- 教員が辛すぎる
- 思っていた仕事と違う
- 働き方が無理すぎる
この記事はそのような方向けに書かせていただきました。
現在教員の仕事・働き方が「向いていない」と感じる人が激増しています。
この記事では教員を11年経験した私が、教員に向いていない人の特徴とその対処法を紹介させていただきます。
教員を続けるもよし、転職をするもよし。この記事が先生方の参考になれば幸いです。
「教員に向いていない」と感じた時の対処法
まずは「教員に向いていないかも…」と感じた時の対処法を紹介させていただきます。
- どこが教員に向いていないかを精査する
- 信頼できる人に相談をする
- 他の仕事と比べてみる
- ゆっくり休む
の順に解説します。
どこが教員に向いていないのかを精査する
「教員向いていないかも…」と感じた時の対処法。1つめは「どこが教員に向いていないかを精査する」ということです。
「教員が向いていない」と感じたとしても、向いていないポイントは人それぞれです。
- 授業が嫌なのか
- 子どもとの関わりが嫌なのか
- 仕事が多すぎるのか
このポイントを押さえることで、今後とるべき対策が変わってきます。
授業が嫌なのであれば、別の教育事業を行う企業に転職してもいいでしょう。
子どもとの関わりが嫌なのであれば、教材開発の仕事を探したり、私立学校なの今と違う雰囲気の子どもたちが集まる学校への移動をすることもできます。
仕事が多すぎる場合は、転職だけでなく、自分で仕事量を調整する。(何かを思い切ってあきらめる)などの方法があります。
まずは、自分のどこが教員に向いていないのかをじっくりと考えましょう。
この記事は向いていない人の特徴もまとめてあるので、参考にしてください。
信頼できる人に仕事の相談をする
続いての対処法は「信頼できる人に相談する」というものです。
信頼できる人とは
- 家族
- 友人
- 職場の同僚や先輩
- 転職経験者やプロ
などが挙げられます。
家族
まずは家族が第一候補に上がるかと思います。「教員向いていない」ということは転職にもつながることなので、家族に相談する必要は遅かれ早かれでてきます。
ですが
家族内の立場によるのですが、家族に相談すると「辞めないで続けなよ」と言われることが多いです。
特に男性の場合は顕著です。
家族は安定した公務員を辞めてほしくなく「続けてほしい」という意見に傾くことが多くなりがちであることは知っておきましょう。
反対に「気持ちを聞いてほしい」という場合は家族に相談するのもおすすめです。
友人
続いては「友人」です。
フラットな意見をもらいたい場合は友人が最も相談しやすいでしょう。
愚痴のような話など、友人だからこそ話せる内容もあります。
ただし「転職」に関する友人からのアドバイスは、友人の経験によるものとなり、偏った意見になりがちだということは知っておきましょう。
客観的な意見を軽く聞いてみたかったり、話を聞いてもらいたい時などは友人に相談するのもよいでしょう。
職場の同僚や先輩
続いてのおすすめは職場の同僚や先輩です。
信頼できる人がいれば、的確なアドバイスをもらいやすいでしょう。普段の仕事ぶりや性格なども踏まえて意見をもらえるからです。
先輩などであれば、仕事に対する意見やサポートなどを受けることも可能かもしれません。
デメリットとしては「職場への不満」が職員室内にバレるという可能性があることです。
信頼している人に相談しないと、思わぬトラブルとなるので気をつけましょう。
転職者やプロ
もしも身近に教員からの転職に成功した人や、転職関連の仕事をしている人がいれば、その人に相談するのが最もおすすめです。
リアルで、さまざまな経験に基づく的確な情報をもらえる可能性が高いためです。
そうですね。転職をする人が増えた時代とはいえ、転職に詳しい知人が身近にいる人は少ないでしょう。
そのような人は「ココナラ」を利用してみるのもオススメです。
ココナラとは、スキルを持った人に困りごとの相談をできるサービスです。
ココナラには「教員の悩み相談」「教員の転職相談」を専門で行っている人がいます。
- 授業の悩み
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詳しくは下の記事にまとめてあります。
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ちなみに教員→フリーランス希望の方は、私も相談を請け負っております。
1分100円ですので、お気軽にご相談ください。
以上が教員の仕事を向いてないと感じた時の対処法。
2つ目の「人に相談する」でした。
人に話すだけで気持ちが整理されることも少なくありません。ぜひ参考にしてみてください。
他の仕事と比べてみる
教員の仕事が向いてないと感じた時の対処法。3つ目は「他の仕事と比べてみる」
ということをおすすめします。
