「養護教諭を辞めたい…。」この記事はそのような悩みを抱える方へ向け、元養護教諭である私が書かせていただきました。
養護教諭は、生徒たちの健康管理や心のケアなど、大切な役割を担っています。私自身も、この仕事に就くことが夢でした。
ですが実際に仕事をしてみると
- 仕事の責任が重い
- 休みがとりづらい
- 心の問題を取り扱うのが難しい
など、業務量が多く、プレッシャーも非常に大きい仕事でした。
もしあなたが、過去の私と同じように養護教諭の仕事に疲れてしまっているのであれば、自分を責めずに前向きな選択をしてほしいです。
この記事は私の養護教諭としての実体験を元に書かせていただきました。みなさんの参考になれば幸いです。
自己紹介
元養護教諭の「ちゃんみ」と申します。
養護教諭・保健師を経験し、現在は看護師として働いています。
養護教諭を辞めたいと思った時にすべきこと
どんな仕事でも、辞めたいなと思う日はあるでしょう。
辞めたいと思っても、衝動的に辞めてしまうと、後悔することもあり得ます。
特に、正規採用の養護教諭であれば、一度退職すると、もう一度同じ県や学校で採用されることが難しくなるため、退職については慎重になりますよね。
そのため、自分の思いや将来についてじっくり考え、退職や転職を決めることが大切です。
以下のように順をおって考えていくとよいでしょう。
- 辞めたい理由を整理する
- やりたいことを考える
- 転職にむけて準備をする
それぞれ詳しく解説していきます。
辞めたい理由を整理する
なぜ養護教諭を辞めたいと思うのか、どんなことを苦痛に感じているのかを思い起こしてみましょう。
紙に書きだすのもおすすめです。
その辞めたい理由が、退職しなくても解決できる問題なのか、それとも退職や転職しないと解決できない問題なのかを整理していきます。
例えば
職場の人や保護者との人間関係に悩んでいるとしたら、信頼できる人に相談したり、教育委員会に相談し異動を検討してもらったり、対応が可能かもしれません。
逆に金銭面や福利厚生などに不満があれば、退職や転職するしか解決できない問題となるでしょう。
まずはじっくり、辞めたい理由を整理してみましょう。
自分がやりたいことを考える
辞める意志が固まったら、次に何がしたいのかを考えましょう。
必ずしも、次の仕事ではなく、しばらく働かずゆっくりしたい!とか、家事や育児に専念したい!などでも、もちろん良いです。
自分の気持ちに素直になり、心からやりたいと思うことを見つけることで、現在のストレスから逃れられ、新しい明日が見えてきますよ。
退職・転職に向けて準備をする
退職や転職の時期や方法により、すべき行動や準備は異なります。後々、損をしないようしっかり準備をしましょう。
- 年度末に退職
- 年度途中に退職
- 退職後すぐには働かない場合
- 退職後すぐに働く場合
の状況ごとに解説をしていきます。
年度末に退職する場合
管理職、教育委員会へ早めに退職の旨を伝えましょう。
退職を伝える際は、ネガティブな理由ではなく、前向きな理由(これに挑戦してみたい、この分野の仕事に興味があるなど)を伝えるとスムーズに辞めやすいです。
退職が決まれば、4月から新しい養護教諭が赴任してくることとなるので、3月中に仕事の引継ぎを行いましょう。
可能であれば、年度末退職が最もおすすめできます。
年度途中で退職する場合
年度途中から、別の養護教諭を赴任させることは中々難しいです。
そのため、せめて今年度末までいてくれ…。と渋られることも多いでしょう。
しかし、それは学校や教育委員会側の都合のため、遠慮する必要はありません。自分の都合を優先して退職して良いと思います。
養護教諭には、講師という制度があります。
正規採用ではなく、病休や育休などで休む養護教諭の代わりに勤務する講師に登録している方々が一定数います。
その方々は年度途中でも入ることができることが多いため、年度途中で退職する場合は、講師と交代することが可能です。
どうしても、退職を拒否されたら、まずは病休を使って休むなども一つの手かもしれません。
また、自治体によって、退職の旨は何か月前までに伝えなければならないという規定がされている場合もあるので、確認しておきましょう。
退職後すぐには働かない場合
退職後、しばらく無職となる場合は、退職手当や失業者の退職手当の確認をしましょう。公務員は原則、雇用保険法の適用から除外されているため、失業保険給付はもらえません。
