【教員を辞める】決心する際の4つのポイントを元教員が解説

  • 教員はもう限界⋯。
  • やりがいだけでは続けられない⋯。
  • でも、辞めて良いのかわからない…。

この記事は、こんな悩みを抱える方へ向けて書かせていただきました。

自己紹介

さわにい」と申します。

元中学校理科の教員です。公立中学校で11年勤務しました。

過労で倒れ教員を退職。その後はIT企業に転職。

現在はフリーランスとして活動をしています。

この記事を読んでいるあなたは、教員を辞めようか続けようか悩んでいる人が多いかもしれません。

まず前提としてお伝えしたいこと。それは

あなたが教員を辞めて後悔しても、誰も責任を取りません。

同様に、教員を続け人生に後悔しても、誰も責任を取りません。

ということです。

 
確かにそうだね…。

みなさんの周りの人は

  • 続けろ
  • 辞めろ
  • もったいない
  • 今どき教員?(笑)

など、さまざまな意見を言う人がいるでしょう。

この記事は私の「経験」「失敗」「調査」からできています。

ぜひ参考にしていただきたいですが、最後は「自分で決める」という気持ちを持っていただきたいです。

あなたが不幸になろうと、幸せになるチャンスを逃そうと、誰も責任をとらないのですから…。

少し脅かすようなスタートになりましたが、気を楽にして読んでいただければ幸いです。

 
それではスタート!

教員の転職は難しくない

先輩

教員は優秀

まず知っていただきたいことは「教員の転職は難しくない」ということです。

これは、意外に感じる人も多いかもしれません。

ですが、私が人に聞いたり、アンケート取る限りでは、教員からの転職は難しくありません。

なぜ難しく無いのか?

1つ目の根拠は「教員は優秀だから」です。

みなさんは学生時代、比較的成績が良かった人が多いのではないでしょうか?

教員の偏差値は、だいたい55〜60くらいです。これはかなり優秀ですよね。

日本人の半数は偏差値50以下です。もちろんそのような方々も立派に働いています。

つまり、優秀な教員が民間で働けないわけがないのです。

成績で決めつけるなんて、乱暴だとは私も思います。

しかしこれは、1つの事実なのです。

私がアンケートをとったぽにょんさんも、「教員は能力が高いので、転職に自信をもってほしい。」と言っていました。

アンケート結果

次の図は、私がランサーズで教員からの転職者100人にアンケートをとった結果の一部です。

教員からの転職は難しい?
転職に対する恐怖心

この図をみるとわかるように、教員からの転職は恐怖心は強いものの、実際にはそれほど難しくないことがわかります。

また、教員は転職をすると後悔が少ないことにも注目です。

後悔はあるか

もっと詳しく見たい方は、以下の記事を見てください。

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教員からの転職体験談まとめ

このように、教員からの転職は難しくないのです。

ただし

転職をする際「給与面」のみは妥協した方が良いと思います。

ここを妥協できないと、転職の難易度は上がると思います。

転職後、しっかりとキャリアを積むことで、教員の給与を超えることは難しくないので、一度は妥協し、キャリアを積むことがおすすめです。

結論

教員からの転職は難しくなく、後悔する人も少ない。

教員にはいつでも戻れる

教員を辞める決心をする2つ目のポイントは「教員にはいつでも戻れる」ということを知ることです。

仮にみなさんが教員を辞め、強く後悔をしたとします。

そのとき未来のあなたはどうするでしょう。

そう。教員に戻ればいいのです。

幸か不幸か、これから数年間は、教員は不人気職として低倍率が続くでしょう。

つまり、教員に戻ることはとても簡単なのです。

 
でも戻ったら、馬鹿にされない?

それはもう、受け入れるしかないと思います。それが嫌なら、転職をしないほうがいいでしょう。

でも、個人的には、一度民間に出た経験は、教員としても必ず役に立つと思います。

成功と失敗

教員→民間→教員。素晴らしい選択ではないでしょうか。

(ただ、民間から教員に戻る人は極めて稀ですが…。)

他の仕事を探してみる

教員を辞める決心をつける3つ目のポイントは、「他の仕事を探してみる」ということです。

 
仕事ってハローワークで探すの?

