導
- 面接の指導
- 模擬授業の指導
を行っているそうです。
ですよね笑。自分もそう思いましたが、優秀なyurinakoさんならお手の物なのではないでしょうか?
保護者対応やトラブル対応などの雑務も無いでしょうし、上記の仕事は教員経験がとても役立つ仕事なので、相性バッチリなんでしょうね!
こちらの仕事は企業の公式HPから直接応募したそうです。
手間はかかりますが、お互いのニーズがマッチすると採用率が高い方法ですよね!
② 音楽教室のアドバイザー
続いてが、「音楽教室の講師の方の講師」です。
音楽教室のピアノや歌の先生方いますよね?
その先生方は音楽についてプロですが、子どもの扱いや保護者対応は専門外ですよね。
そのような方々に子どもの発達段階に合わせた効果的な指導の方法や、保護者対応の心得をアドバイスされているそうです。
こちらの仕事は転職サイトから見つけたそうですが、これまた教員時代の経験が生かせる仕事ですね!
教員はつぶしがきかない?
yurinakoさんの経験にあるように、教員という仕事は意外と他の仕事に応用がきくんですよね。
自分は中学理科の教材開発を主な仕事にしてますし、それとITを組み合わせて自分での仕事もしています。
教員からのキャリアアップは、中々楽しいものだと日々感じています。
③ その他
その他にも、都合に合わせて放課後デイサービスのお仕事や、Webライターなど、スキマ時間で入れる仕事を上手く受注しながら生活をしているのだそうです!
また、さらなるキャリアアップのために、保育士や公認心理師の資格も習得中だそうです。
yurinakoさんによると、公認心理師は「教員関係者の特別枠」があり、そちらを利用して習得をしている途中なのだそうです。
転職後の生活
転職後の後悔は?
ズバリ転職後の後悔はありますか?
と質問をさせていただきましたが、「ありません」とキッパリ!
収入は教員時代よりも下がったそうですが、ストレスも激減し、時間に融通がきくようになり、後悔は全く無いそうです。
やはり「教員よりブラックになる」ことって、ほぼ有り得ませんので、転職者が後悔をすることはあまりないんですよね…。
究極
これも自分と全く同じ考えだったのですが、
「教員に戻りたくなったら戻ればよい」という考えもあったそう。
本当にその通りなんですよね。今の教員は倍率もとても低く、再受験は容易です。
転職して後悔したなら戻ればよいのですね。
転職後の苦労は?
とはいえ教員からの転職には苦労もあったそうです。
特に、「お金に関してシビアなこと」具体的には、物事の決定事項に「費用」「利益」が最優先される点。
この感覚は教員は全く持ち合わせていないので、中々yurinakoさんは馴染みにくかったそうです。
転職を考えてる教員の方にアドバイス
最後に転職を考えてる先生方に、転職の先輩であるyurinakoさんからのアドバイス!
yurinako
転職というと、家族や現場の方は引き止める方も多いかもしれません。
ですが一度の人生、チャレンジしたいこと、自分の理想の人生を求めたい方は後悔が無いようにしてください。
とのことでした。
このサイトは転職をしたい先生方を応援するサイトですが、転職をするにしてもしないにしても、先生方が納得をする人生を歩んでほしいですね。
それは私とyurinakoさんの共通の思いです。
今回インタビューをさせていただいたyurinakoさん。残念ながらSNSなどはやっていないそうなのでここで紹介はできませんが、
「ランサーズ」というクラウドソーシングサイトで活動をしておりますので、お仕事を依頼したい方はぜひ探してみてください!
もちろん私経由でもご紹介が可能です!
それでは今回は、「シングルマザーで教員からの転職を成功させたyurinakoさんの体験談」でした!
次回の体験談も乞うご期待くださいませ!
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