しかし
退職手当の額が、失業給付相当額に満たない場合は、その差額が失業者の退職手当として給付されることがあります。
受給には、様々な条件がありますが、一度ハローワークに相談してみてもよいかもしれません。
また、国民健康保険に加入するのか、家族の扶養に入るのかなども、あらかじめ決めておくと、退職後スムーズに動くことができます。
退職後すぐに再就職する場合
退職後すぐに別の仕事に就きたい場合は、働きながら転職活動を進めていく必要があります。
やりたい仕事が明確に決まっていれば、すぐに次の仕事も決まりやすいかもしれませんが、これといった職業が定まっていない場合もあります。
そこでおすすめなのが転職エージェントに登録をしてみることです。
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養護教諭が辞めたいと感じる理由7選
続いては、養護教諭が辞めたいと感じる理由を7つ紹介します。
現役の養護教諭の先生方は共感する部分も多いかも知れません。
仕事の変えがいないため休みが取りづらい
養護教諭は、原則一つの学校に一人勤務です。大規模校や特別支援学校などでは、養護教諭が二名いる場合もありますが、ほとんどの学校が一人で勤務しています。
そのため、養護教諭が休みの場合は、保健室を開けることができなかったり、子どもたちが病気や怪我をした際の緊急対応ができなかったりします。
特に一学期は健康診断が立て続けにあります。
健康診断は基本的には養護教諭がメインとなり、計画から運営まで行うため、他の教諭では代わりがききません。
休みをとるのは、なんとなく暗黙の了解で難しい…という方も少なくないと思います。
さらに、運動会を休むことはすごく難しいと話す養護教諭がとても多いです。怪我や熱中症など、普段より救護が必要となるため、養護教諭の参加は必須です。
たとえ、自分の子どもの運動会と日程がかぶってしまった…という場合でも、我が子の運動会に行かず仕事を優先することになったという話も聞きます。
このように、養護教諭は一人職であり、また専門知識が必要な仕事であるため、仕事の代えがきかず、休みを取りづらいと感じることが多いです。
勤務先を選べない
国公立の学校の養護教諭は、県で採用されるため、県のどの地域の学校で勤務するかは原則選ぶことができません。
住んでいるところから通勤に2.3時間かかる…急遽アパートを借りた…なんて話を多く聞きます。
さらに自治体によっては、勤務地が3月末まで知らされないところもあります。
私が勤めていた自治体は、3月20日頃に勤務地が分かり、4月1日から勤務でした。
そのため車通勤が難しい地域になると、急いでアパートを借り引っ越しをしなければならず、非常に大変です。
さらに
勤務先の地域を選べないことに加え、学校の校種も選べないことが多いです。
養護教諭は普通の教諭と異なり、養護教諭の免許で小学校・中学校・高等学校・特別支援学校と、どの校種でも勤務することができます。
自分の勤めたい校種の希望は出せますが、その希望が通ることは少ないです。
実際に私も、高校で心のケアや受験相談などをしたいと思い、高校での勤務を希望していましたが、小学校での勤務のみでした。
子どもとの関係構築が難しい
現代では、様々な問題を抱える子どもたちがいます。
いじめや虐待、非行…心の問題を多く抱え、不登校や保健室登校となる子どもも多いです。
そのすべての子どもたちとうまくコミュニケーションをとり、関係を構築することは非常に難しいです。
関わりすぎ介入しすぎてしまっても、子どもとの依存関係になってしまいます。
関わりが少なすぎると、信頼関係ができず、大きな問題を見逃してしまうことになります。
どの養護教諭でも、常に子どもたちとの関係については悩み、考えていることと思います。
うまく同僚や上司に相談したり、頼ったりできればよいのですが、できない状況だと、自分の心が病んでしまう…といったことも多いでしょう。
保護者との関係が難しい
子どもたちとの関係構築が難しいのと同様、保護者対応も難しく、養護教諭を辞めたい…と思ってしまう一つの要因かと思います。
子どもの健康を守るため、養護教諭は子どもたちに保健指導などを行います。
しかし実際には、家庭環境の影響でいくら指導しても、子どもの生活を変えることが難しい場合があります。
- ハンカチの準備ができない
- 朝ごはんを食べる習慣がない