仕事を探すには「転職エージェント」「転職サイト」の2つを使うことが基本です。

 
これらは何が違うの?

転職エージェントは、登録すると担当者が自分に合った仕事を提案してくれるサービスです。

  • 仕事内容
  • 給与
  • 働き方

などの要望を伝えるだけで、求人を提案してもらえます。さらに、面接対策や履歴書の書き方なども指導してくれます。

無料なので、必ず利用したいサービスです。(転職者の95%以上は利用していると思います。)

いろいろなエージェントがありますが、「doda 」に登録をしておけば心配ありません。

dodaは業界最大級の求人数をもち、「全年代・全業種・全地域」に対応しています。

さらに教員・公務員の転職にも強く、教員からの転職には最適です。個人で転職活動をするのはリスクが高すぎるため必ずエージェントを利用しましょう。

転職エージェントを詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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転職サイトと転職エージェント

完全無料!登録は3分!

転職サイトは自分で求人を気軽に検索できる、無料のサービスです。

昼休みや寝る前のスキマ時間に、気軽に求人を探せることがメリットです。

デメリットは、非公開求人は検索できないこと。(エージェントなら教えてもらえます。)

面接対策、履歴書対策、企業の調査、交渉などをすべて自分一人で行わないといけないことです。

「とりあえず」求人を眺めるには効果的ですが、本気で転職するならエージェントに登録をしましょう。

おすすめの転職サイトは「リクナビNEXT」と「ミイダス」です。

リクナビNEXTは求人数が最大規模で、ミイダスは適正年収などを診断しながら仕事を探すことが可能です。

ぜひ、利用してみてください。

注意

転職エージェント側は、転職が成功すると、企業から報酬がもらえる仕組みです。

無理やり転職をさせる担当者もいるそうなので、複数のエージェントと丁寧に相談し、エージェントに利用されないようにしましょう。

最後に転職エージェントと転職サイトの違いをまとめておきます。

転職エージェント転職サイト
サポート転職業界のプロが個別にサポートサイト内の情報を自分で検索
確実性書類や面接の対処法、企業ごとの対策をレクチャー調査から対策まで自分次第。
気軽さ登録後にこちらの要望を伝える必要あり自分で検索して探すことができる。
求人数多い。非公開求人もあり。多種多様な求人がある。
手間要望を伝える必要はあるが、自分での企業選定が必要ない。要望は伝えないで良いが、すべて自分で調査。

他の仕事を探してみると、興味がある仕事が見つかり、教員を辞める決心もつくと思います。

良い求人はすぐに無くなってしまうので、早めに探すことをおすすめします。

絶対に健康なうちに辞める

健康

教員を辞める決心をする4つ目のポイントは「健康なうちに辞める」ということです。

これは、私自信の経験から強くおすすめさせていただきたいポイントです。

一度体調を崩してしまうと、最悪生涯にわたって影響がでてしまうことになります。

私も体調を崩し教員を辞めています。

2年経った今も、昔の半分程度の力でしか働くことができません。

こうなってしまうと、復職・転職は極めて難しくなります。

心身に違和感を感じている人は、ぜひ早めに休んだり、転職を考えてほしいです。

身体を壊しても、数ヶ月は同情してくれますが、次第に邪魔者扱いになっていきます。

誰も責任をとってくれません。ぜひ、勇気をもって休みをとってほしいです。

まとめ

以上で「転職を決心する際の4つのポイント」の話を終わります。

チェックポイント

教員の転職は難しくない

教員にはいつでも戻れる

他の仕事を探してみる

健康なうちに辞める

もちろん「教員を続ける」という選択肢もあります。

教員という仕事は、人生を捧げるにふさわしい素晴らしい仕事だと、辞めた今でも思います。

どのような結論になるにせよ、この記事を読んでくださったみなさんの1年後は光輝いたものになることを心よりお祈り申し上げます。

 
またねー!
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