そうです。世の中には非常にたくさんの仕事があります。
その仕事内容や働き方を、教員と比較してみるのです。
その結果、教員以上に興味がある仕事があれば転職を検討してもよいですし、「やっぱり教員が一番いいな」と思えば続ければいいのです。
教員と他の仕事を比較することにより、教員のメリット・デメリットがより明確になります。
逆に言うと、比較をせずに悩んでいててもなかなか結論はでないのです。ぜひ一度、教員と他の仕事を比較してみましょう。
どのような結論になっても、納得した人生を送ることができるようになりますよ。
転職エージェントに登録をすることをおすすめします。
転職エージェントとは
転職のサポートを無料でしてくれるサービスです。
転職の相談や、履歴書の添削などもしてくれます。
転職エージェントに登録することにより、他の仕事を紹介してもらうことができ、教員との比較をすることができます。
よく「転職を決意」してから転職エージェントを利用する人がいますが、それはあまりよくありません。
転職エージェントはとりあえず利用してみて、そこでいい仕事があったなら「転職を決意」すればよいのです。
教員からの転職であれば、圧倒的に「doda」がオススメです。dodaは日本最大級の求人数をもち、全年代・全地域・全職種に対応しています。
さらに、教員専門の転職カテゴリーががあり、教師からの転職に強いです。
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ゆっくりと休む
「教員向いてない…」と感じた時の対処法。4つ目は「ゆっくりと休む」ということです。
私は過労により倒れてしまったことで教員を退職しています。
一度身体を壊すと、その後の人生が本当に大変になってしまいます。
この記事を見ている先生方には、私と同じようになってほしくないため、「ゆっくりと休んで考える」ということを提案させていただきます。
特に
食事・睡眠・動悸・呼吸などに違和感がある先生方はすでに赤信号です。
幸い、教員には病気休暇制度があります。病気休暇の基本的な知識は以下の通り。
- ケガや病気で勤務できない時に取ることができる。
- 教育委員会に申請する書類1枚と病院の診断書1枚必要になる。
- 基本は最大90日取れる。
- 給料は満額(100%)支給される
となっています。病気休暇に抵抗がある先生方も多いかもしれませんが、体調がすぐれないような方は、積極的に制度を利用することをおすすめしたいです。
教員はリストラがありません。しかし、身体を壊してしまうとリストラなんて屁でもないくらい大変です。
リストラされたなら次の仕事を探せば良いだけですが、身体を壊すと仕事もままなりません。
教員の仕事が大変すぎて、休職を検討している…。学校現場では、精神疾患だけでも毎年5,000人以上が休職をしています。文部科学省「令和2年度公立学校教職員の人事行政状況調査について(概要)今この記事を[…]
以上、「教員向いてない」と感じた時の対処法を紹介させていただきました。
- 教員のどこが向いていないかを精査する
- 信頼できる人に相談をする
- 他の仕事と比べてみる
- ゆっくり休む
参考にしていただければ幸いです。
教員に向いていない人の特徴7選
続いては「教員が向いていない」人の特徴を紹介していきます。
ここで紹介するのは
- 考え方が今風
- 体力がない
- 自分や家族との時間を重視したい
- まじめすぎる
- 優しすぎて上手に叱れない
- 学級崩壊や保護者とのトラブルが多い
- 計画性がない
の7つです、詳しく解説をしていきます。
考え方が今風
1つ目は「考え方今風」
ということです。
反対に言うと、学校現場は古いというか、体育会系というか、そのような雰囲気がはびこっている傾向が強いのです。
- 自分を犠牲にして働く精神が大切
- 子どもや保護者が教員よりも強い
という側面があるです。
ただ、私は元教員として、学校を批判したいわけではありません。
先生方は今でも私のヒーローですし、優秀で素晴らしい人たちがたくさんいます。
現在の学校、日本は先生方のこのような精神で支えられている側面も大いにあります。
反対に言うと、教員として働く人にとってはこれらの環境に耐えうる精神が必要になります。
さらに30代になると、自分だけでなく家族との時間も犠牲となる場合も出てきます。
自分自身や家族との時間を大切にする今風の考えの人は、教員の働き方が合わないと感じる人も多いでしょう。
ただし、私が身体を壊してしまった理由の1つには、私自身の能力の無さあったと思います。
教員としての仕事をバリバリこなし、プライベートや趣味も存分に楽しむ友人や同僚もいます。
体力がない
教員に向かない人の特徴。2つ目は「体力がない」ということです。
教員の仕事は体力的にも精神的にも非常にハードです。今振り返っても、先生方はタフな人が多かったなと感じます。
