子どもは現在中学生。まわりの子は塾に通っている生徒も多いけど、本当に塾って必要なの?
- 塾が必要ない子はどんな子?
- 塾に通った方がいいのはどんなとき?
- 受験の合格には塾は必要ない?
この記事ではこのような疑問に元教員である私が回答します。
この記事を読めば、これらの疑問がバッチリ解決しますよ!
よろしくお願いします!
それでは解説を始めます。
塾が必要ない子はどんな中学生?
まずは塾が必要ない子の特徴を紹介します。
塾が必要ない生徒の特徴は以下のとおりです。
- 自分で家庭学習ができる
- 学校の先生とコミュニケーションがとれる
- 学校以外で進路の情報を必要としていない
それぞれ解説をしていきます。
自分で家庭学習ができる
塾が必要ない生徒の特徴。
最大の特徴は「自分で家庭学習ができる」ということです。
自分で家庭学習ができる?
その通りです。
実は
塾に通う最大のメリットは「強制的に学習ができる」ことなのです。
塾の料金の半分はコレだと考えてください。
つまり、自分一人で学習をすることができれば、塾に通うメリットはあまりないと言えるのです。
でも塾に通うと、効率よく勉強できるでしょ?
実は塾に通うというのは、それほど効率が良いわけではありません。
例として、塾に通った場合に発生するムダな時間をリストアップしてみましょう。
- 塾に通う準備時間
- 行きの移動時間
- 授業が始まるまでの待ち時間
- わかりきった説明を聞く時間
- 全くわからない内容を聞く時間
- 帰りの移動時間
このように塾に通うためには、かなりのムダな時間が発生してしまうのです。
おそらく、1回30分程度はムダな時間が発生してしまうでしょう。週3回通うとすると、月に6時間ムダにしていることになります。
6時間は大きいね…。
さらに家庭学習では、自分が学習したいところをピンポイントで学習することが可能です。
塾ではわかりきった説明を受けたり、反対に全くわからない説明を聞いたりと、意外とムダが多いのです。
塾よりも家庭学習の方が効率が良い点は多数あるのです。
その証拠に成績が良い生徒は、例外なく家庭学習が得意です。
逆に言えば、家で学習ができない生徒は、塾に通うとメリットが大きいのですね!
家で勉強したいけど、できれば塾に通わせたくない場合はどうすれば…?
まずは毎日15分など、短い時間から習慣化させるとよいでしょう。
内容の簡単なもので構いません。ただし、毎日決まったタイミングで学習を継続できるように習慣化させてください。
大変ですが
保護者も一緒に勉強してあげるくらいの気合いが必要です。子ども任せで学習習慣を身につけることはかなり難しいです。
毎日15分が身につけば、時間を増やしていくことはそれほど大変ではありません。
ぜひ習慣づけを目指して頑張ってみてください。
もしくは、通信教材を利用してみるのもおすすめです。
現在の通信教材は勉強に取り組みやすい工夫が施されています。
例えば進研ゼミは、タブレット型の学習スタイルか、テキスト中心の学習スタイルかを選択可能。
難易度も選択可能です。
進研ゼミはちょうど1回15分で取り組めるため、毎日の学習習慣をつけたい中学生にもおすすめです。
少しずつ取り組めるのは嬉しいね!
詳しい記事は以下をご覧ください。
また、中学生向けの通信教材の一覧を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ただし、通信教材はたくさんあるので、迷ったら進研ゼミが無難です。
通信教材を上手に活用できれば、塾の半分以下の値段で勉強に対する悩みを解決することができます。
興味がある方は、塾に通う前に一度チャレンジしてみてもよいでしょう。
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学校の先生とコミュニケーションがとれる
塾に通う必要が無い子の特徴。2つ目は「学校の先生とコミュニケーションがとれる」ということです。
学校の先生とコミュニケーション?
そうです。塾に通うメリットとして「わからない問題を先生に質問ができる」ということがあります。
しかしこれは、学校の先生に質問できれば、解決する問題です。
そのため学校の先生に質問できる生徒は、塾に通う必要性がさらに少なくなるのです。
学校の先生でなくとも、兄弟や友人などに質問するのも良いでしょう。
とにかく塾以外で、わからないところを解決する方法をもっていると心強いのです。
うーん。相談できる人がいない場合、上手い方法は無い?