- 虫歯など、病院に連れて行ってもらえない
子どもに指導するだけでは難しく、保護者への指導が必要となります。
しかし、家庭環境や金銭問題、保護者の仕事の問題などから、生活を変えられず、子どもの健康に影響してしまうことも多いです。
何度も保護者に伝えると、努力してくださる方ももちろんいますが、「えらそうに!好きにして何が悪いの!」と怒られることもあります。
また、保護者によって、子どもの状況を詳しく聞きたい人もいれば、そんなことで連絡してこないでよ、という人もいます。
子どもの健康状況を電話で連絡すると、「忙しいのに、電話してこないで」と言われたことがあります。
しかし別の保護者からは、「なんで教えてくれなかったの!」と言われることもあり、どの保護者にどこまで報告するかなどが、難しいです。
子どもの数だけ、保護者とも付き合っていく必要があるというのも養護教諭の大変なところです。
コロナでさらに仕事が激増
新型コロナウイルスが流行してから、養護教諭が中心となり感染対策を行っている学校は多いと思います。
私は、コロナ流行の1年目まで養護教諭をしていました。実際に当時増えた業務内容は、
- 日に数回は学校中の手すりやドアノブを消毒して回る
- 各教室の消毒液やふき取り用ペーパーの補充
- 検温や体調確認カードを作成、配布し毎日確認する
- 消毒や手洗い、黙食の指導や校内放送
他の養護教諭の話では、勤務時間は朝8時10分からなのに、子どもたちが学校に入る際に体温を確認しなければならないため、毎日7時30分に学校に来ることを依頼された…といったこともあったようです。
このように、コロナの影響で、子どもたちの健康を守る役割を担っている養護教諭の責任や業務は多くなっており、負担を感じることが多いです。
命を守る仕事であり、責任が重い
養護教諭には多くの仕事がありますが、中でも最も求められることは救護や緊急時の対応です。
子どもの健康や命に危険が及ぶときには、養護教諭に判断が任せられます。その判断を誤ると、子どもが命を落としてしまう可能性があります。
また、命にかかわらず、不適切な対応をすると、裁判沙汰になることもあります。
- アレルギーの対応・救急搬送のタイミング
- 熱中症の予防や・実際になったときの対応
- 骨折時の初期の処置
学校生活の中で、子どもたちは様々な危険と隣り合わせです。
子どもたちが健康に学校生活を送り、無事に家に帰れるように、管理し対応するのは養護教諭の最大の職務です。
その責任の重さに、養護教諭の仕事をつらく感じてしまう人も多いでしょう。
保健関係の仕事以外も多い
「保健室の先生って暇でしょ?」「何しているの?」と言われることが多いです。
養護教諭の仕事は、保健室の中にいて、怪我や病気の子どもたちの手当てをする。それ以外の業務内容はあまり認知されていないような気がします。
実際には、保健関係の仕事は救急手当以外にも多々あります。
それに加えて、学校により保健とは異なる業務も割り当てられることも多いです。主な養護教諭の業務を挙げていきます。
- 健康診断の計画と実施、結果のまとめ、報告
- 保健指導
- 保健だよりや掲示物の作成
- 感染症対策
- 救急処置
- 保健委員会の運営
- 保健室登校や不登校の子どもたちの対応
保健関係以外の業務は、学校や地域、校種によっても異なると思いますが、私が実際に行っていた業務や養護教諭の友人に聞いた業務を挙げます。
- 給食の事務関係(給食を食べる人数の把握や給食費の計算、支払い)
- 給食だよりの印刷
- 給食や栄養の指導
- そうじ当番の割り振りを作成
- ワックスがけの計画と実施・部活動の顧問
実際に養護教諭として働くまでは、想像もしてなかった業務が任されることがあります。
そして、それは学校によって異なるため、異動するたびに新しい業務を覚えなければならなくて大変です。
もっと子どもの心身の健康のことだけを考えていたい、保健室のことだけをしていたいのに、違うことで時間を取られたり残業があったりすると、養護教諭として働く意味を失ってしまう人も多いかもしれません。
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養護教諭を辞めるメリットとデメリット
最後に、養護教諭を辞めるメリット・デメリットを解説します。
養護教諭は公務員であるため、世間一般的には手堅く安定した職業と言えます。
