大阪府立天王寺高等学校の受験を検討中。だけど
- 天王寺高等学校はどんな学校?
- 天王寺高等学校の偏差値は?
- 天王寺高等学校の口コミ・評判は?
これらを事前に知りたいという方も多いでしょう。
天王寺高等学校の偏差値は75です。
この記事では元教員の私が、天王寺高等学校の特徴や偏差値、合格への近道について詳しく解説をしていきます。
参考にしていただけると幸いです。
大阪府立天王寺高等学校の基本情報
天王寺高等学校は、明治29年(1896年)に大阪府第五尋常中学校として創立され、創立127年目を迎える歴史ある伝統校です。
その校風は、「自由闊達 質実剛健」を旨とし、勉学のみならず、多彩な行事や部活動を通して仲間たちと切磋琢磨し、自らを鍛錬する文武両道を実現しています。
学校名 | 大阪府立天王寺高等学校 |
設立 | 明治29年(1896年) |
所在地 | 大阪府大阪市阿倍野区三明町2-4-23 |
アクセス | JR阪和線美章園駅より徒歩4分 |
電話番号 | (06)-6629-6801 |
最寄り駅 | JR阪和線美章園駅 |
大阪府立天王寺高等学校の特徴
天王寺高等学校は文理学科を有する高等学校です。
「全ての教員が魅力ある授業を追求する学校」「全ての生徒が授業を楽しいと感じ、意欲的に参加する学校」を理想として授業の工夫・改善に取り組んでいます。
文理学科
平成28年度から文理学科のみ9クラス360名となり、平成30年度には全学年文理学科となりました。
授業日数の確保によって学力の向上をめざすとともに、多彩な伝統ある行事や部活動にゆとりをもって臨むことができるよう、2学期制を導入しています。
学校設定科目に「創知」があります。情報教育、サイエンスイングリッシュ、ディベートで身につけた素養が「課題研究」で存分に活かされる、「自ら課題を発見し、それを解決する力、成果を発信する力を養う」まさに「知の創出」をめざす科目です。
3年生の時には2泊3日の勉強合宿をおこないます。希望制ですが、例年多くの生徒が参加しています。
大阪府立天王寺高等学校の偏差値
天王寺高等学校の偏差値は75です。
偏差値ランキングでは以下のような結果になります。
大阪府内 | 3位/ 546件中 |
大阪府内公立 | 2位/ 203件中 |
全国 | 22位/ 9,798件中 |
大阪府立天王寺高等学校の難易度
天王寺高等学校の偏差値は75と、かなり高いです。
模試や学校のテストでは、常にトップをキープできる学力が必要になるでしょう。
教科書やワークなどを使い、基礎から丁寧に学習し、苦手をなくしましょう。
その上で、過去問を中心に応用問題にチャレンジするとよいでしょう。
天王寺高等学校の進学実績
東京大学 京都大学 北海道大学 東北大学 名古屋大学 大阪大学 九州大学 一橋大学
東京工業大学 早稲田大学 慶應大学 上智大学 東京理科大学 明治大学 青山学院大学 立教大学 関西大学
関西学院大学 同志社大学 立命館大学 など
天王寺高等学校の口コミと評判
天王寺高等学校の口コミと評判を紹介します。
行事に、クラブ活動、勉強と毎日忙しそうですが、子供が毎日楽しく通っており充実した高校生活を送れていると思います。
授業参観も行きましたが、先生方もレベルが高く、きめ細やかに指導してくださっているようで安心して通わせています。
高校で勉強を頑張りたい人にはぴったりな学校です。行事は多彩で部活動も活発な印象で充実した学校生活がおくれると思います。ただ、周りの高校生と比較するとなんともいえない芋っぽさが出てしまう生徒が多いのは事実です。1番の良い点は本当に良い先生が多いことです。生徒思いで行事にも協力してくださる方ばかりです。生徒も良い人が多く、いい仲間が出来ます。
個性豊かな人があまりにも多いため、どんな人でも受け入れられる温かい学校です。勉強もするけど高校生活を思いっきり楽しみたい!とゆう方におすすめです。行事がやたらと多いので行事が苦手、勉強に専念したいという方には向かないと思います。忙しいですが、充実した高校生活が送れることは間違いないです!!
参考:みんなの高校情報
続いて天王寺高等学校に関するXのポストを紹介します。
天王寺高等学校の制服
天王寺高等学校の制服は、男女ともブレザーです。
式典や校外の研修会などで着用します。
天王寺高等学校出身の有名人
天王寺高等学校出身の著名人は以下の通りです。
木村正人 | ジャーナリスト |
藤本信之 | ドラマー |
岡田武史 | サッカー日本代表元監督 |
橋本英郎 | 元サッカー日本代表 |
湯浅明彦 | サンテレビアナウンサー |
他にも多数の著名人が天王寺高等学校出身です。
天王寺高等学校に合格するためのポイント
最後に難関と呼ばれる高校に合格するためのポイントを紹介します。
難関校に合格するためのポイントには、以下のようなものがあります。
- 正しい学習スケジュールを知る
- 成績が上がる勉強法を身につける
- 合格できない!ときの成績ブースト法を知っておく
それぞれ解説をしていきます。
正しい学習スケジュールを知る
まずは受験に失敗しないためのおおまかなスケジュールを把握しましょう。
まず中学1、2年生では基本をしっかりと定着させることが大切です。
1、2年生の土台がそのまま3年生での成績の伸びに直結してくるからです。
逆に言うと、1、2年生で苦手教科ができてしまうと、それが致命傷になりかねません。
苦手教科とは、ライバルと比べ1〜2割点数が低くなってしまう教科です。1、2年生での苦手の穴は、3年生になると確実に広がります。
特に英語と数学は克服に時間がかかりますので、早めに対策をするようにしましょう。
英・数を中心に苦手教科をつくらないことが大切なんだね!