そのような場合、私のおすすめはラクモンというアプリ利用することですね。
ラクモンとは、わからない問題をスマホで撮影して投稿すると、解答や解説が返ってくるサービスです。
ラクモンは課金が必要なアプリですが、初めの3回だけは無料で質問ができます。
何かと時のために、とりあえずダウンロードをしておくのも良いでしょう。
ベストは学校の先生とコミュニケーションが取れることですが、勉強に詰まったときの対策を多く用意しておくと、塾の必要性をさらに下げることができます。
学校以外で進路の情報を必要としていない
学習塾は勉強だけでなく、進路に関するアドバイスも行なっています。
そのため、学校側だけでなく、塾からもアドバイスをもらいたい生徒は塾に通うメリットが大きくなります。
反面
学校からの情報で十分な生徒は、塾に通うメリットは薄いでしょう。
やはり情報は多い方がいいよね。
そうですね。ただ、元教師の私の経験から言うと、学校側は歴代の先輩方の膨大なデータをもとに、かなり正確な進路情報を提供しています。
なので基本的には学校側からの情報だけでも十分ですよ。
ただし学校側は基本的に「安全策」をとる傾向にあります。
あまりチャレンジを進めないのです。(学校としては正しいと思いますが)
一方塾は、積極的にチャレンジを進めるところも多いです。(これは上位校に合格した方が塾の実績になるからでしょう)
私も教員時代「塾の先生には合格できるって言われました!!」みたいな保護者や生徒と何度か話をしたことがあります。
もちろんどの高校を受験するのか決めるのは家庭です。
たくさんのアドバイスが欲しい場合は、塾にアドバイスをもらうのも一つですね。
ちなみに進研ゼミでも進路情報は受け取れるよ!
まとめ
以上、塾に通う必要がない子の特徴でした。
- 自分で家庭学習ができる
- 学校の先生とコミュニケーションがとれる
- 学校以外で進路の情報を必要としていない
特に家庭学習ができるようになると、100万円レベルでお金の節約になります。
もちろん塾に通うのも良いですが、塾なしにチャレンジしてみるも良いでしょう。
塾の必要性を考えるポイント
続いて、塾の必要性を考えるポイントを紹介します。
ポイントは以下の通り。
- 子どもが目標をもって塾に行きたいならあり!
- 塾に入れないと勉強しない。←コレ大丈夫?
- 保護者の満足のために塾に入れようとしない
それぞれ解説をしていきます。
子どもが目標をもって塾に行きたいならあり!
そもそも子どもが塾に行きたがっているかどうかは大切なポイントですね。
子どもが自ら目標や課題をもって、塾に通いたいと言うのであれば、通わせるのはアリだと思います!
確かに効果がでそう!
合わせて塾がない日は家庭で学習することも約束させてもいいでしょう。
塾の料金は安くないのですから、子どもは子どもで頑張る姿勢を見せる必要があるでしょう。
塾に入れないと勉強しない。←コレ大丈夫?
塾の最大のメリットとして「強制的に学習ができる」ということを挙げました。
家庭学習ができない生徒は、塾に通うことで強制的に勉強時間を確保することができるでしょう。
それはもちろん非常に良いことです。ですがいつまでも塾だけでしか勉強できないのも問題です。
いずれ自主学習をしていく力は必要になります。
まずは塾で勉強を始めるのもよいですが、家庭学習から目をそらさないことも大切ですよ。
保護者の満足のために塾に入れようとしない
子どもの勉強が心配な場合、とりあえず塾に入れることで保護者が安心しようとしてしまいがち。
けれど大切なことは子どもの成績を上げることです。
- 保護者の安心
- 子どもの成長
この2つはかなりかけ離れています。
塾に入れれば、自動的に成績が上がるほど簡単なものではありません。
塾の加入動機が、保護者の安心のためだけになっていないかは一度チェックをしておきましょう。
そして塾に入れても成績が伸びなかった際は、パニックになったりどこかに八つ当たりするのではなく、子どもの成長を願い、新たな手立てを落ち着いて考えてあげてくださいね。
保護者がしっかり支えてあげることが特に受験では大切だよ!
塾に入らなくても高校受験に合格できる?
さて、塾に入らなくても高校受験に合格できるのかどうか、不安を感じる保護者も多いでしょう。
結論。塾に入らなくても高校受験の合格は十分に可能です。
文部科学省の調査では、中学生の通塾率は約61%※という結果がでています。
地域や年代によって若干の差はありますが、中学生の約40%は塾に通っていないということになります。
※『子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告』|文部科学省より
また、私のYouTubeで中高生2,000人に聞いたアンケート結果では、通塾率は約48%となっています。
やはり塾に通っていない生徒もかなりいることは間違いありません。
単純に塾に通わないからといって、不安になる必要は全くありません。
塾にいっていないと、塾ではとんでもなく成績が上がる授業をやっているのではないかと考えてしまいますが、そんなことはありません。
あまりにも不安な場合は、月額2,000円で利用できる、スタディサプリを利用して、日本一の授業を体感してみるといいでしょう。
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塾に行かないで高校受験に合格する方法は、以下の記事で詳しく解説をしています。
まとめ
これで塾が必要ない中学生の解説を終わります。
結論としては以下の3つの要素を満たしていると、塾の必要性は減少します。
- 自分で家庭学習ができる
- 学校の先生とコミュニケーションがとれる
- 学校以外で進路の情報を必要としていない
もちろん初めからこれらの要素をバッチリ満たす中学生などいないでしょう。
日々の生活の中で、少しずつこれらの力を高めるよう意識していただけると幸いです。
このサイトでは、勉強法やおすすめの通信教材について詳しく解説をしています。
またいつでも遊びにきてね!
みなさんの成績アップを、こころよりお祈りしています。
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