1日の多くの時間を立って過ごしますし、子どもと1日関わるだけでなく、あらゆるトラブルが発生します。
このタフさがないと、教員を40年近くやるきることは難しいでしょう。
また、嫌な仕事をハッキリと断ったり、ある程度ドライに考えないと身が持たない場面も出てきます。
そのような精神的なタフさも必要になるでしょう。
自分や家族との時間を重視したい
人生観として、自分や家族との時間を大切にしたい人は教員に向いているとは言い難いです。
2018年にOECD(経済協力開発機構)が加盟する48カ国・地域を対象に行った調査によると、日本の小中学校教員の、1週間当たりの仕事時間は小学校が54.4時間、中学校が56時間で、加盟国の中で最長となっています。
さらに土日に仕事が入ってきたり、土日に仕事をしないと平日が回らないなどがあります。
プライベートを重視したい人には向かない仕事と言われてしまうのも無理はないかもしれません。
教員はさまざまな魅力がある仕事なので、何とかこの働き方が改善されてほしいのですが、2024年も国には全く期待できない状況が続いています。
まじめすぎる
性格がまじめな人も教員には向かないと考えます。
まじめさや勤勉さは、とても素晴らしいものであり、評価されるべきものです。
しかし仕事が多すぎる日本の教員にとっては、まじめさが身を滅ぼすことに繋がってしまうのです。
とても全ての子ども、全ての仕事に情熱を入れてやりきれる仕事量ではないからです。
それでも無理をして、学校のため、子どものために身を粉にして働き続けたらどうなるでしょうか。
結局は身体を壊してしまいます。
ある程度ドライに仕事に見切りをつけることができたり、「ここは手を抜こう」と考えられるくらいの人が丁度いいのです。
中にはめちゃくちゃ仕事が早く完璧なスーパーな先生もいます。
見習うことは大切ですが、無理だけはしないようにしていただきたいです。
優しすぎて上手に叱れない
続いては「優しすぎて上手に叱れない」という人です。若い女性の先生に多いかもしれません。
教員には一人一人個性があります。優しい先生が悪いとは全く思いません。
ですがSNSなどをみると「上手に叱れない」と悩む先生方が非常に多いのです。
優しい先生には報われてほしいのですが、優しいだけで乗り切れるほど教員は簡単な仕事ではありません。
叱ればいいわけではありませんが、バリエーション豊かに対応ができないと、子どもにとっても先生にとってもマイナスになってしまうでしょう。
学級崩壊や保護者とのトラブルが多い
6つ目は「学級崩壊や保護者とのトラブルが多い」ということです。
ただし、今現在学級崩壊に悩んでいる先生方に「教員向いてないよ」と言いたいわけではありません。
若いうちはこのような悩みが多いでしょうし、特に現在の教育現場では、一人では制御不可能な子ども・保護者はたくさんいます。
そのため、少し子供や保護者とうまく行かないくらいで「教員向いてないな…。」とは考えてほしくはありません。
子ども、保護者にヤバい人が多すぎるのかもしれません。
ですが、教員としての経験を十分に積む中でも、あまりにも子どもや保護者との関係に悩む回数が多い場合は、教員以外の選択肢を考えてみるのもよいでしょう。
授業だけに力を入れたいなら塾講師に。
教材を作ることが好きなら教材開発職に。
得意を生かせる仕事はたくさんありあす。
人生において苦手を克服しようとすることはあまりにもコストパフォーマンスが悪いです。
人間関係の悩みがあまりに多い人は、「向いてない」と割り切ってしまうのも楽しいかもしれません。
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計画性がない
最後は「計画性がない」です。
私も計画性があるほうではないので全く偉そうなことは言えませんが、教員は仕事量が膨大です。
しかもイレギュラーに入る仕事もとても多いので、最低限の計画性がないと日々の仕事を回すだけでいっぱいいっぱいになってしまいます。
余談
今振り返っても、教員の仕事量は膨大でした。
まる1日仕事をしたのに、帰る時には朝より仕事が増えているあの感覚はナゾすぎます。
最低限の計画性はないと、とても教員としてやっていくことはできないでしょう。
まとめ
これで「教員向いてない」人の特徴7選と対処法の解説を終わります。
この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
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教員から転職し、定時に退勤する普通の生活を手に入れたい…。このページは、そのような方へ向けて書かせていただきました。私は教員として11年間勤務しました。「毎日9時退勤」「残業代は無し」「土日は部活」[…]
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