教員からのハイクラス転職!3つのポイントを元教員が解説

  • 残業が多すぎる
  • 土日に休めない
  • 一度の人生、もっと挑戦したい

教員として日々奮闘されている先生方には、このような思いをもっている方も多いのではないでしょうか。

事実、令和になってからも、教員の人気は下がるばかりです。

教員の志願者の推移

倍率の変化

文部科学省より
 
文科省さん、教員の労働環境の改善をお願いします…!

このような教員の不人気さは、教員が公務員ということを考えると、恐るべきことです。

そんな中

  • ハイクラス転職に興味がある
  • もっと多くの経験をしたい
  • 自分の力を試したい

と考え、ハイクラス転職を検討する先生方も増えてきているようです。

 
ぜひ応援したい!

この記事では、そのような先生方に向けて、教員からのハイクラス転職を成功させる3つのポイントを解説させていただきます。

結論としては

  1. 教員の強みを理解する
  2. 自分の強みを理解する
  3. 転職エージェントを利用する

これらのステップを踏むことが大切になります。

教員からの転職に成功すれば、「やりがいのある仕事」に加え、「ゆったりとした土日」「リモートなどの柔軟な職場」など多くのものが手に入りますよ!

それでは解説を始めます。

自己紹介

さわにい」と申します。

元中学校理科の教員です。公立中学校で11年勤務しました。

過労で倒れ教員を退職。その後はIT企業に転職。

現在はフリーランスとして活動をしています。

もしも「早く必要な転職エージェントを知りたい」という方は下のボタンから記事下に飛んで下さい。

ハイクラス転職は、エージェントの紹介以外ではほぼ不可能です。(知人の紹介があれば別です)

ハイクラス転職の理解を深める

ハイクラス転職とは?

ハイクラス転職

ハイクラス転職」とはどのようなものか。まずはそれを理解していきましょう。

 
敵を知らねば攻略できぬ!

「ハイクラスとは何か」しっかりと定義したいのですが、ハイクラスという言葉には明確な定義はありません。

ですが一般的には以下のような人材を「ハイクラス人材」と呼び、これらにあてはまる人材の転職を「ハイクラス転職」と呼んでいます。

ハイクラス転職とは

ある分野において専門的な知識・スキルをもった人物の転職

年収は600〜1000万程度

教員としては

  • 教育に関する専門性
  • 教科に対する専門性

などが当てはまるでしょう。

そもそも教員は、偏差値で言えば60前後と非常に優秀です。

世の中の半分は偏差値50以下であり、それらの人も立派に働いています。

教員で活躍できる人は、民間でも間違いなく活躍ができます。これは転職をした私だからこそ自信をもって言えることです。

 
専門性は必須だね!

気になる方は、「ミイダス」などで自分の適正年収を調べてみるのもよいでしょう。

無料で10分程度で調べることができます。

ミイダスとは

適正年収診断と仕事探しが同時にできるサービスです。

「株式会社パーソルキャリア」が運営しています。

ただし、ハイクラス求人は非公開なことが多いので、必ずエージェントも登録してくださいね。

(転職エージェントは担当者がつき提案や相談にのってくれるサービスです【無料】)

また、「ハイクラス」と似た言葉に「エグゼクティブ層」という言葉が使われることもあります。

これらはほぼ同じ意味ですが、ニュアンスとして「エグゼクティブ」は「経営幹部」という意味として使われる傾向があります。

そのため、教員からの転職としては「エグゼクティブ」よりも「ハイクラス」のほうがマッチする可能性は高いでしょう。

ハイクラス転職に必要な要素とは?

続いて「ハイクラス転職に必要な要素」について見ていきましょう。

ハイクラス転職で求められる代表的な要素は以下のようなものです。

  • 専門性
  • コミュニケーション力
  • マネジメント力

教員が強みにしやすいのは「教育の専門性」「教科の専門性」「コミュニケーション力」などが代表的なものでしょう。

一方で、「マネジメント力」については、民間での経験がないと、アピールしにくいポイントかもしれません。

しかし、分掌や学校間で、生徒や先生方をまとめる経験が豊富な方は、「マネジメント力」についても一定のアピールが可能です。

次に紹介する「ハイクラス転職3つのポイント」で整理していきましょう。
(「教員の強み」を詳しく知りたい方は以下の記事も見てみてください。)

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教員の強み

教員からのハイクラス転職3つのポイント

では、教員からのハイクラス転職に必要なポイントを紹介していきます。

① 教員としての強みを知る

まずは教員としての強みをしっかりと理解することが大切です。

転職の際に、教員の強みとしてよく挙げられるものは

  • 幅広い年齢に対応するコミュニケーション能力
  • プレゼンテーション能力
  • 幅広いパソコンスキル
  • マルチタスク処理能力
  • 集団をまとめるマネジメント力

などがあります。これらは多くの先生方が持っている能力です。

教育業界にいると気がつきませんが、教員のようにハキハキと話せる人は少数派です。

教員としては普通でも、外からみると特筆している能力というのは本当に多いです。

外から見たときの自分の能力を客観視し、経験談などを踏まえ言語化しておくと、他と差別化ができるでしょう。

② 自分の強みを知る

ハイクラス転職を狙うなら、「教員としての強み」だけでなく「自分自身の強み」もアピールしたいところです。

具体的には

  • 教育に関する専門性
  • 教科に関する専門性
  • 所属する現場の知識

などが挙げられるでしょう。

特に教育業界への転職であれば、元教員という強みはフルに発揮されます。

独自にアピールできる教育の専門性があれば、非常に大きな強みとなるでしょう。

また、教科に関する専門性がある場合も、ハイクラス転職に大いに役立ちます。

特に英語などがわかりやすい例でしょう。

このサイトにも英語教員から一部上場企業へ転職したかたのインタビューがあります。

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英語教諭からの転職体験談

この方は、英語スキルを活かし、海外の方ともコミュニケーションをとれることをウリに転職を成功させています。

先生方がそれぞれ持つ強みは異なります。

それを言語化し、アピールすることが成功のポイントです。

最後は、「所属する現場の知識」です。これは本当に大きな強みになります。

 
どういうこと?