辞めることにはもちろん、メリットもデメリットもあります。両方を整理し、自分はどの選択をするか、今一度考えてみましょう。
養護教諭を辞めるメリット
まずは養護教諭を辞めるメリットを紹介します。
主なメリットは次の3つ。
- 人間関係のストレスから逃れられる
- 自由な時間が増える
- 命を守るという重い責任から逃れられる
それぞれ紹介していきます。
人間関係のストレスから逃れられる
養護教諭は、子どもたちだけでなく、保護者や職員、他学校の養護教諭、学校医など、様々な人と関係を構築する必要があります。
年代も、環境も、性格も異なる人たちと密にコミュニケーションを取ることを苦痛に感じる方にとっては、つらい業務が多いでしょう。
養護教諭を辞めることで、新たな環境に身を置け、今のストレスからは逃れられるかもしれません。
自由な時間が増える
養護教諭は公務員であるため、原則平日の8時頃から17時頃までは勤務となります。
養護教諭はほとんどが各学校に一人のため、平日に有休をもらうことが難しい人も多いです。
そのため、平日に休みを取ることができず、不便を感じる場合も多いでしょう。
最近一般企業では、フレックスタイム制や在宅勤務など、働き方に自由度が増えてきています。
養護教諭を辞め、そのような仕事に転職することで、自由な時間が増えるかもしれません。
命を守るという重い責任から逃れられる
養護教諭は、子どもたちの命を守る仕事です。
もちろん、他の教諭や管理職も同様に責任がありますが、養護教諭は学校で唯一、医療や救護の知識・技術を持つ専門職です。
そのため、何か非常事態があれば、養護教諭に判断が任されます。
養護教諭は、たくさんの子どもたちの命を守るという、非常に重い責任を抱えます。養護教諭を辞めることで、その責任から解放されることでしょう。
養護教諭を辞めるデメリット
反対に、養護教諭を辞めるデメリットも紹介します。
主なデメリットは次の3つ。
- 安定した収入が得られなくなる可能性がある
- 産休が長期間とれない
- 子どもたちとの別れが寂しい
となります。それぞれ解説をしていきます。
安定した収入が得られなくなる可能性がある
養護教諭は公務員であり、一般的に収入は安定している方と言えます。
一般企業とは異なり、競争社会ではないので、売上や成績を気にしなくても、基本的にはボーナスも昇給も確実にあります。
転職先にもよりますが、転職後すぐは養護教諭として働いていたときより給与が減った…ということが多いかもしれません。
養護教諭に限らず、基本的に公務員からの転職は給与が一度は下がることを覚悟すべきです。
給与にこだわりすぎると、転職の成功率が下がってしまいます。
産休が長期間とれない
養護教諭(他の教諭も)は、産後休暇を3年間取れる場合が多いです。(自治体によります)
私の周りには、産休を3年間とっている間に、もう一人出産して、合計で6年休んでいた養護教諭もいます。
学校現場では、3年もしくはそのまま6年休む方も多く、特に文句を言われたり辞めさせられたりすることはありません。
しかし一般企業では産休は1年のみのところが多いですし、3年とれるところでも、丸々3年とるとあまりいい顔をされないことが多いです。
子どもたちとの別れが寂しい
環境を変えるときには別れは付き物ですが、やはり別れは寂しいものです。
いくら、子どもとの関係に悩んでいたり、苦手な子どもがいたりしても、別れのときには寂しい気持ちになります。この子たちの卒業まで見届けたかったな…。
なんて気持ちになることがあるかもしれませんね。
まとめ
養護教諭は、責任や負担が多く大変な仕事です。しかし、子どもたちの笑顔や成長を間近で見ることができるやりがいのある仕事でもあります。
養護教諭を辞めたい!新しいことに挑戦したい!それはとても素敵なことだと思います。辞めることは勇気がいることですが、その勇気が無駄になることは絶対にありません。
反対に、養護教諭をまだ頑張りたい!もう少し続けよう!それもすごく勇気があって、素敵なことです。
この記事を読んでくれた養護教諭の方々が、すこしでも前を向いて明日を過ごせますように、願っています。
このサイトでは、教員からの転職情報をまとめています。
よろしければ、他のページも参考にしてください。
このサイトが先生方のお役に立てば幸いです。
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