また、基本を押さえ定期テストで高得点をとることは、内申点にも大きな影響を与えます。
内申点に関しましては、私が企業向けに書いた以下の記事をご覧ください。
よほど勉強が得意な生徒以外は
1、2年生のうちに3年生の授業を1人で先取りする必要はありません。
わざわざ3年生になれば先生に教えてもらえる内容を、自分で調べながら進めるのは効率が悪いからです。
それよりも、1、2年生の範囲を完璧にすることを目標としましょう。
同時に、3年生になる前に模試を受けて、志望校との距離を把握しておきましょう。
模試を受けると苦手教科の把握や、モチベーションにもつながるね!
そうですね。定期テストだけだと、担当の先生のクセなどもありますので、模試受ければ実力がよくわかりますね!
受験勉強(応用問題への取り組み)は、遅くとも2年生の3学期には本格的に開始しましょう。
「3年生になったら始める」はよくある失敗パターンです。
特に公立中学校は3年生になると、最上級生として役割が増えたり、クラス替えや修学旅行でばたばたします。
部活動の時間も春〜夏は長いところが多いです。
その点2年生の3学期は部活動の時間や行事が少なく、慣れたクラスで安定をしています。
受験にはスピード違反もフライングもありませんので、できるだけ早くはじめて欲しいのですが、遅くとも2年生の3学期には始めましょう。
受験に間に合わない!人向けの対処法は後述!!
3年生になったら、日々の授業を大切にしながら、より多く応用問題にチャレンジをしていきます。
特に夏休みを過ぎたら、模試や過去問などに多く取り組みましょう。
その中で解けなかった問題はしっかりと復習し、どんどん苦手を克服していきましょう。
過去問を入試直前に挑戦する人がいますが、あまり意味はありません。
解ければ自信になりますが(それでも本番解けるという確証はない)、できなかった時の不安や焦りを抱えるデメリットの方が大きいです。
過去問には夏〜秋ころ挑戦し、自分と志望校の距離を把握し、モチベーションに変えるのが正しく効率的な方法です。
効率的に成績を上げる勉強法を身につける
難関校に合格するためのポイント。2つ目は「効率的に成績を上げる勉強法を身につける」ということです。
効率的に成績を上げる?
そうです。日本人は「勉強法」の勉強をしないので、効率の良い勉強法を知っていることは大きなアドバンテージとなります。
ここでは代表的な勉強法の知識を紹介します。
勉強は暗記ゲーム
まず前提として理解して欲しいのは「勉強は暗記ゲーム」ということです。
数学や英語も?
そうです。ほとんどの中学生は『0から「三角形の合同の証明」や「中点連結定理」などを自分であみだす』ということはしないでしょう。
授業で「このような法則がある」と習い暗記し、テストで「この法則を活用すれば解けるな」と考え解くのです。
つまり数学や英語も、解き方のパターンを覚えていくゲームなのです。
ですので問題集に取り組んでいてわからない問題があったら、すぐに答えを見るのが正解です。
そして解き方を暗記し、もう一度自分で解いてみるのです。後日復習し、答えを見ずに解けるようになっていれば成績は上がるはずですね。
もちろん将来的に数学者や研究者になりたいのであれば、1問に2時間3時間でもかけるのも良いでしょう。
ですがほぼ全ての受験生にとって、数学は受験を突破するための道具です。他の教科も同様です。
一生をかけて数学に取り組むのでないのであれば、割り切ってどんどん答えを見て、身につけていくのが早道です。
ほとんどの受験生は、時間が足りないからね…。
頭の中で思い出す作業をする
勉強法としてもう一つ大切なのが「自分の頭の中で思い出す作業をする」ということです。
知識は思い出す作業をくり返すことで定着するのです。
先ほど私は「すぐに答えを見ていい」とお伝えしました。
ですが「答えを見る」→「理解できた」→「終わり」だと勉強の効果はかなり薄いです。
テストで「この問題、勉強したのに解けない」という意味不明なことになります。
これを防ぐためには、答えを見て理解できたら、答えを閉じ、自分で解く作業をすることです。
これで解けば、短期記憶ができたということです。(これを長期記憶にするには、後日再び解く必要があります。)
これは一例ですが、とにかく自分の頭の中で思い出す作業をしっかりと行うことです。
- 答えを隠して問題を解く
- 赤シートで隠しながら単語を覚える
- YouTubeで一問一答動画に挑戦
などが成績が上がる勉強の代表的なものです。
一方、自分の頭で思い出す作業が無いものは、勉強の効率が悪いです。
- 教科書を見ながらノートにまとめる
- 教科書を読むだけ
- 映像授業を見るだけ
これらは成績が上がらない代表的な学習法です。
やりがちだね…。これじゃ成績は伸びにくいんだね…。
ここで紹介したものは勉強法の基本です。ですがこのように、勉強法の知識を身につけることで成績は何倍も伸びやすくなります。
まとめ
以上で天王寺高等学校の紹介、難関高校へ合格するポイントの紹介を終わります。
天王寺高等学校はとても人気で、簡単に入れる高校ではありません。
しかしもし入学することができれば、学習面や友人関係で恵まれた高校生活を送れる可能性が高まります。
さらに、一生ものの実績・自信となることでしょう。
この記事が参考になり、みなさんが春に笑えることを、心より応援しています。
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