例えば、「教員の負担を減らすサービスを作るIT企業」にとって大切なことは、「教員の仕事の何が負担か」を知ることです。

この情報を知る「元教員」というのは、喉から手が出るほど欲しい人材です。

もっと細かく言えば

  • 公立
  • 私立
  • 特別支援

さまざまな場所でさまざまな悩みがあります。

自分が所属していた現場の知識を上手に生かすことが、ハイクラス転職を成功させるポイントとなるのです。

③ 転職エージェントを知る

転職エージェント

ハイクラス転職にはエージェントが必須

ここからは、ハイクラス転職に必要なエージェントについて解説をしていきます。

 
エージェント?

そうです。転職エージェントとは、担当者がついて、無料で転職相談に乗ってくれるサービスです。

通常、転職エージェントを利用するメリット

  • 自分に合う企業を調査・提案してくれる
  • 企業との交渉・日程調整をしてくれる
  • 転職相談全般にのってくれる

などになります。

これらのメリットがあるため、転職者の9割以上が、エージェントを利用するのですね。

しかし、教員からのハイクラス転職を狙うには、これ以上に転職エージェントを使うメリットがあるのです。

それはハイクラス求人は、「非公開なことが多い」ということです。

ハイクラスの求人は、一般の検索では出てこないため、転職エージェントに登録して紹介してもらうしかないのです。
(知り合いに紹介してもらう場合を除く)

そのため、ハイクラス転職を考える方は、必ず複数の転職エージェントに登録するようにしましょう。

 
なぜ複数登録が必要なの?

理由は次の2つです。

  • エージェントによって持っている求人が違うため
  • 多角的な意見をもらうため

1つめは、「エージェントごとに、持っている求人が違うから」です。

転職は出会いが非常に大切です。

出会う企業は大いにこしたことはありません。そのため、複数のエージェントに登録し、さまざまな企業を提案してもらうことで、成功に近づくのです。

もう一つは、「多角的な意見をもらうため」です。

エージェント使うと担当者がつきますが、この担当者との相性が必ず合うとは言えません。

複数の担当者と相談することで、バランスのとれた意見をもらうことができるのです。

注意①

担当者によっては「とにかく早く転職させよう」と考える人もいます。

あなたが転職すれば、企業からエージェントに報酬が入るからです。

そのような担当者の意見には、流されないようにしましょう。

では、おすすめの転職エージェントを紹介していきます。

ハイクラス転職におすすめなエージェント

JAC リクルートメント

jacリクルートメント

JACリクルートメントの長所は「ハイクラス向け求人の充実度」です。

年収600万円以上など好条件の求人を多数保有していおり、ハイクラス人材を求める企業と転職者のマッチングも得意としています。

また、転職のサポートが無期限であることも魅力です。エージェントによってはサポート期間が定められていることも多いのです。

JACリクルートメントはサポート無期限のため、「とりあえず登録」ということも可能となり、転職活動の戦略を広げていくことが可能となるでしょう。

デメリットとしては、「ハイクラス以外の求人は少なめ」であることです。

そのため、次に紹介するマイナビエージェントも合わせて登録をしておくと、デメリットを解消できます。

登録は無料で簡単

マイナビエージェント

マイナビITエージェント

続いてはマイナビエージェントです。

マイナビエージェントは、ハイクラス特化のエージェントではありませんが、ぜひ登録をしてほしいエージェントです。

メリットは「サポート期間無期限」であることです。これにより、「とりあえず登録」が可能で、転職戦略を膨らませることができます。

また、「幅広い求人数」をもつので、日本全国のさまざまな求人を網羅的に探すことができるのです。

また、「職務経歴書」や「面接」のサポートも手厚いので、jacリクルートメントと合わせて使うことにより、互いの弱点を補うことが可能になるのです。

登録は無料で3分

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト

基本的には、先ほど紹介した2つを登録しておけば問題ありません。

私が先生方にとった転職100人アンケートを見ても、2つ登録しておけば、少なくはありません。

(↓100人アンケートの結果)

エージェント利用人数公式サイト
mynavi-agent

マイナビ
71人マイナビ公式
recruit_agent

リクルート
63人リクルート公式
doda

doda
33人doda公式
jacリクルートメント

JAC
11人JAC公式
pasona

PASONA
9人PASONA公式

しかし万全を期すなら、リクルートダイレクトスカウトも登録しておきましょう。

こちらも、ハイクラスの特化したエージェントであり、高待遇の求人を紹介して貰ったり、適確なアドバイスを聞いたりできる可能性が高いです。

また、より専門的で転職の要望を叶えられる求人の提案が受けられます。合わせて登録しておけば万全でしょう。

リクルートダイレクトスカウトはこちら

これで、「教員からのハイクラス転職」に関するまとめを終わります。

ここの記事の内容が、みなさんの幸せにつながることを祈っています。

最後に、転職アンケートからの、面白いデータを紹介して締めとさせていただきます。

転職に対する恐怖心
後悔はあるか

転職に関する恐怖心は多くの人が感じますが、乗り越えてしまえば、良い結果にまとまることがほとんどです。

また、失敗したなら、もう一度転職したり、教員に戻ったり、今は自由がきく時代です。

成功と失敗

先生方の新たなチャレンジを、心より応援しています!

 
またねー!